復活宣言

 謹賀新年、おめでとうございます。

 昨年から中断していたブログだが、復活させる事にした。さて、旧年中に「新年おめでとうございます」と書きたくないという我が侭が高じて、今朝から賀状書きを始めてしまいまい、ようやく半分ほど書き終えた。社会通念に従えば苦労せずに済ます事が出来るのに、ちょっとばかり引っ掛かりがあるとそれに拘ってしまう。この因業さがなければ、もっと巧い世渡りが出来たと思うのだが、ついつい少数派の獣道に入り込んでしまう。ただ嬉しい事にこの性癖を理解してくれる人が増えてきた気がする。累積度数が増えただけだよときりすてられるかもしれないが。

 年賀状だが、今日届いた分をざっと読んでの感想だが、まだコロナウィルス感染症を気にしている方が多い。オミクロン株なんて、感染力は強いが病原性は強くない。私がワクチンの研究者であれば、弱毒化したウィルスを使う生ワクチンの材料として最適であると考えて明るい未来を語ると思うのだが、マスコミの論調は怖い怖いの連呼で、またもやオミクロンヒステリーを作り出している。もっともADEを考慮すればそういう事もあり得るかと思えなくもないが・・・。この暗い世相を何とかせねばと考えている。大した影響力もない爺ではどうしようも無い。とはいえ、年賀状に一言書き込む文章を明るい色のインクで書く事にした。モルジブの観光地マドゥーガリ島周辺の海の色に似たターコイズブルーというモンブランのボトルインクである。色の語源はトルコ石ーターコイズに由来する。このインクは数年前に廃盤になったのだが、好きな色だったのでで1本キープしていた。その瓶の口を開けたわけである。でもブルーブラックのような落ち着きに欠けるため、不評かもしれない。

 退職して十年余り、山里に引っ込んで八年くらいかな、友人が増えた、来宅する人が増えた。その辺を歩くあいだずっと挨拶をしている。有り難い事にあれこれと貰い物が増えた。先月の二十日過ぎに、栽培していた梨の木を切ったので持って行ってよいという話があった。直系40cm余りで長さは60cm位の木である。重さは60Kg程ある。そのままでは重過ぎるのでチェンソーで半分に玉切りして一旦家に持ち帰る。そこで適切な大きさに割り、再度軽トラに積んで山の薪棚に積む。そして薪棚にあった2年乾燥の薪を自宅の薪棚に移す。いやいや、重労働である。軽トラの積載制限は350Kgなのだが、少なくてもその2倍は積んでいる気がしている。断定的に書くと、知り合いの駐在さんがやって来るかもしれない。でも冬場にこの作業を始めてから、風邪を引かなくなった。ゴミを沢山吸い込むのが免疫強化に良いのかもしれないな。

 2〜3日中にTCA回路についてのブログを再開する予定だが、何を何処まで書いていたのか忘却の彼方という状況、今読み直しています。カイコによる炭素固定に嵌まってしまい、本道から外れているようなので、何とか修正する予定です。そして、生化学という学問を修め、それを信奉している素直な人々の心を掻き乱すような結論へと導きたいと思っています。近日大公開、昭和の映画の宣伝かといわれそうだな。そういえば昔、車を洗う事をせずにすごく汚れた状態で走っていたのだが、後ろの汚れたガラスに「近日洗車予定」と指で書いて走ったら後ろの車の人が笑っていた。今も洗車はほとんどしない。安全を期して、車間をとってもらうために「オミクロン株感染中」とでも書いて走る事にするか。

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書き続ける意欲を無くしかけている

 何から書いていいか、いまだに迷い続けている。色々と書き溜めてはいるのだが、どうも公開するのが憚られるような内容を含んでいるため、下書きが溜まり続けているという事だ。考えるべき論点が多すぎて、なかなかオープンにできるような出来栄えではない。浅学非才である事を自認している身としては、私が考え感じている事が、戯言であり、聞くに値しない陰謀論であれば良いなと願っている。しかしながら、学問的な裏付けを基に考えを進めると、望ましきない未来がやって来そうだという事だ。『つれづれなるままに、日くらし、硯にむかひて、心に移りゆくよしなし事を、そこはかとなく書きつくれば、あやしうこそものぐるほしけれ。』などと言う気分とは懸け離れている。

 数人の人から生存確認の電話があった。ブログが止まったままだけど、生きているか、健康を害しているのではないかという問い合わせであり気遣いでもある。ありがとうございます。憎まれっ子世に憚ると云うように、精神的には少々きついなと思いつつも、身体的にはまあ元気にしています。タケノコイモ、サツマイモ、トウガラシ、柿と渋柿の収穫、そしてジャガイモやジャンボニンニク、ダイコン、タマネギなどの植え付けに追われているだけである。この肉体労働が精神の安定にとても役立っていることを実感している。ブログが止まっているのは、あれこれと書いてきたコロナについての予想が悪い意味で当たり過ぎた事にある。今後の成り行きを考えても、余りにもあって欲しくない未来を予想せざるを得ない。この社会的発狂現象を後押ししている政府とマスコミに限りない怒りを感じているのだが、残念な事にそうした怒りを発言できる雰囲気が次第になくなってきているような気がする。

 当然の事だが、私の意見は世の一般的な意見とは常に大きく異なる。いつも少数派として生きてきたので、個人としての孤独感には慣れているのだが、今回はなんとも空気の匂いが違う。21世紀の世紀末がもう来たような感じがする。

 と書いてから、また4週間近くが経過した。このコロナ騒ぎについて考えに考え続けてきたのだが、今後どんな形で進むのか、余り嬉しくない予想が現実化しそうな状況である。だが、それは書かない。他の人たちが十分に書いているからだ。新型コロナ感染症並びにそのワクチン擬の影響については、前回紹介した荒川央 (あらかわ ひろし)さんが note というブログサイトで連載されている一連のブログ、これを読む事でそれなりの理解は得られればいいなと思う。彼は自然科学者として、陰謀論扱いされないよう、そして恐怖を必要以上にあおる事がないように、学問的事実とそこから導かれる推論を平易に分かりやすく書いている。さらに、科学者として専門外の論点については見事なくらい自制した書き方となっている。実に良心的な書き方であるが、それ故に普通の人が読んだ場合インパクトが今ひとつという感は免れない。彼自身ももどかしく感じているのではないだろうか。

