長崎県西海市

 我田引水、何でも自分のことに託つけて考えたり書いたりするようだが、今日以下のようなニュースがあった。

長崎県
長崎県では、西海市で14日夜、近所の人の様子を見に行った民生委員の女性など、70代の女性2人が用水路で見つかり、その後、死亡が確認されました。

 そうなんです。私も民生委員をしているため、先日からの豪雨に際して一人暮らしのご老人の様子と、場合によっては避難の諾否などを確認するために、戸別訪問をした。途中に小さな川が流れているのだが、いつもの小川ではなく落ちたら絶対に助からないほどの水量と流速で流れていた。一旦渡ると、帰れないかもしれない。さらにだが、回ったご老人の家は、ハザードマップでは崖崩れの危険地帯に指定されている。一人で回るのは心細かったので区長と相談の上、いつも持ち歩くことのない携帯電話を持って二人で回ってきた。余りにも強雨が続くので、次の日にも再度訪問した。

 家にいると、携帯電話に緊急速報メールが次々とはいる。でも、その度にアタフタと動けるわけではないし、ご老人方は避難には消極的である。いままでここは安全だった、砂防ダムが出来たのでもう大丈夫だろう、足が痛いので床で寝たら起き上がれない、トイレが近いので他の人に迷惑をかける、何人も集まる場所はコロナが怖い、知らない人たちと一緒では眠れないし落ち着けないなど理由はさまざまだ。本人達の立場に立てば、そうだろうと理解できる。当然の話だが、無理強いなんか出来るはずもない。区長と二人で、何かあった時のアリバイと言い訳作りみたいなもんですなと話しながら帰ってきた。

 アマチュアに毛の生えたレベルの農業でも、実際にやっていると天気予報は欠かせない。薬撒き、肥料撒き、種まき、苗の移植、収穫、どれも天気を見ながらの作業である。では天気予報は信頼できるかといえば、これが思った以上に信頼できない。梅雨明け十日とか秋晴れの期間など、天候の安定した時期であれば予報は当たる。でも、そんな時期であれば、天気図を見るだけで誰でも予報できる。予報が難しい梅雨末期の豪雨、何処で激しい雨が降るか、住んでいる地域の明日の天気はどうなるのかという予報は、余り当たらない。気象庁が出している降雨予報の的中率は70%程度である。何もしなくても絶対当たる時期の日数を引いて計算し直せば、50%程度まで落ちるのではないだろうか。であれば、予報なんてコインを投げ上げる博打と同じである。自己責任で天気図を見るしかないと達観している。

 気象庁を貶しているのではなく天気とはそういうもんだと云っているだけだ。線状降水帯が発生する時刻と位置を事前に正確に予想できると考えるほうが間違っている。ほんの数キロ離れているだけで、片方は洪水で死者が出ているのに、他方は宴会の真っ最中などということは起こるのである。数年前、朝倉市で大水害が起こったのだが、5キロどころか3キロも離れていないのに、そんなことが起こった。筑後川を挟んで浮羽側では大した被害はなかったのに、次の日に見た朝倉側の山肌は崖崩ればかりだった。と書いていたら、雨は降っていないのに高齢者等避難情報が携帯に入った。困ったな、余り頻繁に訪問しても狼老人になってしまう。

 気象庁は今月13日に、小笠原諸島の硫黄島の南にある海底火山である福徳岡ノ場で噴火が起こり、海底からの噴火でありながら噴煙の高さは海面から1万6000メートルに達したと発表した。対流圏をはるかに超える噴煙の高さから見てかなり大きな噴火であったことは間違いないだろう。14日にはやはり小笠原諸島の西之島で、去年8月以来の噴火が起こったそうだ。一つ一つの噴火でどうこう言うつもりはないが、東北大震災以降「富士火山帯」と「霧島火山帯」が活動期に入ったとされている。今回の二つの爆発がガス抜きとして働くのか、それとも箱根山、富士山へと連なる活動であるのかは注意しておく必要はあるだろう。さらにだが、この火山帯の活動が南海、東南海あるいは首都直下型地震と連動する傾向を持つことを考えれば、日時を指定した予知に脅える必要はないと思うが、何らかの備えが必要な時期に来ているような気がする。

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豪雨である

 一昨日から降り始めた雨、まだまだ続きそうだ。小雨になると秋を感じさせ、雨足が強まると梅雨末期を感じさせる雨である。一昨日は雨のため作業を諦め墓掃除に行った。お墓は福岡市の隣の新宮町にあるのだが、余りの雨足の強さに霊園の前で引き返してきた。帰りの高速道路でも強い雨に遭い、70Km/h位で走っても前が見えにくかった。昨日も強い雨が降り続いていたため、区長さんと一緒にハザードマップでがけ崩れ危険地域にお住まいの高齢者宅を回ったのだが、避難勧告が出ていてもなかなか避難を決断する人は少ない。それぞれの人に、それなりの理由があって無理は言えない。

