一昨日から降り始めた雨、まだまだ続きそうだ。小雨になると秋を感じさせ、雨足が強まると梅雨末期を感じさせる雨である。一昨日は雨のため作業を諦め墓掃除に行った。お墓は福岡市の隣の新宮町にあるのだが、余りの雨足の強さに霊園の前で引き返してきた。帰りの高速道路でも強い雨に遭い、70Km/h位で走っても前が見えにくかった。昨日も強い雨が降り続いていたため、区長さんと一緒にハザードマップでがけ崩れ危険地域にお住まいの高齢者宅を回ったのだが、避難勧告が出ていてもなかなか避難を決断する人は少ない。それぞれの人に、それなりの理由があって無理は言えない。
この所更新が滞っているのだが、理由がないわけではない。盆前で野菜の出荷が忙しい、暑かったので夜中まで体力が残っていない、知人が複数亡くなった、破傷風で入院していた従兄がようやく《2ヶ月半ぶり》に退院したなどなど、落ち着いて座る気分にならなかった。小人であるので、気に掛かることがあると知らず知らず影響されてしまう。まだまだ人間が出来ていないようだ。
それはそうとしてコロナの問題、予想した通りの泥沼状態に陥ってしまったようだ。近頃周りの人たちもワクチンを接種した人が増えてきたので、ワクチンの副作用についてダイレクトに言うことは控えている。この問題、初めから一貫して科学的な議論が成立していないことに問題があり、その傾向を助長しているのが政府側であることは間違いない。その状況に焦れた反ワクチン派の人々が感情的な議論をネット上に載せることに対して、ワクチン派の人たちが口汚く罵るという場面に飽きてきていた。冷静にデータを見て、自分の知識と思考力で判断して決断する。それしか方法はないのだが、多くの方の判断基準はTVであり、新聞であり、周りの人の目すなわち場の空気である。現在、TVと新聞は政府の広報機関となっているので、政府の言い分と場の空気が判断に際しての基礎となっている人が多い。
成熟した国民として、政府の政策に従う行為が正しくないとは言わない。気にくわない政策であっても、そういう考えであるのかと無理にでも理解し従う場合もある。多数決とはそういうものだ。但し、政府とはある政党の議員達が構成しているものであり、権力を維持するためであればどんな嘘であってもつく存在である。都合の悪いデータは必ず隠蔽するのが政府だという見方も正しい。政府の行う政策が、どんなデータを基礎として出てきたものであるか、そのデータは正しいものであったとしても、その使い方や読み方が間違っていないかという疑問は常に持っておく必要がある。こうした理性的な判断が出来るかどうかが国民に求められているわけである。
とは云っても、今回のワクチンの作用機作を理解できる人は少ないだろう。PCRの有用性とともにその限界を理解している人がどれだけいるのか、RT-PCRに至ってはごく少数の人しか分かっていないと思う。Real time RT-PCR になると、自ら操作した経験のある人でないと理解は無理かと思う。さらにだが、免疫現象について(理解しているかどうかは別にして)その有用性を語れる人は時々いるかもしてないが、その危険性を語れる人はごく少数である。通常の人が免疫について持っているイメージは嘘と誤解の塊である。ましてADE現象を正確に理解している国民がどの程度いるのか。何が言いたいのかといえば、この感染症とその対策としてのワクチンについて、理性的に判断するのに必要な知識が、国民の中で決定的に欠如しているという事実である。そこに、ワクチンを推進している人たちの悪巧みが上手くいっている原因があると考えている。