 だが、問題がないわけではない。平易にかいてあるとはいえ、その内容を正確に理解できる人がどれだけいるか。読む側のリテラシーの問題になるのだが、これを考え始めると、頭を抱えてしまう。この問題は誰が書くとしても必ず起こってくる問題で、科学的にわかっている範囲で、良心的に書こうと思えば思うほど分かりにくくなるのである。科学的な事実など無視して、安全だから打て打てというマスメディアの意見の方が、一般人に対してははるかに説得力を持つように聞こえるようだ。もっとも、科学的な事実など無視して怖い怖いと煽る記事も存在する。人類が未だに解明しきれていない免疫と呼ばれる現象、感覚として捉えがたい分子生物学の知識と実験手法、ワクチンという言葉に付随する病気から人を守るものという常識、ワクチンの定義を飛び越えた核酸ワクチン擬、副作用と副反応という用語に伴う誤解と混乱、薬事法に伴う認可システムの暴走、さらには政治家達の無知と危険な政治利用などなどが相まって、まだしばらくは迷走いや暴走を続けるだろう。

 他人のブログを褒め、それを読めと書いて自分の意見は言わないなど、無責任で酷いと思うのだが、言霊をどこかで信じている爺にとって、悲惨な事を書き続ける事は可能な限り避けることにする。

 そうした悲惨な未来が予想できる段階でどうすればいいか、かなり危険な発想だと自認しているがそれを少し紹介したい。とはいえ、読者はこれを信じる必要は全くない。私としては、こんな見解を押し付けるつもりも理解してくれというつもりも全く持ち合わせていない。そんな見方もあるのかなとお話として読んで頂ける方がいれば良いなという程度である。ただ、結論の部分だけは重要であるとと考えている。

 まず、このコロナ感染症とコロナワクチン擬騒ぎの大きな絵を描いたのは誰かという問題である。五人や十人で企画できるような騒動ではない。食糧危機とインフレ、そして環境問題を絡めた現在の状況を考えれば、裏で超絶的な権力とお金を持ち、かつ宗教的な情熱と信念を持った人たちのグループであると考える。この段階でもう陰謀論のレッテルを貼られる事は間違いないとしても、空想を続ければこのグループの人々は、現在に至っても明確な形で表に出てきていないと予想する。私程度の情報しか持たない人間が、このグループの人達を名指しで断定できるはずはない。我々に見えるのは、上のグループが作った計画に沿って、マスコミやネット上で派手に動き回っている下部組織の人たちである。この中には大富豪と呼ばれるグループ、政治家、一部の自然科学者、人文科学者、社会科学社、ビッグファーマと呼ばれる世界的薬品会社のトップ達、そしてマスコミやSNSのCEO達、さらにWHO、FAOなど国際機関のトップたちが存在する。

 さてこれからも妄想が続く。信じてはいけない。このコロナ感染症とワクチン擬騒動についてだが、日本では一段落しているように見えるものの、諸外国の現状を見るとしばらくはもっと激しい混乱が続いて行くだろう。ワクチン擬を接種した人々とワクチン擬を拒否した人々との反目、政府機関によるワクチン擬接種誘導と強制が暫くの間強まるのは間違いない。ただ、ワクチン擬の副作用とされている本反応が顕在化してくるにつれ、政府機関、ワクチン擬を接種した人々、ワクチン擬を拒否した人々の間で相互不信が極限にまで高まってくるのではないかと予想する。誰を信じてよいのか皆目見当もつかない世の中になるだろう。歴史を眺めれば、この形での混乱が起こった国はいくつも存在する。不幸な事だが歴史は繰り返すに違いない。

 こうした相互不信の混乱の中で、どういう形になるか定かには予想できないが、混乱を収める救世主として白馬の騎士が出現すると思う。但し、このホワイトナイトこそが、ホワイトナイト仮面をかぶったコロナ騒動の首謀者だと推定する。そして次に起こるのが、「狡兔死、走狗烹。飛鳥尽、良弓藏。敵国破、謀臣亡。敵国破、謀臣亡」。韓信列伝からの引用だが、きっとそういう現象が起こるだろう。ここまで書けばその後がどんな形で進んで行くのかについては、容易に予測できるのではないだろうか。

 「シェディングと呼ばれる現象が存在する」と発言すると、即座に陰謀論者であると認定されるのだが、残念な事にこの断定は断定する人が無知蒙昧であることを意味しているに過ぎない。もしシェディングと呼ばれる現象を否定するとすれば、ワクチン研究者は全て陰謀論者という事になる。ワクチン研究者にとって、長い間使われてきた生ワクチンの非標的生物に対する影響(感染)が存在する事は常識であるからだ。卑近な例だが、生ポリオ・ワクチンにおいては、免疫が成立した赤ん坊から親にかなり高頻度で感染することがよく知られている。(http://dbarchive.biosciencedbc.jp/archive/diam_safety_literature/LATEST/document/059/059-fulltext.pdf) そうした現象が、新型コロナウィルスに対して作られたRNAワクチン擬においても起こっているのではないかという疑問は、陰謀論でも暴論でもなくきわめて正当な科学的な問いかけである。これを陰謀論として切り捨てる反知性的態度こそが陰謀論である事は間違いないだろう。