 この所更新が滞っているのだが、理由がないわけではない。盆前で野菜の出荷が忙しい、暑かったので夜中まで体力が残っていない、知人が複数亡くなった、破傷風で入院していた従兄がようやく《2ヶ月半ぶり》に退院したなどなど、落ち着いて座る気分にならなかった。小人であるので、気に掛かることがあると知らず知らず影響されてしまう。まだまだ人間が出来ていないようだ。

 それはそうとしてコロナの問題、予想した通りの泥沼状態に陥ってしまったようだ。近頃周りの人たちもワクチンを接種した人が増えてきたので、ワクチンの副作用についてダイレクトに言うことは控えている。この問題、初めから一貫して科学的な議論が成立していないことに問題があり、その傾向を助長しているのが政府側であることは間違いない。その状況に焦れた反ワクチン派の人々が感情的な議論をネット上に載せることに対して、ワクチン派の人たちが口汚く罵るという場面に飽きてきていた。冷静にデータを見て、自分の知識と思考力で判断して決断する。それしか方法はないのだが、多くの方の判断基準はTVであり、新聞であり、周りの人の目すなわち場の空気である。現在、TVと新聞は政府の広報機関となっているので、政府の言い分と場の空気が判断に際しての基礎となっている人が多い。

 成熟した国民として、政府の政策に従う行為が正しくないとは言わない。気にくわない政策であっても、そういう考えであるのかと無理にでも理解し従う場合もある。多数決とはそういうものだ。但し、政府とはある政党の議員達が構成しているものであり、権力を維持するためであればどんな嘘であってもつく存在である。都合の悪いデータは必ず隠蔽するのが政府だという見方も正しい。政府の行う政策が、どんなデータを基礎として出てきたものであるか、そのデータは正しいものであったとしても、その使い方や読み方が間違っていないかという疑問は常に持っておく必要がある。こうした理性的な判断が出来るかどうかが国民に求められているわけである。

 とは云っても、今回のワクチンの作用機作を理解できる人は少ないだろう。PCRの有用性とともにその限界を理解している人がどれだけいるのか、RT-PCRに至ってはごく少数の人しか分かっていないと思う。Real time RT-PCR になると、自ら操作した経験のある人でないと理解は無理かと思う。さらにだが、免疫現象について(理解しているかどうかは別にして)その有用性を語れる人は時々いるかもしてないが、その危険性を語れる人はごく少数である。通常の人が免疫について持っているイメージは嘘と誤解の塊である。ましてADE現象を正確に理解している国民がどの程度いるのか。何が言いたいのかといえば、この感染症とその対策としてのワクチンについて、理性的に判断するのに必要な知識が、国民の中で決定的に欠如しているという事実である。そこに、ワクチンを推進している人たちの悪巧みが上手くいっている原因があると考えている。

 ではどうすれば全うな判断が出来るのか。公正で的確な判断の出来る知識人の判断に従うしかないと思う。ここ一月ほど、感情的になることなく比較的平易な言葉で現況を説明しているサイトはないのかなと思い、目が疲れ果てるほど探しまくった。ありました。荒川央 (あらかわ ひろし)さんという研究者が note というブログサイトで連載された一連のブログ、これは読むに値する非常に良いものだと考える。私よりはるかに若い人なのだが、実に冷静で理性的に書き進められているので是非紹介したいと思う。これら29本のブログを読んで理解できれば、私を含めワクチンに反対している人たちの論点がはっきりすると思う。

コロナワクチンが危険な理由

29本

分子生物学者、免疫学者として、コロナワクチンについての記事を書いていこうと思います

分子生物学者、免疫学者として、コロナワクチンについての記事を書いていこうと思います

私は分子生物学者で免疫学者です。専門は分子生物学 (遺伝子の生物学) と免疫学です。バイオテクノロジー、ゲノム編集、ウィルス学、細胞生物学なども専門の範囲に入ります。スイス、ドイツの研究所所属を経て現在はイタリアにある癌研究所に所属して研究を続けています。私もこの1年以上コロナのために生活も仕事も翻弄されてきました。そのせいもあってコロナパンデミックは当初から色々情報を追いかけていました。私の専門範囲とかぶるので、コロナワクチンについてはある程度理解出来るのです。 端的に言789荒川央 (あらかわ ひろし)

コロナワクチンが危険な理由 (まずはこの記事を読んでください。 重要な事項はここにまとめています。)