ではどうすれば全うな判断が出来るのか。公正で的確な判断の出来る知識人の判断に従うしかないと思う。ここ一月ほど、感情的になることなく比較的平易な言葉で現況を説明しているサイトはないのかなと思い、目が疲れ果てるほど探しまくった。ありました。荒川央 (あらかわ ひろし)さんという研究者が note というブログサイトで連載された一連のブログ、これは読むに値する非常に良いものだと考える。私よりはるかに若い人なのだが、実に冷静で理性的に書き進められているので是非紹介したいと思う。これら29本のブログを読んで理解できれば、私を含めワクチンに反対している人たちの論点がはっきりすると思う。
コロナワクチンが危険な理由
29本
分子生物学者、免疫学者として、コロナワクチンについての記事を書いていこうと思います
私は分子生物学者で免疫学者です。専門は分子生物学 (遺伝子の生物学) と免疫学です。バイオテクノロジー、ゲノム編集、ウィルス学、細胞生物学なども専門の範囲に入ります。スイス、ドイツの研究所所属を経て現在はイタリアにある癌研究所に所属して研究を続けています。私もこの1年以上コロナのために生活も仕事も翻弄されてきました。そのせいもあってコロナパンデミックは当初から色々情報を追いかけていました。私の専門範囲とかぶるので、コロナワクチンについてはある程度理解出来るのです。 端的に言789荒川央 (あらかわ ひろし)6月9日
コロナワクチンが危険な理由 (まずはこの記事を読んでください。 重要な事項はここにまとめています。)
コロナワクチンが危険な理由 1)遺伝子ワクチンである コロナワクチンはDNAワクチンまたはRNAワクチンで、コロナウィルスの遺伝子をワクチンとして使っています。遺伝子ワクチンは現在まだ研究途上の実験段階で、人間用に大規模で遺伝子ワクチンが接種されるのも史上初です。これまでのワクチンと違い、遺伝子が細胞内でどれだけの期間残るのか予測できません。場合によっては染色体DNAに組み込まれ、コロナウィルスタンパクを一生体内で作り続ける事になる可能性があります。 2)自己免疫の仕組み4,604荒川央 (あらかわ ひろし)6月9日
コロナワクチン接種についてのいくつかの誤解
コロナワクチンについては、テレビや新聞といったマスメディア上やインターネット上で様々な情報や噂が混在しています。そのために様々な誤解をお持ちになっている方達も見受けられます。今までの記事と重複する部分もありますが、巷で見かける誤解をいくつか取り上げてみようと思います。 誤解1)今回2回のワクチンを接種したので、もうコロナにかからない! 今回コロナワクチンを打ったとしても、今後コロナウィルスに感染しなくなるという事はありません。実際にワクチン接種後にコロナに感染したケースは837荒川央 (あらかわ ひろし)6月22日
遺伝子ワクチンというもの
現在普及しているコロナワクチンのほとんどはDNAワクチンまたはRNAワクチンで、コロナウィルスの遺伝子をワクチンとして使っています。遺伝子ワクチンはまだ研究途上の実験段階で、遺伝子ワクチンが大規模で人間に接種されるのも史上初です。 コロナ「ワクチン」の名称は意訳です。実際に体に注入されるのはスパイク遺伝子の発現ベクターです。もし正しく名称をつけるとすると「トランスジェニックスパイク遺伝子」でしょう。「トランスジェニック」とは外来遺伝子を導入する、という事です。実験的な遺伝子376荒川央 (あらかわ ひろし)6月10日
遺伝子ワクチンと自己免疫
通常のワクチンでは不活化ウィルスやウィルスタンパクの一部が抗原として使われます。その場合、ワクチンによって選択された抗体が量産され、ウィルスが感染した際にウィルスを攻撃します。 通常のワクチンとは違い、遺伝子ワクチンの手法では接種されるのはウィルスの遺伝子を持つDNA、またはRNAです。ウィルスタンパクを生産するのは私達の細胞です。コロナワクチンを導入された私達の細胞はスパイクタンパクを細胞表面に発現するようになります。ワクチンによって選択された抗体は、ウィルスだけではなく330荒川央 (あらかわ ひろし)6月11日
コロナウィルスは昔から居た