 では、この現象が新型コロナウィルスに対して作られたRNAワクチン擬においても起こっているのだろうか。この点については色々な報告が上がっているだけでなく自らの経験も含めて、何らかの現象があるように感じている。あからさまに言えば、ここまで接種した人が増えたという状況下において、新型コロナRNAワクチン擬の影響を免れている人はいないということだ。従って、新型コロナRNAワクチン擬について、接種者と非接種者の対立などあり得ない。この対立を煽っている人たちの無知さに呆れ果てているというのが私の感想だ。我々にとって目下の急務は、新型コロナRNAワクチン擬の後遺症と呼ばれている副反応ではない主反応に対する治療法の確立であろう。スパイクタンパク質という悪意の塊のような毒タンパクの作用を緩和し治療する方法の確立は、作用の発現メカニズムを考えると非常に難しいと思う。とはいえ、分断を煽って扇動する一部の人たちに騙されることなく、冷静かつ知的な対応が求められているというのが私の現状認識である。

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長崎県西海市

 我田引水、何でも自分のことに託つけて考えたり書いたりするようだが、今日以下のようなニュースがあった。

長崎県
長崎県では、西海市で14日夜、近所の人の様子を見に行った民生委員の女性など、70代の女性2人が用水路で見つかり、その後、死亡が確認されました。

 そうなんです。私も民生委員をしているため、先日からの豪雨に際して一人暮らしのご老人の様子と、場合によっては避難の諾否などを確認するために、戸別訪問をした。途中に小さな川が流れているのだが、いつもの小川ではなく落ちたら絶対に助からないほどの水量と流速で流れていた。一旦渡ると、帰れないかもしれない。さらにだが、回ったご老人の家は、ハザードマップでは崖崩れの危険地帯に指定されている。一人で回るのは心細かったので区長と相談の上、いつも持ち歩くことのない携帯電話を持って二人で回ってきた。余りにも強雨が続くので、次の日にも再度訪問した。

 家にいると、携帯電話に緊急速報メールが次々とはいる。でも、その度にアタフタと動けるわけではないし、ご老人方は避難には消極的である。いままでここは安全だった、砂防ダムが出来たのでもう大丈夫だろう、足が痛いので床で寝たら起き上がれない、トイレが近いので他の人に迷惑をかける、何人も集まる場所はコロナが怖い、知らない人たちと一緒では眠れないし落ち着けないなど理由はさまざまだ。本人達の立場に立てば、そうだろうと理解できる。当然の話だが、無理強いなんか出来るはずもない。区長と二人で、何かあった時のアリバイと言い訳作りみたいなもんですなと話しながら帰ってきた。

 アマチュアに毛の生えたレベルの農業でも、実際にやっていると天気予報は欠かせない。薬撒き、肥料撒き、種まき、苗の移植、収穫、どれも天気を見ながらの作業である。では天気予報は信頼できるかといえば、これが思った以上に信頼できない。梅雨明け十日とか秋晴れの期間など、天候の安定した時期であれば予報は当たる。でも、そんな時期であれば、天気図を見るだけで誰でも予報できる。予報が難しい梅雨末期の豪雨、何処で激しい雨が降るか、住んでいる地域の明日の天気はどうなるのかという予報は、余り当たらない。気象庁が出している降雨予報の的中率は70%程度である。何もしなくても絶対当たる時期の日数を引いて計算し直せば、50%程度まで落ちるのではないだろうか。であれば、予報なんてコインを投げ上げる博打と同じである。自己責任で天気図を見るしかないと達観している。

 気象庁を貶しているのではなく天気とはそういうもんだと云っているだけだ。線状降水帯が発生する時刻と位置を事前に正確に予想できると考えるほうが間違っている。ほんの数キロ離れているだけで、片方は洪水で死者が出ているのに、他方は宴会の真っ最中などということは起こるのである。数年前、朝倉市で大水害が起こったのだが、5キロどころか3キロも離れていないのに、そんなことが起こった。筑後川を挟んで浮羽側では大した被害はなかったのに、次の日に見た朝倉側の山肌は崖崩ればかりだった。と書いていたら、雨は降っていないのに高齢者等避難情報が携帯に入った。困ったな、余り頻繁に訪問しても狼老人になってしまう。

 気象庁は今月13日に、小笠原諸島の硫黄島の南にある海底火山である福徳岡ノ場で噴火が起こり、海底からの噴火でありながら噴煙の高さは海面から1万6000メートルに達したと発表した。対流圏をはるかに超える噴煙の高さから見てかなり大きな噴火であったことは間違いないだろう。14日にはやはり小笠原諸島の西之島で、去年8月以来の噴火が起こったそうだ。一つ一つの噴火でどうこう言うつもりはないが、東北大震災以降「富士火山帯」と「霧島火山帯」が活動期に入ったとされている。今回の二つの爆発がガス抜きとして働くのか、それとも箱根山、富士山へと連なる活動であるのかは注意しておく必要はあるだろう。さらにだが、この火山帯の活動が南海、東南海あるいは首都直下型地震と連動する傾向を持つことを考えれば、日時を指定した予知に脅える必要はないと思うが、何らかの備えが必要な時期に来ているような気がする。

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豪雨である

 一昨日から降り始めた雨、まだまだ続きそうだ。小雨になると秋を感じさせ、雨足が強まると梅雨末期を感じさせる雨である。一昨日は雨のため作業を諦め墓掃除に行った。お墓は福岡市の隣の新宮町にあるのだが、余りの雨足の強さに霊園の前で引き返してきた。帰りの高速道路でも強い雨に遭い、70Km/h位で走っても前が見えにくかった。昨日も強い雨が降り続いていたため、区長さんと一緒にハザードマップでがけ崩れ危険地域にお住まいの高齢者宅を回ったのだが、避難勧告が出ていてもなかなか避難を決断する人は少ない。それぞれの人に、それなりの理由があって無理は言えない。

 この所更新が滞っているのだが、理由がないわけではない。盆前で野菜の出荷が忙しい、暑かったので夜中まで体力が残っていない、知人が複数亡くなった、破傷風で入院していた従兄がようやく《2ヶ月半ぶり》に退院したなどなど、落ち着いて座る気分にならなかった。小人であるので、気に掛かることがあると知らず知らず影響されてしまう。まだまだ人間が出来ていないようだ。