コロナワクチンが危険な理由 (まずはこの記事を読んでください。 重要な事項はここにまとめています。)

コロナワクチンが危険な理由 1)遺伝子ワクチンである コロナワクチンはDNAワクチンまたはRNAワクチンで、コロナウィルスの遺伝子をワクチンとして使っています。遺伝子ワクチンは現在まだ研究途上の実験段階で、人間用に大規模で遺伝子ワクチンが接種されるのも史上初です。これまでのワクチンと違い、遺伝子が細胞内でどれだけの期間残るのか予測できません。場合によっては染色体DNAに組み込まれ、コロナウィルスタンパクを一生体内で作り続ける事になる可能性があります。 2)自己免疫の仕組み4,604荒川央 (あらかわ ひろし)

コロナワクチン接種についてのいくつかの誤解

コロナワクチン接種についてのいくつかの誤解

コロナワクチンについては、テレビや新聞といったマスメディア上やインターネット上で様々な情報や噂が混在しています。そのために様々な誤解をお持ちになっている方達も見受けられます。今までの記事と重複する部分もありますが、巷で見かける誤解をいくつか取り上げてみようと思います。 誤解1)今回2回のワクチンを接種したので、もうコロナにかからない! 今回コロナワクチンを打ったとしても、今後コロナウィルスに感染しなくなるという事はありません。実際にワクチン接種後にコロナに感染したケースは837荒川央 (あらかわ ひろし)

遺伝子ワクチンというもの

遺伝子ワクチンというもの

現在普及しているコロナワクチンのほとんどはDNAワクチンまたはRNAワクチンで、コロナウィルスの遺伝子をワクチンとして使っています。遺伝子ワクチンはまだ研究途上の実験段階で、遺伝子ワクチンが大規模で人間に接種されるのも史上初です。 コロナ「ワクチン」の名称は意訳です。実際に体に注入されるのはスパイク遺伝子の発現ベクターです。もし正しく名称をつけるとすると「トランスジェニックスパイク遺伝子」でしょう。「トランスジェニック」とは外来遺伝子を導入する、という事です。実験的な遺伝子376荒川央 (あらかわ ひろし)

遺伝子ワクチンと自己免疫

遺伝子ワクチンと自己免疫

通常のワクチンでは不活化ウィルスやウィルスタンパクの一部が抗原として使われます。その場合、ワクチンによって選択された抗体が量産され、ウィルスが感染した際にウィルスを攻撃します。 通常のワクチンとは違い、遺伝子ワクチンの手法では接種されるのはウィルスの遺伝子を持つDNA、またはRNAです。ウィルスタンパクを生産するのは私達の細胞です。コロナワクチンを導入された私達の細胞はスパイクタンパクを細胞表面に発現するようになります。ワクチンによって選択された抗体は、ウィルスだけではなく330荒川央 (あらかわ ひろし)

コロナウィルスは昔から居た

コロナウィルスは昔から居た

私がこのブログ内で特に断らずに「コロナウィルス」と言う時は基本的に新型コロナウィルス、SARS-CoV-2を指しています。2019年12月に中国の武漢で最初に確認され、その後世界各地に感染が拡大した急性呼吸器疾患 (COVID-19) の原因と言われているウィルスです。 「COVID-19」が病気の正式な名称です。そしてこの病気を起こすウィルスの正式な名称が「SARS-CoV-2」です。「SARS」と聞くとまず2002〜2004年に流行したSARSを思い起こされるかもしれま358荒川央 (あらかわ ひろし)

ワクチンと抗体依存性感染増強 (ADE)

ワクチンと抗体依存性感染増強 (ADE)

抗体依存性感染増強 Wikipedia 抗体依存性感染増強 (Antibody-dependent enhancement, ADE) とは、ウイルス粒子と不適切な抗体とが結合すると宿主細胞への侵入が促進され、ウイルス粒子が複製される現象である[1][2]。不適切な抗ウイルス抗体は、食細胞のFcγ受容体(FcγR)または補体経路を経由して目標の免疫細胞のウイルス感染を促進する[3]。ウイルスと相互作用した後、抗体は特定の免疫細胞または補体タンパク質の一部で発現されるFcγRに525荒川央 (あらかわ ひろし)

猫とネズミ

猫とネズミ

「実験でワクチンを接種された猫が死亡したという話はデマだ。」「猫が実験動物に使われる事などない。」「猫ではなくてネズミに違いない。」「ネズミだとしたら2年以内に死ぬのは当たり前だ、そもそもネズミの寿命は2年程度しかないんだから。」等といった猫とネズミに関する話をこのところ何度か耳にしましたので、今回はその事について取り上げようと思います。 デマではありませんよ。良い研究がいくつもありますので紹介させていただきますね。以前にも記事内で触れたのですが、ここではもう少し詳しくコロ737荒川央 (あらかわ ひろし)