私がこのブログ内で特に断らずに「コロナウィルス」と言う時は基本的に新型コロナウィルス、SARS-CoV-2を指しています。2019年12月に中国の武漢で最初に確認され、その後世界各地に感染が拡大した急性呼吸器疾患 (COVID-19) の原因と言われているウィルスです。 「COVID-19」が病気の正式な名称です。そしてこの病気を起こすウィルスの正式な名称が「SARS-CoV-2」です。「SARS」と聞くとまず2002〜2004年に流行したSARSを思い起こされるかもしれま358荒川央 (あらかわ ひろし)7月4日
ワクチンと抗体依存性感染増強 (ADE)
抗体依存性感染増強 Wikipedia 抗体依存性感染増強 (Antibody-dependent enhancement, ADE) とは、ウイルス粒子と不適切な抗体とが結合すると宿主細胞への侵入が促進され、ウイルス粒子が複製される現象である[1][2]。不適切な抗ウイルス抗体は、食細胞のFcγ受容体(FcγR)または補体経路を経由して目標の免疫細胞のウイルス感染を促進する[3]。ウイルスと相互作用した後、抗体は特定の免疫細胞または補体タンパク質の一部で発現されるFcγRに525荒川央 (あらかわ ひろし)6月12日
猫とネズミ
「実験でワクチンを接種された猫が死亡したという話はデマだ。」「猫が実験動物に使われる事などない。」「猫ではなくてネズミに違いない。」「ネズミだとしたら2年以内に死ぬのは当たり前だ、そもそもネズミの寿命は2年程度しかないんだから。」等といった猫とネズミに関する話をこのところ何度か耳にしましたので、今回はその事について取り上げようと思います。 デマではありませんよ。良い研究がいくつもありますので紹介させていただきますね。以前にも記事内で触れたのですが、ここではもう少し詳しくコロ737荒川央 (あらかわ ひろし)7月7日
初の病理解剖から分かった事
ワクチンを接種したために亡くなったと思われる方の病理解剖の論文が発表されました。論文中で著者自身が触れているように、そういった方の病理解剖の報告は今回がおそらく初めてのケースです。 First case of postmortem study in a patient vaccinated against SARS-CoV-2 Torsten Hansen et al. International Journal of Infectious Diseases. 2021 J2,032荒川央 (あらかわ ひろし)6月24日
どうしてコロナワクチンで血栓が出来るのか
血栓(Wikipedia) 血栓(けっせん)とは、血管内において形成される凝血塊[1]。血栓によって生じる病態を総称して血栓症という[1]。 正常な状態では血液の凝固の促進が体内で調節されており、出血時に血栓を形成して止血される[1]。止血が完了し障害された部位が修復されると血栓は消える。これを線溶作用と言う。しかし、何らかの理由で血液成分や血流に変化を生じると血栓症を発症することがある[1]。血栓が肥厚し血管を塞ぐことにより、血栓が出来た下位の部位で虚血や梗塞が引き起こさ386荒川央 (あらかわ ひろし)6月13日
コロナワクチンと不妊
コロナワクチンは妊娠に影響はあるでしょうか? リスク要因をあげてみましょう。 1)まず、筋肉に注入されたコロナワクチンの脂質ナノ粒子は接種部位の筋肉に止まらず、全身を巡回し、特に卵巣に蓄積する事も報告されています。スパイクタンパクが卵巣で発現すれば、ワクチンに選択されて作られた抗スパイクタンパクは卵巣を標的にして攻撃し始めるでしょう。 2)次に、スパイクタンパクそのものの毒性が問題になります。コロナウィルスのスパイクタンパクは細胞表面のACE2を標的にして細胞に感染します320荒川央 (あらかわ ひろし)6月15日
ワクチンの副作用が他人に伝染する?