 それはそうとしてコロナの問題、予想した通りの泥沼状態に陥ってしまったようだ。近頃周りの人たちもワクチンを接種した人が増えてきたので、ワクチンの副作用についてダイレクトに言うことは控えている。この問題、初めから一貫して科学的な議論が成立していないことに問題があり、その傾向を助長しているのが政府側であることは間違いない。その状況に焦れた反ワクチン派の人々が感情的な議論をネット上に載せることに対して、ワクチン派の人たちが口汚く罵るという場面に飽きてきていた。冷静にデータを見て、自分の知識と思考力で判断して決断する。それしか方法はないのだが、多くの方の判断基準はTVであり、新聞であり、周りの人の目すなわち場の空気である。現在、TVと新聞は政府の広報機関となっているので、政府の言い分と場の空気が判断に際しての基礎となっている人が多い。

 成熟した国民として、政府の政策に従う行為が正しくないとは言わない。気にくわない政策であっても、そういう考えであるのかと無理にでも理解し従う場合もある。多数決とはそういうものだ。但し、政府とはある政党の議員達が構成しているものであり、権力を維持するためであればどんな嘘であってもつく存在である。都合の悪いデータは必ず隠蔽するのが政府だという見方も正しい。政府の行う政策が、どんなデータを基礎として出てきたものであるか、そのデータは正しいものであったとしても、その使い方や読み方が間違っていないかという疑問は常に持っておく必要がある。こうした理性的な判断が出来るかどうかが国民に求められているわけである。

 とは云っても、今回のワクチンの作用機作を理解できる人は少ないだろう。PCRの有用性とともにその限界を理解している人がどれだけいるのか、RT-PCRに至ってはごく少数の人しか分かっていないと思う。Real time RT-PCR になると、自ら操作した経験のある人でないと理解は無理かと思う。さらにだが、免疫現象について(理解しているかどうかは別にして)その有用性を語れる人は時々いるかもしてないが、その危険性を語れる人はごく少数である。通常の人が免疫について持っているイメージは嘘と誤解の塊である。ましてADE現象を正確に理解している国民がどの程度いるのか。何が言いたいのかといえば、この感染症とその対策としてのワクチンについて、理性的に判断するのに必要な知識が、国民の中で決定的に欠如しているという事実である。そこに、ワクチンを推進している人たちの悪巧みが上手くいっている原因があると考えている。

 ではどうすれば全うな判断が出来るのか。公正で的確な判断の出来る知識人の判断に従うしかないと思う。ここ一月ほど、感情的になることなく比較的平易な言葉で現況を説明しているサイトはないのかなと思い、目が疲れ果てるほど探しまくった。ありました。荒川央 (あらかわ ひろし)さんという研究者が note というブログサイトで連載された一連のブログ、これは読むに値する非常に良いものだと考える。私よりはるかに若い人なのだが、実に冷静で理性的に書き進められているので是非紹介したいと思う。これら29本のブログを読んで理解できれば、私を含めワクチンに反対している人たちの論点がはっきりすると思う。

コロナワクチンが危険な理由

29本

分子生物学者、免疫学者として、コロナワクチンについての記事を書いていこうと思います

分子生物学者、免疫学者として、コロナワクチンについての記事を書いていこうと思います

私は分子生物学者で免疫学者です。専門は分子生物学 (遺伝子の生物学) と免疫学です。バイオテクノロジー、ゲノム編集、ウィルス学、細胞生物学なども専門の範囲に入ります。スイス、ドイツの研究所所属を経て現在はイタリアにある癌研究所に所属して研究を続けています。私もこの1年以上コロナのために生活も仕事も翻弄されてきました。そのせいもあってコロナパンデミックは当初から色々情報を追いかけていました。私の専門範囲とかぶるので、コロナワクチンについてはある程度理解出来るのです。 端的に言789荒川央 (あらかわ ひろし)

コロナワクチンが危険な理由 (まずはこの記事を読んでください。 重要な事項はここにまとめています。)

コロナワクチンが危険な理由 (まずはこの記事を読んでください。 重要な事項はここにまとめています。)

コロナワクチンが危険な理由 1)遺伝子ワクチンである コロナワクチンはDNAワクチンまたはRNAワクチンで、コロナウィルスの遺伝子をワクチンとして使っています。遺伝子ワクチンは現在まだ研究途上の実験段階で、人間用に大規模で遺伝子ワクチンが接種されるのも史上初です。これまでのワクチンと違い、遺伝子が細胞内でどれだけの期間残るのか予測できません。場合によっては染色体DNAに組み込まれ、コロナウィルスタンパクを一生体内で作り続ける事になる可能性があります。 2)自己免疫の仕組み4,604荒川央 (あらかわ ひろし)

コロナワクチン接種についてのいくつかの誤解

コロナワクチン接種についてのいくつかの誤解

コロナワクチンについては、テレビや新聞といったマスメディア上やインターネット上で様々な情報や噂が混在しています。そのために様々な誤解をお持ちになっている方達も見受けられます。今までの記事と重複する部分もありますが、巷で見かける誤解をいくつか取り上げてみようと思います。 誤解1)今回2回のワクチンを接種したので、もうコロナにかからない! 今回コロナワクチンを打ったとしても、今後コロナウィルスに感染しなくなるという事はありません。実際にワクチン接種後にコロナに感染したケースは837荒川央 (あらかわ ひろし)

遺伝子ワクチンというもの

遺伝子ワクチンというもの

現在普及しているコロナワクチンのほとんどはDNAワクチンまたはRNAワクチンで、コロナウィルスの遺伝子をワクチンとして使っています。遺伝子ワクチンはまだ研究途上の実験段階で、遺伝子ワクチンが大規模で人間に接種されるのも史上初です。 コロナ「ワクチン」の名称は意訳です。実際に体に注入されるのはスパイク遺伝子の発現ベクターです。もし正しく名称をつけるとすると「トランスジェニックスパイク遺伝子」でしょう。「トランスジェニック」とは外来遺伝子を導入する、という事です。実験的な遺伝子376荒川央 (あらかわ ひろし)