初の病理解剖から分かった事

初の病理解剖から分かった事

ワクチンを接種したために亡くなったと思われる方の病理解剖の論文が発表されました。論文中で著者自身が触れているように、そういった方の病理解剖の報告は今回がおそらく初めてのケースです。 First case of postmortem study in a patient vaccinated against SARS-CoV-2 Torsten Hansen et al. International Journal of Infectious Diseases. 2021 J2,032荒川央 (あらかわ ひろし)

どうしてコロナワクチンで血栓が出来るのか

どうしてコロナワクチンで血栓が出来るのか

血栓(Wikipedia) 血栓(けっせん)とは、血管内において形成される凝血塊[1]。血栓によって生じる病態を総称して血栓症という[1]。 正常な状態では血液の凝固の促進が体内で調節されており、出血時に血栓を形成して止血される[1]。止血が完了し障害された部位が修復されると血栓は消える。これを線溶作用と言う。しかし、何らかの理由で血液成分や血流に変化を生じると血栓症を発症することがある[1]。血栓が肥厚し血管を塞ぐことにより、血栓が出来た下位の部位で虚血や梗塞が引き起こさ386荒川央 (あらかわ ひろし)

コロナワクチンと不妊

コロナワクチンと不妊

コロナワクチンは妊娠に影響はあるでしょうか? リスク要因をあげてみましょう。 1)まず、筋肉に注入されたコロナワクチンの脂質ナノ粒子は接種部位の筋肉に止まらず、全身を巡回し、特に卵巣に蓄積する事も報告されています。スパイクタンパクが卵巣で発現すれば、ワクチンに選択されて作られた抗スパイクタンパクは卵巣を標的にして攻撃し始めるでしょう。 2)次に、スパイクタンパクそのものの毒性が問題になります。コロナウィルスのスパイクタンパクは細胞表面のACE2を標的にして細胞に感染します320荒川央 (あらかわ ひろし)

ワクチンの副作用が他人に伝染する?

ワクチンの副作用が他人に伝染する?

ワクチンを接種した人がスパイクタンパク質を外部に分泌し、周囲の人間に副反応 (副作用)を他者に起こさせる可能性がファイザー社の文書で指摘されています。実際にワクチン接種者が未接種の家族に副反応を誘発させるケースが報告されています。 Pfizer: Coronavirus vaccine shedding can occur through “inhalation or skin contact” https://www.naturalnews.com/2021-05-03-605荒川央 (あらかわ ひろし)

プロトコルの解釈 (Hiro Satoさんへの返答1)

プロトコルの解釈 (Hiro Satoさんへの返答1)

私がブログを始めた当初の時点では、ワクチンの副反応の伝播についての記事が特にここまでコロナワクチン推奨派の方達による興味とリアクションのウェイトを占める事になるとは予想していませんでした。いわゆるシェディングについては私の中では数あるコロナワクチンの危険性の可能性の中の項目の一つとしての扱いだったのですが、不思議とコロナワクチン推奨派の方達がこの項目に特に強い興味とリアクションをされるのを見て、逆により興味が湧いてきた部分もあります。結果Satoさんに返信させていただくにあた277荒川央 (あらかわ ひろし)

血流中のスパイクタンパクと授乳中の新生児への影響 (Hiro Satoさんへの返答2)

血流中のスパイクタンパクと授乳中の新生児への影響 (Hiro Satoさんへの返答2)

RNAワクチンはよく「mRNA」ワクチンと書かれますが、私にはこの表現は違和感があります。なぜならmRNAは実際には自然には存在しない状態の化学修飾を受けているからです。ワクチンに使われるmRNAのすべてのウリジン (uridine) はmethyl-pseudouridineに置き換えられています。 pseudoは生物学でも時々使われる用語で「偽の」という意味です。「シュード」と呼ばれる事もあります。例えばpseudogeneは偽遺伝子 (ぎいでんし)。以前は機能的だった301荒川央 (あらかわ ひろし)

コロナワクチン副反応の伝播を訴える声 (Hiro Satoさんへの返答3)

コロナワクチン副反応の伝播を訴える声 (Hiro Satoさんへの返答3)

コロナワクチン接種者から他者への副反応の伝播はありうるのか? モデルナ社のmRNA技術のパイオニアであるルイジ・ウォーレン博士自らが「ワクチンシェディングは存在する。ワクチンを接種した人がスパイクタンパクを排出するのは事実だ」とTwitterに書き込みました。(ツイートは本人への理由の説明無しに削除されてしまいました。) INVENTOR of mRNA says Vaccinated People are Shedding, Twitter ‘Doctors’ Fact555荒川央 (あらかわ ひろし)