ワクチンを接種した人がスパイクタンパク質を外部に分泌し、周囲の人間に副反応 (副作用)を他者に起こさせる可能性がファイザー社の文書で指摘されています。実際にワクチン接種者が未接種の家族に副反応を誘発させるケースが報告されています。 Pfizer: Coronavirus vaccine shedding can occur through “inhalation or skin contact” https://www.naturalnews.com/2021-05-03-605荒川央 (あらかわ ひろし)6月16日
プロトコルの解釈 (Hiro Satoさんへの返答1)
私がブログを始めた当初の時点では、ワクチンの副反応の伝播についての記事が特にここまでコロナワクチン推奨派の方達による興味とリアクションのウェイトを占める事になるとは予想していませんでした。いわゆるシェディングについては私の中では数あるコロナワクチンの危険性の可能性の中の項目の一つとしての扱いだったのですが、不思議とコロナワクチン推奨派の方達がこの項目に特に強い興味とリアクションをされるのを見て、逆により興味が湧いてきた部分もあります。結果Satoさんに返信させていただくにあた277荒川央 (あらかわ ひろし)7月19日
血流中のスパイクタンパクと授乳中の新生児への影響 (Hiro Satoさんへの返答2)
RNAワクチンはよく「mRNA」ワクチンと書かれますが、私にはこの表現は違和感があります。なぜならmRNAは実際には自然には存在しない状態の化学修飾を受けているからです。ワクチンに使われるmRNAのすべてのウリジン (uridine) はmethyl-pseudouridineに置き換えられています。 pseudoは生物学でも時々使われる用語で「偽の」という意味です。「シュード」と呼ばれる事もあります。例えばpseudogeneは偽遺伝子 (ぎいでんし)。以前は機能的だった301荒川央 (あらかわ ひろし)7月19日
コロナワクチン副反応の伝播を訴える声 (Hiro Satoさんへの返答3)
コロナワクチン接種者から他者への副反応の伝播はありうるのか? モデルナ社のmRNA技術のパイオニアであるルイジ・ウォーレン博士自らが「ワクチンシェディングは存在する。ワクチンを接種した人がスパイクタンパクを排出するのは事実だ」とTwitterに書き込みました。(ツイートは本人への理由の説明無しに削除されてしまいました。) INVENTOR of mRNA says Vaccinated People are Shedding, Twitter ‘Doctors’ Fact555荒川央 (あらかわ ひろし)7月19日
嘘と統計:数字のトリック
嘘、大嘘、そして統計(Wikipedia) 『嘘、大嘘、そして統計』(うそ、おおうそ、そしてとうけい、英: Lies, damned lies, and statistics)は、数字の説得力、特に弱い論証を支えるために統計が使用されることを言い表した表現である。また、相手の意見を証明するために用いられた統計を疑う時に口語的に用いられることもある。 アメリカ合衆国では、この語句は特にマーク・トウェインによって世の中に広まった。トウェインは、この語句を19世紀のイギリスの首相352荒川央 (あらかわ ひろし)6月14日
「パンデミック」の謎
ウィルス感染症の基準で大切な事は2つ。他人に感染させるか、そして本人に症状があるかです。コロナウィルスの場合は軽症であれば自然に治癒する事も多いですので、治療は重症患者に絞る事になります。 他人に感染させるためには「生きている」ウィルスが必要になります。ウィルスは細胞内寄生体で、細胞内の酵素系を使って自身の複製を行います。ウィルスが「生きている」かどうかは細胞に感染して複製できるかで判定します。私も日常的に細胞生物学の実験でウィルスベクターの細胞への感染実験を行いますが、ウ439荒川央 (あらかわ ひろし)6月19日
PCRについて
「パンデミック」の謎 の記事の補足で長いおまけです。 PCR、サイクル、Ct値などはしばしばコロナ関連で耳にするキーワードですが、まずそれらの意味が分からないという方も多いかと思います。今回はそのPCR技術についての解説をしようと思います。少し専門的になりますが、興味のある方は読んでみてください。 PCR法とは簡単に言うと、特定のDNAを増幅する方法です。PCR法はキャリー・マリス博士によって発明されました。マリス博士は、奇しくもコロナパンデミックの直前の2019年に亡くな360荒川央 (あらかわ ひろし)6月29日
コロナウィルスPCR検査は適切だったか (ごりらさんへの返答3)
こちらの記事 (PCRについて) へのご指摘コメントをいただきました。コメント欄で返信を書こうと思ったのですが、長くなりましたので、3回目になりますが、今回も一つの記事としてアップする事にしました。 一番伝えたいメッセージは最後にありますので、少々長いですがお読みくださいね。 さて、以下ごりらさんからのコメントです。 —————————————————————————- 2397荒川央 (あらかわ ひろし)7月2日 +2