遺伝子ワクチンと自己免疫

遺伝子ワクチンと自己免疫

通常のワクチンでは不活化ウィルスやウィルスタンパクの一部が抗原として使われます。その場合、ワクチンによって選択された抗体が量産され、ウィルスが感染した際にウィルスを攻撃します。 通常のワクチンとは違い、遺伝子ワクチンの手法では接種されるのはウィルスの遺伝子を持つDNA、またはRNAです。ウィルスタンパクを生産するのは私達の細胞です。コロナワクチンを導入された私達の細胞はスパイクタンパクを細胞表面に発現するようになります。ワクチンによって選択された抗体は、ウィルスだけではなく330荒川央 (あらかわ ひろし)

コロナウィルスは昔から居た

コロナウィルスは昔から居た

私がこのブログ内で特に断らずに「コロナウィルス」と言う時は基本的に新型コロナウィルス、SARS-CoV-2を指しています。2019年12月に中国の武漢で最初に確認され、その後世界各地に感染が拡大した急性呼吸器疾患 (COVID-19) の原因と言われているウィルスです。 「COVID-19」が病気の正式な名称です。そしてこの病気を起こすウィルスの正式な名称が「SARS-CoV-2」です。「SARS」と聞くとまず2002〜2004年に流行したSARSを思い起こされるかもしれま358荒川央 (あらかわ ひろし)

ワクチンと抗体依存性感染増強 (ADE)

ワクチンと抗体依存性感染増強 (ADE)

抗体依存性感染増強 Wikipedia 抗体依存性感染増強 (Antibody-dependent enhancement, ADE) とは、ウイルス粒子と不適切な抗体とが結合すると宿主細胞への侵入が促進され、ウイルス粒子が複製される現象である[1][2]。不適切な抗ウイルス抗体は、食細胞のFcγ受容体(FcγR)または補体経路を経由して目標の免疫細胞のウイルス感染を促進する[3]。ウイルスと相互作用した後、抗体は特定の免疫細胞または補体タンパク質の一部で発現されるFcγRに525荒川央 (あらかわ ひろし)

猫とネズミ

猫とネズミ

「実験でワクチンを接種された猫が死亡したという話はデマだ。」「猫が実験動物に使われる事などない。」「猫ではなくてネズミに違いない。」「ネズミだとしたら2年以内に死ぬのは当たり前だ、そもそもネズミの寿命は2年程度しかないんだから。」等といった猫とネズミに関する話をこのところ何度か耳にしましたので、今回はその事について取り上げようと思います。 デマではありませんよ。良い研究がいくつもありますので紹介させていただきますね。以前にも記事内で触れたのですが、ここではもう少し詳しくコロ737荒川央 (あらかわ ひろし)

初の病理解剖から分かった事

初の病理解剖から分かった事

ワクチンを接種したために亡くなったと思われる方の病理解剖の論文が発表されました。論文中で著者自身が触れているように、そういった方の病理解剖の報告は今回がおそらく初めてのケースです。 First case of postmortem study in a patient vaccinated against SARS-CoV-2 Torsten Hansen et al. International Journal of Infectious Diseases. 2021 J2,032荒川央 (あらかわ ひろし)

どうしてコロナワクチンで血栓が出来るのか

どうしてコロナワクチンで血栓が出来るのか

血栓(Wikipedia) 血栓(けっせん)とは、血管内において形成される凝血塊[1]。血栓によって生じる病態を総称して血栓症という[1]。 正常な状態では血液の凝固の促進が体内で調節されており、出血時に血栓を形成して止血される[1]。止血が完了し障害された部位が修復されると血栓は消える。これを線溶作用と言う。しかし、何らかの理由で血液成分や血流に変化を生じると血栓症を発症することがある[1]。血栓が肥厚し血管を塞ぐことにより、血栓が出来た下位の部位で虚血や梗塞が引き起こさ386荒川央 (あらかわ ひろし)

コロナワクチンと不妊

コロナワクチンと不妊

コロナワクチンは妊娠に影響はあるでしょうか? リスク要因をあげてみましょう。 1)まず、筋肉に注入されたコロナワクチンの脂質ナノ粒子は接種部位の筋肉に止まらず、全身を巡回し、特に卵巣に蓄積する事も報告されています。スパイクタンパクが卵巣で発現すれば、ワクチンに選択されて作られた抗スパイクタンパクは卵巣を標的にして攻撃し始めるでしょう。 2)次に、スパイクタンパクそのものの毒性が問題になります。コロナウィルスのスパイクタンパクは細胞表面のACE2を標的にして細胞に感染します320荒川央 (あらかわ ひろし)

ワクチンの副作用が他人に伝染する?

ワクチンの副作用が他人に伝染する?

ワクチンを接種した人がスパイクタンパク質を外部に分泌し、周囲の人間に副反応 (副作用)を他者に起こさせる可能性がファイザー社の文書で指摘されています。実際にワクチン接種者が未接種の家族に副反応を誘発させるケースが報告されています。 Pfizer: Coronavirus vaccine shedding can occur through “inhalation or skin contact” https://www.naturalnews.com/2021-05-03-605荒川央 (あらかわ ひろし)

プロトコルの解釈 (Hiro Satoさんへの返答1)

プロトコルの解釈 (Hiro Satoさんへの返答1)

私がブログを始めた当初の時点では、ワクチンの副反応の伝播についての記事が特にここまでコロナワクチン推奨派の方達による興味とリアクションのウェイトを占める事になるとは予想していませんでした。いわゆるシェディングについては私の中では数あるコロナワクチンの危険性の可能性の中の項目の一つとしての扱いだったのですが、不思議とコロナワクチン推奨派の方達がこの項目に特に強い興味とリアクションをされるのを見て、逆により興味が湧いてきた部分もあります。結果Satoさんに返信させていただくにあた277荒川央 (あらかわ ひろし)

血流中のスパイクタンパクと授乳中の新生児への影響 (Hiro Satoさんへの返答2)

血流中のスパイクタンパクと授乳中の新生児への影響 (Hiro Satoさんへの返答2)