嘘と統計:数字のトリック

嘘と統計:数字のトリック

嘘、大嘘、そして統計(Wikipedia) 『嘘、大嘘、そして統計』(うそ、おおうそ、そしてとうけい、英: Lies, damned lies, and statistics)は、数字の説得力、特に弱い論証を支えるために統計が使用されることを言い表した表現である。また、相手の意見を証明するために用いられた統計を疑う時に口語的に用いられることもある。 アメリカ合衆国では、この語句は特にマーク・トウェインによって世の中に広まった。トウェインは、この語句を19世紀のイギリスの首相352荒川央 (あらかわ ひろし)

「パンデミック」の謎

「パンデミック」の謎

ウィルス感染症の基準で大切な事は2つ。他人に感染させるか、そして本人に症状があるかです。コロナウィルスの場合は軽症であれば自然に治癒する事も多いですので、治療は重症患者に絞る事になります。 他人に感染させるためには「生きている」ウィルスが必要になります。ウィルスは細胞内寄生体で、細胞内の酵素系を使って自身の複製を行います。ウィルスが「生きている」かどうかは細胞に感染して複製できるかで判定します。私も日常的に細胞生物学の実験でウィルスベクターの細胞への感染実験を行いますが、ウ439荒川央 (あらかわ ひろし)

PCRについて

PCRについて

「パンデミック」の謎 の記事の補足で長いおまけです。 PCR、サイクル、Ct値などはしばしばコロナ関連で耳にするキーワードですが、まずそれらの意味が分からないという方も多いかと思います。今回はそのPCR技術についての解説をしようと思います。少し専門的になりますが、興味のある方は読んでみてください。 PCR法とは簡単に言うと、特定のDNAを増幅する方法です。PCR法はキャリー・マリス博士によって発明されました。マリス博士は、奇しくもコロナパンデミックの直前の2019年に亡くな360荒川央 (あらかわ ひろし)

コロナウィルスPCR検査は適切だったか (ごりらさんへの返答3)

コロナウィルスPCR検査は適切だったか (ごりらさんへの返答3)

こちらの記事 (PCRについて) へのご指摘コメントをいただきました。コメント欄で返信を書こうと思ったのですが、長くなりましたので、3回目になりますが、今回も一つの記事としてアップする事にしました。  一番伝えたいメッセージは最後にありますので、少々長いですがお読みくださいね。 さて、以下ごりらさんからのコメントです。 —————————————————————————- 2397荒川央 (あらかわ ひろし)数字で見るコロナワクチンの薬害+2

数字で見るコロナワクチンの薬害

コロナワクチンの重篤な副作用はアメリカ、欧州、そして日本でも多数報告され続けています。接種が始まって約半年程の間に報告されたコロナワクチン接種による死亡者数は、過去10年に起きたワクチン薬害での死亡者数の合計を超えています。 1) アメリカ SHOCKING JUMP in Vaccine Deaths Reported This Week at CDC-Linked VAERS Tracking Website https://www.thegatewaypundit.424荒川央 (あらかわ ひろし)

ワクチン薬害と因果関係 (ごりらさんへの返答2)

ワクチン薬害と因果関係 (ごりらさんへの返答2)

ごりらさんから再度 こちらの記事 (数字で見るコロナワクチンの薬害) へのご指摘コメントをいただきました。コメント欄で返信を書こうと思ったのですが、長くなりましたので、また今回も一つの記事としてアップする事にしました。  以下、ごりらさんからのコメントです。 —————————————————————————- 参考まで ①因果関係 厚労省Q&Aに記載されている死亡例は基本的316荒川央 (あらかわ ひろし)

コロナワクチンはコロナウィルスよりも悪い?: マサチューセッツ工科大学(MIT)の総説論文から

コロナワクチンはコロナウィルスよりも悪い?: マサチューセッツ工科大学(MIT)の総説論文から

リスク評価について考えてみましょう。例えばある副反応が起こる率が1%だったとします。1%は1%です。これを大した事ではないと捉えるか、大変な事だと捉えるかは、考え方の問題です。 仮に高齢者に特有の死亡率が90%の病気があるとします。病気に対する治療薬はあるが、使用した場合に1%の方に重篤な副作用が生じるとします。この場合には、もともとの年齢と病気による余命を考えると、1%の副作用のリスクよりもベネフィット(利益) が大きく上回る事もあるでしょう。 既に病気になってしまった332荒川央 (あらかわ ひろし)