数字で見るコロナワクチンの薬害
コロナワクチンの重篤な副作用はアメリカ、欧州、そして日本でも多数報告され続けています。接種が始まって約半年程の間に報告されたコロナワクチン接種による死亡者数は、過去10年に起きたワクチン薬害での死亡者数の合計を超えています。 1) アメリカ SHOCKING JUMP in Vaccine Deaths Reported This Week at CDC-Linked VAERS Tracking Website https://www.thegatewaypundit.424荒川央 (あらかわ ひろし)6月27日
ワクチン薬害と因果関係 (ごりらさんへの返答2)
ごりらさんから再度 こちらの記事 (数字で見るコロナワクチンの薬害) へのご指摘コメントをいただきました。コメント欄で返信を書こうと思ったのですが、長くなりましたので、また今回も一つの記事としてアップする事にしました。 以下、ごりらさんからのコメントです。 —————————————————————————- 参考まで ①因果関係 厚労省Q&Aに記載されている死亡例は基本的316荒川央 (あらかわ ひろし)6月30日
コロナワクチンはコロナウィルスよりも悪い?: マサチューセッツ工科大学(MIT)の総説論文から
リスク評価について考えてみましょう。例えばある副反応が起こる率が1%だったとします。1%は1%です。これを大した事ではないと捉えるか、大変な事だと捉えるかは、考え方の問題です。 仮に高齢者に特有の死亡率が90%の病気があるとします。病気に対する治療薬はあるが、使用した場合に1%の方に重篤な副作用が生じるとします。この場合には、もともとの年齢と病気による余命を考えると、1%の副作用のリスクよりもベネフィット(利益) が大きく上回る事もあるでしょう。 既に病気になってしまった332荒川央 (あらかわ ひろし)7月9日
前例のないワクチン: マサチューセッツ工科大学 (MIT) の総説論文から
前回の記事でお話ししたマサチューセッツ工科大学 (MIT) の総説論文から。今回はコロナウィルスの遺伝子ワクチンがどのように「前例の無い」ワクチンなのか、という話を紹介します。 Worse Than the Disease? Reviewing Some Possible Unintended Consequences of the mRNA Vaccines Against COVID-19 Stephanie Seneff, Greg Nigh Internationa351荒川央 (あらかわ ひろし)7月11日
ワクチン有効率95%は本当か?: マサチューセッツ工科大学 (MIT) の総説論文から
マサチューセッツ工科大学 (MIT) の総説論文の紹介の続きです。今回はワクチンの有効率についての話です。 著者は論文中でBMJ誌の副編集長Peter Doshiによるコロナワクチンに対する批判についても触れています。 BMJ誌の副編集長であるPeter Doshiは、ワクチンメーカーがFDAに公開した生データのうち、高い有効性を主張する根拠となるデータについて、2つの重要な分析結果を発表しました(Doshi 2021a、2021b)。 BMJ誌はブリティッシュ・メディ351荒川央 (あらかわ ひろし)7月13日
セントラルドグマとmRNA: マサチューセッツ工科大学 (MIT) の総説論文から
「セントラルドグマ」と聞くと某アニメを連想する方もいるかもしれませんが、これはれっきとした生物学の用語であり生物学の基本となる概念の一つです。 ファイザー、モデルナのコロナワクチンは「RNAワクチン」です。「RNAワクチンは短期間で分解されるので、人体に悪影響は無い」と言う言葉を目にする事もありますが、実際のところはどうでしょうか。これは、必ずしもそうとは言えない話なのです。本題に入る前に、まずは生物学の基本となる細胞でのDNA、RNAの働きからお話しさせてください。 ヒ439荒川央 (あらかわ ひろし)7月27日
mRNAと遺伝暗号 (コドン) : マサチューセッツ工科大学 (MIT) の総説論文から
ファイザー、モデルナのコロナワクチンはRNAワクチンです。RNAワクチンはコロナウィルスのスパイクタンパクを発現する事でワクチンとして機能する、という事になっています。コロナワクチンもRNA、そしてコロナウィルスのゲノムもRNAです。では、コロナワクチンのRNAと元々のコロナウィルスのRNAは一体何が同じで何が違うのでしょうか。 スパイクタンパクの量に影響するのはmRNAの安定性とタンパクへの翻訳効率です。今回はセントラルドグマの「翻訳」の機構についてお話しします。遠回りに403荒川央 (あらかわ ひろし)7月29日 +3
mRNAワクチンはすぐに分解されるのか?