RNAワクチンはよく「mRNA」ワクチンと書かれますが、私にはこの表現は違和感があります。なぜならmRNAは実際には自然には存在しない状態の化学修飾を受けているからです。ワクチンに使われるmRNAのすべてのウリジン (uridine) はmethyl-pseudouridineに置き換えられています。 pseudoは生物学でも時々使われる用語で「偽の」という意味です。「シュード」と呼ばれる事もあります。例えばpseudogeneは偽遺伝子 (ぎいでんし)。以前は機能的だった301荒川央 (あらかわ ひろし)

コロナワクチン副反応の伝播を訴える声 (Hiro Satoさんへの返答3)

コロナワクチン副反応の伝播を訴える声 (Hiro Satoさんへの返答3)

コロナワクチン接種者から他者への副反応の伝播はありうるのか? モデルナ社のmRNA技術のパイオニアであるルイジ・ウォーレン博士自らが「ワクチンシェディングは存在する。ワクチンを接種した人がスパイクタンパクを排出するのは事実だ」とTwitterに書き込みました。(ツイートは本人への理由の説明無しに削除されてしまいました。) INVENTOR of mRNA says Vaccinated People are Shedding, Twitter ‘Doctors’ Fact555荒川央 (あらかわ ひろし)

嘘と統計:数字のトリック

嘘と統計:数字のトリック

嘘、大嘘、そして統計(Wikipedia) 『嘘、大嘘、そして統計』(うそ、おおうそ、そしてとうけい、英: Lies, damned lies, and statistics)は、数字の説得力、特に弱い論証を支えるために統計が使用されることを言い表した表現である。また、相手の意見を証明するために用いられた統計を疑う時に口語的に用いられることもある。 アメリカ合衆国では、この語句は特にマーク・トウェインによって世の中に広まった。トウェインは、この語句を19世紀のイギリスの首相352荒川央 (あらかわ ひろし)

「パンデミック」の謎

「パンデミック」の謎

ウィルス感染症の基準で大切な事は2つ。他人に感染させるか、そして本人に症状があるかです。コロナウィルスの場合は軽症であれば自然に治癒する事も多いですので、治療は重症患者に絞る事になります。 他人に感染させるためには「生きている」ウィルスが必要になります。ウィルスは細胞内寄生体で、細胞内の酵素系を使って自身の複製を行います。ウィルスが「生きている」かどうかは細胞に感染して複製できるかで判定します。私も日常的に細胞生物学の実験でウィルスベクターの細胞への感染実験を行いますが、ウ439荒川央 (あらかわ ひろし)

PCRについて

PCRについて

「パンデミック」の謎 の記事の補足で長いおまけです。 PCR、サイクル、Ct値などはしばしばコロナ関連で耳にするキーワードですが、まずそれらの意味が分からないという方も多いかと思います。今回はそのPCR技術についての解説をしようと思います。少し専門的になりますが、興味のある方は読んでみてください。 PCR法とは簡単に言うと、特定のDNAを増幅する方法です。PCR法はキャリー・マリス博士によって発明されました。マリス博士は、奇しくもコロナパンデミックの直前の2019年に亡くな360荒川央 (あらかわ ひろし)

コロナウィルスPCR検査は適切だったか (ごりらさんへの返答3)

コロナウィルスPCR検査は適切だったか (ごりらさんへの返答3)

こちらの記事 (PCRについて) へのご指摘コメントをいただきました。コメント欄で返信を書こうと思ったのですが、長くなりましたので、3回目になりますが、今回も一つの記事としてアップする事にしました。  一番伝えたいメッセージは最後にありますので、少々長いですがお読みくださいね。 さて、以下ごりらさんからのコメントです。 —————————————————————————- 2397荒川央 (あらかわ ひろし)数字で見るコロナワクチンの薬害+2

数字で見るコロナワクチンの薬害

コロナワクチンの重篤な副作用はアメリカ、欧州、そして日本でも多数報告され続けています。接種が始まって約半年程の間に報告されたコロナワクチン接種による死亡者数は、過去10年に起きたワクチン薬害での死亡者数の合計を超えています。 1) アメリカ SHOCKING JUMP in Vaccine Deaths Reported This Week at CDC-Linked VAERS Tracking Website https://www.thegatewaypundit.424荒川央 (あらかわ ひろし)

ワクチン薬害と因果関係 (ごりらさんへの返答2)

ワクチン薬害と因果関係 (ごりらさんへの返答2)

ごりらさんから再度 こちらの記事 (数字で見るコロナワクチンの薬害) へのご指摘コメントをいただきました。コメント欄で返信を書こうと思ったのですが、長くなりましたので、また今回も一つの記事としてアップする事にしました。  以下、ごりらさんからのコメントです。 —————————————————————————- 参考まで ①因果関係 厚労省Q&Aに記載されている死亡例は基本的316荒川央 (あらかわ ひろし)

コロナワクチンはコロナウィルスよりも悪い?: マサチューセッツ工科大学(MIT)の総説論文から

コロナワクチンはコロナウィルスよりも悪い?: マサチューセッツ工科大学(MIT)の総説論文から

リスク評価について考えてみましょう。例えばある副反応が起こる率が1%だったとします。1%は1%です。これを大した事ではないと捉えるか、大変な事だと捉えるかは、考え方の問題です。 仮に高齢者に特有の死亡率が90%の病気があるとします。病気に対する治療薬はあるが、使用した場合に1%の方に重篤な副作用が生じるとします。この場合には、もともとの年齢と病気による余命を考えると、1%の副作用のリスクよりもベネフィット(利益) が大きく上回る事もあるでしょう。 既に病気になってしまった332荒川央 (あらかわ ひろし)

前例のないワクチン: マサチューセッツ工科大学 (MIT) の総説論文から

前例のないワクチン: マサチューセッツ工科大学 (MIT) の総説論文から

前回の記事でお話ししたマサチューセッツ工科大学 (MIT) の総説論文から。今回はコロナウィルスの遺伝子ワクチンがどのように「前例の無い」ワクチンなのか、という話を紹介します。 Worse Than the Disease? Reviewing Some Possible Unintended Consequences of the mRNA Vaccines Against COVID-19 Stephanie Seneff, Greg Nigh Internationa351荒川央 (あらかわ ひろし)