前例のないワクチン: マサチューセッツ工科大学 (MIT) の総説論文から

前例のないワクチン: マサチューセッツ工科大学 (MIT) の総説論文から

前回の記事でお話ししたマサチューセッツ工科大学 (MIT) の総説論文から。今回はコロナウィルスの遺伝子ワクチンがどのように「前例の無い」ワクチンなのか、という話を紹介します。 Worse Than the Disease? Reviewing Some Possible Unintended Consequences of the mRNA Vaccines Against COVID-19 Stephanie Seneff, Greg Nigh Internationa351荒川央 (あらかわ ひろし)

ワクチン有効率95%は本当か?: マサチューセッツ工科大学 (MIT) の総説論文から

ワクチン有効率95%は本当か?: マサチューセッツ工科大学 (MIT) の総説論文から

マサチューセッツ工科大学 (MIT) の総説論文の紹介の続きです。今回はワクチンの有効率についての話です。 著者は論文中でBMJ誌の副編集長Peter Doshiによるコロナワクチンに対する批判についても触れています。 BMJ誌の副編集長であるPeter Doshiは、ワクチンメーカーがFDAに公開した生データのうち、高い有効性を主張する根拠となるデータについて、2つの重要な分析結果を発表しました(Doshi 2021a、2021b)。 BMJ誌はブリティッシュ・メディ351荒川央 (あらかわ ひろし)

セントラルドグマとmRNA: マサチューセッツ工科大学 (MIT) の総説論文から

セントラルドグマとmRNA: マサチューセッツ工科大学 (MIT) の総説論文から

「セントラルドグマ」と聞くと某アニメを連想する方もいるかもしれませんが、これはれっきとした生物学の用語であり生物学の基本となる概念の一つです。 ファイザー、モデルナのコロナワクチンは「RNAワクチン」です。「RNAワクチンは短期間で分解されるので、人体に悪影響は無い」と言う言葉を目にする事もありますが、実際のところはどうでしょうか。これは、必ずしもそうとは言えない話なのです。本題に入る前に、まずは生物学の基本となる細胞でのDNA、RNAの働きからお話しさせてください。 ヒ439荒川央 (あらかわ ひろし)

mRNAと遺伝暗号 (コドン) : マサチューセッツ工科大学 (MIT) の総説論文から

mRNAと遺伝暗号 (コドン) : マサチューセッツ工科大学 (MIT) の総説論文から

ファイザー、モデルナのコロナワクチンはRNAワクチンです。RNAワクチンはコロナウィルスのスパイクタンパクを発現する事でワクチンとして機能する、という事になっています。コロナワクチンもRNA、そしてコロナウィルスのゲノムもRNAです。では、コロナワクチンのRNAと元々のコロナウィルスのRNAは一体何が同じで何が違うのでしょうか。 スパイクタンパクの量に影響するのはmRNAの安定性とタンパクへの翻訳効率です。今回はセントラルドグマの「翻訳」の機構についてお話しします。遠回りに403荒川央 (あらかわ ひろし)mRNAワクチンはすぐに分解されるのか?+3

mRNAワクチンはすぐに分解されるのか?

ファイザー、モデルナのコロナワクチンは「mRNAワクチン」です。「mRNAワクチンは短期間で分解されるので、人体に悪影響は無い」と言う言葉を目にする事もありますが、実際のところはどうでしょうか。 免疫系の仕組みは大きく分けると「獲得免疫 (acquired immune system)」と「自然免疫 (innate immune system)」の2つです。獲得免疫の主な攻撃要員は抗体やT細胞受容体です。獲得免疫はウィルスや病原菌等の様々な外敵を精密に区別し攻撃するために、592荒川央 (あらかわ ひろし)

思考のススメ: 考えるという事

思考のススメ: 考えるという事

生きていく上で毎日、小さな事、大きな事決めていかないといけません。考えるという事も人間らしさのあかしです。 「誰かの言う通りにする。」それを続けていくと自分の頭で考えなくなっていってしまいます。「上司に言われた。」「友達に言われた。」「近所の人が言っていた。」それはただの他人の意見です。一意見としては参考にするのも悪くないでしょう。「テレビ、新聞で偉い先生が言っていた。」「政府が発表した。」「お医者さんが言っていた。」鵜呑みにする必要はありません。従う事でとりあえずの安心を393荒川央 (あらかわ ひろし)

届きますように

届きますように

私は実際とても口下手ですし、文章を書くのも遅い人間です。 (けれども考える事は好きです。週末は郊外の大きな公園を散歩しながら考え事をするのが私のささやかさな趣味の一つです。) SNSも久しぶりなので不慣れな部分が多いです。そもそも普段の私のペースなら1週間に一度書き込めば良い方だったと思います。そんな自分が今回ほぼ毎日のペースでブログ記事を書いているのには理由があります。 正直焦っているのです。日本ではオリンピックを一つの口実に、コロナワクチンの大量接種が既に始まってし1,044荒川央 (あらかわ ひろし)