ファイザー、モデルナのコロナワクチンは「mRNAワクチン」です。「mRNAワクチンは短期間で分解されるので、人体に悪影響は無い」と言う言葉を目にする事もありますが、実際のところはどうでしょうか。 免疫系の仕組みは大きく分けると「獲得免疫 (acquired immune system)」と「自然免疫 (innate immune system)」の2つです。獲得免疫の主な攻撃要員は抗体やT細胞受容体です。獲得免疫はウィルスや病原菌等の様々な外敵を精密に区別し攻撃するために、592荒川央 (あらかわ ひろし)8月1日
思考のススメ: 考えるという事
生きていく上で毎日、小さな事、大きな事決めていかないといけません。考えるという事も人間らしさのあかしです。 「誰かの言う通りにする。」それを続けていくと自分の頭で考えなくなっていってしまいます。「上司に言われた。」「友達に言われた。」「近所の人が言っていた。」それはただの他人の意見です。一意見としては参考にするのも悪くないでしょう。「テレビ、新聞で偉い先生が言っていた。」「政府が発表した。」「お医者さんが言っていた。」鵜呑みにする必要はありません。従う事でとりあえずの安心を393荒川央 (あらかわ ひろし)6月16日
届きますように
私は実際とても口下手ですし、文章を書くのも遅い人間です。 (けれども考える事は好きです。週末は郊外の大きな公園を散歩しながら考え事をするのが私のささやかさな趣味の一つです。) SNSも久しぶりなので不慣れな部分が多いです。そもそも普段の私のペースなら1週間に一度書き込めば良い方だったと思います。そんな自分が今回ほぼ毎日のペースでブログ記事を書いているのには理由があります。 正直焦っているのです。日本ではオリンピックを一つの口実に、コロナワクチンの大量接種が既に始まってし1,044荒川央 (あらかわ ひろし)6月21日
読んでいただければ、私の意見とほぼ同じであることが分かると思う。分子生物学の分野においては彼の方がはるかに詳しそうだ。私は、現在さほど責任のある立場にいないため、イベルメクチンやヒドロキシクロロキンなどによる初期治療を推薦できている点が取り柄かなと思っている。とにかく気合いを入れで読破して欲しい。さらに、ワクチンに含まれるというグラフェンの件については、彼も私もまだ触れていない。私自身、どう判断すればいいのか迷っているからだ。荒川さんもそうだろうと思う。この部分はその分野の専門家がそれなりの見解を示してくれることを願っている。
まだ外ではまだ強い雨が続いている。被害が出なければよいがと思いながらも、きっと出るだろうと思わざるを得ない雨音である。もうすぐ午前3時、民生委員としての担当地区で土砂崩れなど起きなければ良いのだが、一寸以上に不安である。この歳では、救助に云ったとしても足手纏いになりそうだが、だからといって見捨てるわけには行かない。でも途中の小川を渡ってその地区に行けば、越水で戻れず我々も遭難者となる可能性も十分にある。