ワクチン有効率95%は本当か?: マサチューセッツ工科大学 (MIT) の総説論文から

ワクチン有効率95%は本当か?: マサチューセッツ工科大学 (MIT) の総説論文から

マサチューセッツ工科大学 (MIT) の総説論文の紹介の続きです。今回はワクチンの有効率についての話です。 著者は論文中でBMJ誌の副編集長Peter Doshiによるコロナワクチンに対する批判についても触れています。 BMJ誌の副編集長であるPeter Doshiは、ワクチンメーカーがFDAに公開した生データのうち、高い有効性を主張する根拠となるデータについて、2つの重要な分析結果を発表しました(Doshi 2021a、2021b)。 BMJ誌はブリティッシュ・メディ351荒川央 (あらかわ ひろし)

セントラルドグマとmRNA: マサチューセッツ工科大学 (MIT) の総説論文から

セントラルドグマとmRNA: マサチューセッツ工科大学 (MIT) の総説論文から

「セントラルドグマ」と聞くと某アニメを連想する方もいるかもしれませんが、これはれっきとした生物学の用語であり生物学の基本となる概念の一つです。 ファイザー、モデルナのコロナワクチンは「RNAワクチン」です。「RNAワクチンは短期間で分解されるので、人体に悪影響は無い」と言う言葉を目にする事もありますが、実際のところはどうでしょうか。これは、必ずしもそうとは言えない話なのです。本題に入る前に、まずは生物学の基本となる細胞でのDNA、RNAの働きからお話しさせてください。 ヒ439荒川央 (あらかわ ひろし)

mRNAと遺伝暗号 (コドン) : マサチューセッツ工科大学 (MIT) の総説論文から

mRNAと遺伝暗号 (コドン) : マサチューセッツ工科大学 (MIT) の総説論文から

ファイザー、モデルナのコロナワクチンはRNAワクチンです。RNAワクチンはコロナウィルスのスパイクタンパクを発現する事でワクチンとして機能する、という事になっています。コロナワクチンもRNA、そしてコロナウィルスのゲノムもRNAです。では、コロナワクチンのRNAと元々のコロナウィルスのRNAは一体何が同じで何が違うのでしょうか。 スパイクタンパクの量に影響するのはmRNAの安定性とタンパクへの翻訳効率です。今回はセントラルドグマの「翻訳」の機構についてお話しします。遠回りに403荒川央 (あらかわ ひろし)mRNAワクチンはすぐに分解されるのか?+3

mRNAワクチンはすぐに分解されるのか?

ファイザー、モデルナのコロナワクチンは「mRNAワクチン」です。「mRNAワクチンは短期間で分解されるので、人体に悪影響は無い」と言う言葉を目にする事もありますが、実際のところはどうでしょうか。 免疫系の仕組みは大きく分けると「獲得免疫 (acquired immune system)」と「自然免疫 (innate immune system)」の2つです。獲得免疫の主な攻撃要員は抗体やT細胞受容体です。獲得免疫はウィルスや病原菌等の様々な外敵を精密に区別し攻撃するために、592荒川央 (あらかわ ひろし)

思考のススメ: 考えるという事

思考のススメ: 考えるという事

生きていく上で毎日、小さな事、大きな事決めていかないといけません。考えるという事も人間らしさのあかしです。 「誰かの言う通りにする。」それを続けていくと自分の頭で考えなくなっていってしまいます。「上司に言われた。」「友達に言われた。」「近所の人が言っていた。」それはただの他人の意見です。一意見としては参考にするのも悪くないでしょう。「テレビ、新聞で偉い先生が言っていた。」「政府が発表した。」「お医者さんが言っていた。」鵜呑みにする必要はありません。従う事でとりあえずの安心を393荒川央 (あらかわ ひろし)

届きますように

届きますように

私は実際とても口下手ですし、文章を書くのも遅い人間です。 (けれども考える事は好きです。週末は郊外の大きな公園を散歩しながら考え事をするのが私のささやかさな趣味の一つです。) SNSも久しぶりなので不慣れな部分が多いです。そもそも普段の私のペースなら1週間に一度書き込めば良い方だったと思います。そんな自分が今回ほぼ毎日のペースでブログ記事を書いているのには理由があります。 正直焦っているのです。日本ではオリンピックを一つの口実に、コロナワクチンの大量接種が既に始まってし1,044荒川央 (あらかわ ひろし)

 読んでいただければ、私の意見とほぼ同じであることが分かると思う。分子生物学の分野においては彼の方がはるかに詳しそうだ。私は、現在さほど責任のある立場にいないため、イベルメクチンやヒドロキシクロロキンなどによる初期治療を推薦できている点が取り柄かなと思っている。とにかく気合いを入れで読破して欲しい。さらに、ワクチンに含まれるというグラフェンの件については、彼も私もまだ触れていない。私自身、どう判断すればいいのか迷っているからだ。荒川さんもそうだろうと思う。この部分はその分野の専門家がそれなりの見解を示してくれることを願っている。

 まだ外ではまだ強い雨が続いている。被害が出なければよいがと思いながらも、きっと出るだろうと思わざるを得ない雨音である。もうすぐ午前3時、民生委員としての担当地区で土砂崩れなど起きなければ良いのだが、一寸以上に不安である。この歳では、救助に云ったとしても足手纏いになりそうだが、だからといって見捨てるわけには行かない。でも途中の小川を渡ってその地区に行けば、越水で戻れず我々も遭難者となる可能性も十分にある。