 読んでいただければ、私の意見とほぼ同じであることが分かると思う。分子生物学の分野においては彼の方がはるかに詳しそうだ。私は、現在さほど責任のある立場にいないため、イベルメクチンやヒドロキシクロロキンなどによる初期治療を推薦できている点が取り柄かなと思っている。とにかく気合いを入れで読破して欲しい。さらに、ワクチンに含まれるというグラフェンの件については、彼も私もまだ触れていない。私自身、どう判断すればいいのか迷っているからだ。荒川さんもそうだろうと思う。この部分はその分野の専門家がそれなりの見解を示してくれることを願っている。

 まだ外ではまだ強い雨が続いている。被害が出なければよいがと思いながらも、きっと出るだろうと思わざるを得ない雨音である。もうすぐ午前3時、民生委員としての担当地区で土砂崩れなど起きなければ良いのだが、一寸以上に不安である。この歳では、救助に云ったとしても足手纏いになりそうだが、だからといって見捨てるわけには行かない。でも途中の小川を渡ってその地区に行けば、越水で戻れず我々も遭難者となる可能性も十分にある。

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食生活

 春に植えた作物が収穫期を迎えた。とにかく採れ過ぎる。道の駅ではとても売り切れない。必然的に売れ残った作物を食べることになる。

 カボチャ、栗カボチャ系のカボチャを15本くらい植えているのだが、1本から5個程度の実が得られる。ということは75個のカボチャが今あるということだ。味噌汁に入れ、ジャガイモのかわりにカレーに入れ、カボチャサラダにし、天麩羅にし、煮付けにしと、あれこれ消費するようにしてはいるが、とても食べきれない。昨年のこぼれ種から生えたロロンという品種のカボチャも結構良い味をしている。まあ、カボチャだけを食べるわけにもいかず。ペーストにして冷凍庫に保存するしかない。

 ゴーヤ、旬になった。苦味の少ない白ゴーヤと苦味の強いアバシ系のゴーヤがあるのだが、普通のゴーヤ料理だけではなく、白ゴーヤはスムージーにして緑のゴーヤは砂糖菓子にしたりゴーヤ味噌にしたりと目先を変えて食べている。でもとにかく量が多過ぎる。知人に送ってはいるものの、送料がかさんでしまうのが幾分困る。博多の友人たちに持って行きたいと思いはするが、往復の高速料金が4000円近くかかる上に今乗っている車の燃費が8Km/Lではこれまた躊躇せざるを得ない。道の駅でダンピングセールでもしようかと考えている。

 ナス、長ナスと水ナスと白ナスの3種を植えている。煮付けにしたり天麩羅にしたり焼きナスにしたり酢の物して食べている。でも食べる量が少ないのだから消費できる量は限られている。周りの方々も作っているため、店ではダンピング状態が続いてる。味噌汁に入れる場合は白ナスが良い。汁が黒くならず、美味しく食べられる。とは言っても保存は利かない。段々しなびてくるナスを見ながら天を仰いでいる。一寸だけトライアル、干しナスにならないかと試験中なのだが、雨が降ると即中止、こんな天気では試験も出来ない。干しナスならぬ雨浸しナスになりそうだ。

 トウガラシ、どうした気の迷いかトウガラシを150本くらい植えた。品種は大長トウガラシ、大紅トウガラシ、黄トウガラシ、それにやまと紅だったかな。思いがけぬ程うまく育っている。青い状態から辛い大長トウガラシを少しづつ出荷しながら、売れ残ったものを調味料として食べているのだが、なにせ大量に食べるものではない。この先どんどん熟してきたらどうしよう。乾燥果実として売ればいいと思われそうだが、乾燥させたトウガラシの果実を食べる虫がいる。ノシメマダラメイガかなと思っているのだが、これまた同定は難しい。

 雲南百薬、和名はオカワカメ、ツル性の分厚い葉っぱを持つ植物である。何しろ、乾燥に強いし肥料がなくてもグングン育つ。5本しかないのだが、出荷をしながら自家消費に堪えるほど繁殖する。生では少々苦いが、ちょっと湯がけば苦味は消える。味噌汁の具にしても良いし、胡麻和えにしても良い。南方系の植物っぽい気がするが、根っこの上をモミ殻で覆っておけば、−5℃くらいの寒波には耐える。観葉植物としてベランダに置いておき、つまんで夕食の材料にというのもありだろう。秋口からはむかごを付け、これも食べられると聞く。