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食生活

 春に植えた作物が収穫期を迎えた。とにかく採れ過ぎる。道の駅ではとても売り切れない。必然的に売れ残った作物を食べることになる。

 カボチャ、栗カボチャ系のカボチャを15本くらい植えているのだが、1本から5個程度の実が得られる。ということは75個のカボチャが今あるということだ。味噌汁に入れ、ジャガイモのかわりにカレーに入れ、カボチャサラダにし、天麩羅にし、煮付けにしと、あれこれ消費するようにしてはいるが、とても食べきれない。昨年のこぼれ種から生えたロロンという品種のカボチャも結構良い味をしている。まあ、カボチャだけを食べるわけにもいかず。ペーストにして冷凍庫に保存するしかない。

 ゴーヤ、旬になった。苦味の少ない白ゴーヤと苦味の強いアバシ系のゴーヤがあるのだが、普通のゴーヤ料理だけではなく、白ゴーヤはスムージーにして緑のゴーヤは砂糖菓子にしたりゴーヤ味噌にしたりと目先を変えて食べている。でもとにかく量が多過ぎる。知人に送ってはいるものの、送料がかさんでしまうのが幾分困る。博多の友人たちに持って行きたいと思いはするが、往復の高速料金が4000円近くかかる上に今乗っている車の燃費が8Km/Lではこれまた躊躇せざるを得ない。道の駅でダンピングセールでもしようかと考えている。

 ナス、長ナスと水ナスと白ナスの3種を植えている。煮付けにしたり天麩羅にしたり焼きナスにしたり酢の物して食べている。でも食べる量が少ないのだから消費できる量は限られている。周りの方々も作っているため、店ではダンピング状態が続いてる。味噌汁に入れる場合は白ナスが良い。汁が黒くならず、美味しく食べられる。とは言っても保存は利かない。段々しなびてくるナスを見ながら天を仰いでいる。一寸だけトライアル、干しナスにならないかと試験中なのだが、雨が降ると即中止、こんな天気では試験も出来ない。干しナスならぬ雨浸しナスになりそうだ。

 トウガラシ、どうした気の迷いかトウガラシを150本くらい植えた。品種は大長トウガラシ、大紅トウガラシ、黄トウガラシ、それにやまと紅だったかな。思いがけぬ程うまく育っている。青い状態から辛い大長トウガラシを少しづつ出荷しながら、売れ残ったものを調味料として食べているのだが、なにせ大量に食べるものではない。この先どんどん熟してきたらどうしよう。乾燥果実として売ればいいと思われそうだが、乾燥させたトウガラシの果実を食べる虫がいる。ノシメマダラメイガかなと思っているのだが、これまた同定は難しい。

 雲南百薬、和名はオカワカメ、ツル性の分厚い葉っぱを持つ植物である。何しろ、乾燥に強いし肥料がなくてもグングン育つ。5本しかないのだが、出荷をしながら自家消費に堪えるほど繁殖する。生では少々苦いが、ちょっと湯がけば苦味は消える。味噌汁の具にしても良いし、胡麻和えにしても良い。南方系の植物っぽい気がするが、根っこの上をモミ殻で覆っておけば、−5℃くらいの寒波には耐える。観葉植物としてベランダに置いておき、つまんで夕食の材料にというのもありだろう。秋口からはむかごを付け、これも食べられると聞く。

 それ以外に、ヒユナ、ツユクサ、桑の新芽、水前寺菜、サツマイモの茎などが食卓に上がるわけである。どれも只というのは間違いで、それなりの種代・苗代と肥料代、ガソリン代、農薬代などがかかるわけだが、人件費は考えないので感覚的にはただ同然である。さらに、主食の米、手違いで売りそびれた古々米を食べている。米用の冷蔵保管庫に入れていたため、虫の発生はないし味の低下もほとんど感じない。果物としては、冬に採って冷凍しておいた八朔が先月なくなった。ブルーベリーは豊作で、どんぶり食いをしている。桑の実とアンズは、時々冷凍庫から出してジャムにしている。現在はナシの旬で、近所の方々が少しだけ痛んだものや完熟のものを持ってきてくれる。これも食べ放題なのだが、血糖値を幾分気にしながら食べている。

 ジャガイモ、デンプンの塊ではあるのだが美味しい品種はやはり美味しい。そろそろメイクイーンの味が落ちてきたようだ。この品種は煮ものに入れた時煮崩れしない品種で、美味しいのだが貯蔵性に問題がある。本来、この性質に人が文句を言うべき筋合いではないのだが、とにかく休眠が浅い。男爵も同様である。これからはメイクイーン似た味を持ち、貯蔵性の高いシンシアを食べる予定だ。秋作としては、男爵を少し作ろうと考えている。男爵、粉っぽいイモでポテトサラダや粉吹き芋などに向く。

 これ以外に欲しいと思えば、イノシシ肉や鹿肉はすぐに手に入る。味噌、醤油、油と少しの調味料を買えば、さほど不満のない食生活が可能である。この暑さの中、ツル上げと土寄せはしないといけないにしても、しばらくすればサツマイモが、続いて栗とタケノコイモと秋ジャガが採れる。いつも動いていないと体調が悪くなる貧乏性な人間のくせに、ただ歩くのは嫌い、ただ走るのはもっと嫌い、スポーツセンターで体を鍛えるなんてもっともっと嫌いな私にとっては、願ってもない生活なのかもしれない。

 残りの電柵の設置が昼までで終わった。暑い、作業着から汗が流れ落ちる。帰りにKさんからブドウを貰った。なんとも理不尽な言いがかりだが、ちょっと甘すぎるのが糖尿病患者にとっては難点である。

追記:ビル・ゲイツが逮捕されたというニュースが流れています。https://realrawnews.com/2021/08/military-arrests-bill-gates/   https://beforeitsnews.com/alternative/2021/08/the-u-s-military-on-tuesday-arrested-microsoft-founder-bill-gates-charging-the-socially-awkward-misfit-with-child-trafficking-and-other-unspeakable-crimes-against-america-and-its-people-3755730.html

 大手のメディアは扱っていないのでまだ真偽は不明ですが、何か動きがあるのかな。CDCのPCR使用中止の発表と関連があるのかな。もっとも、大手のメディアが扱うはずのないニュースといえばその通りなので、どうすれば真偽を確かめられるのか考えてみよう。

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