 それ以外に、ヒユナ、ツユクサ、桑の新芽、水前寺菜、サツマイモの茎などが食卓に上がるわけである。どれも只というのは間違いで、それなりの種代・苗代と肥料代、ガソリン代、農薬代などがかかるわけだが、人件費は考えないので感覚的にはただ同然である。さらに、主食の米、手違いで売りそびれた古々米を食べている。米用の冷蔵保管庫に入れていたため、虫の発生はないし味の低下もほとんど感じない。果物としては、冬に採って冷凍しておいた八朔が先月なくなった。ブルーベリーは豊作で、どんぶり食いをしている。桑の実とアンズは、時々冷凍庫から出してジャムにしている。現在はナシの旬で、近所の方々が少しだけ痛んだものや完熟のものを持ってきてくれる。これも食べ放題なのだが、血糖値を幾分気にしながら食べている。

 ジャガイモ、デンプンの塊ではあるのだが美味しい品種はやはり美味しい。そろそろメイクイーンの味が落ちてきたようだ。この品種は煮ものに入れた時煮崩れしない品種で、美味しいのだが貯蔵性に問題がある。本来、この性質に人が文句を言うべき筋合いではないのだが、とにかく休眠が浅い。男爵も同様である。これからはメイクイーン似た味を持ち、貯蔵性の高いシンシアを食べる予定だ。秋作としては、男爵を少し作ろうと考えている。男爵、粉っぽいイモでポテトサラダや粉吹き芋などに向く。

 これ以外に欲しいと思えば、イノシシ肉や鹿肉はすぐに手に入る。味噌、醤油、油と少しの調味料を買えば、さほど不満のない食生活が可能である。この暑さの中、ツル上げと土寄せはしないといけないにしても、しばらくすればサツマイモが、続いて栗とタケノコイモと秋ジャガが採れる。いつも動いていないと体調が悪くなる貧乏性な人間のくせに、ただ歩くのは嫌い、ただ走るのはもっと嫌い、スポーツセンターで体を鍛えるなんてもっともっと嫌いな私にとっては、願ってもない生活なのかもしれない。

 残りの電柵の設置が昼までで終わった。暑い、作業着から汗が流れ落ちる。帰りにKさんからブドウを貰った。なんとも理不尽な言いがかりだが、ちょっと甘すぎるのが糖尿病患者にとっては難点である。

追記:ビル・ゲイツが逮捕されたというニュースが流れています。https://realrawnews.com/2021/08/military-arrests-bill-gates/   https://beforeitsnews.com/alternative/2021/08/the-u-s-military-on-tuesday-arrested-microsoft-founder-bill-gates-charging-the-socially-awkward-misfit-with-child-trafficking-and-other-unspeakable-crimes-against-america-and-its-people-3755730.html

 大手のメディアは扱っていないのでまだ真偽は不明ですが、何か動きがあるのかな。CDCのPCR使用中止の発表と関連があるのかな。もっとも、大手のメディアが扱うはずのないニュースといえばその通りなので、どうすれば真偽を確かめられるのか考えてみよう。

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日々こんなもの

 久しぶりの雨、とても有り難い。だがこの雨で息を吹き返すのは作物だけではない。畑の畔で雌伏していた雑草といわれる名も知らぬ植物が、一気に伸び始める。今までもそうだがこれからも草刈りと草取りと除草剤散布の毎日が続く。

 昨日は育てているゴーヤにカメムシの幼虫がかなり発生していた。今年のカメムシは間違いなく発生が遅い。冬が寒かったのが原因かもしれない。土日の出荷に合わせて前もって採果し、仕方なく殺虫剤を散布した。ゴーヤに発生しているのであればカキにも発生しているに違いない。隣のナシ畑が収穫期に入っているので、ポジティブリストの規制に引っかからないように薬を選び、ドリフトがないように風向を考えて散布せねばならない。私のカキは半分遊び、隣のナシは専業のナシであるため、その程度の配慮は必要だろう。

 今日はナス畑、スリップス(アザミウマ)とテントウムシダマシ、そして昔日本が送り込んだ生物兵器とまで言われたマメコガネの食害が目立ち始めただけでなく、黒枯れ病(多分)も発生している。出荷用に水ナス、長ナス、白ナスを前もって収穫し、コテツとトップジンMを散布したのだが、散布後しばらくしたらかなり強い雨が降った。再散布するかどうか、様子を見ながら決めることにするつもりだが、散布回数が決められているのでそれとのバーターである。

 午後から田んぼに行くと、イノシシが畔を壊している。隣のブドウ畑では昨日電柵を設置したという。田んぼに入られると取り返しがつかなくなるため、慌てて水路脇の草刈りをし電柵を設置した。とはいえ、全面を囲うには時間が足りなかったため、侵入口となっている隣の耕作放棄水田との境に設置した所で日が暮れた。残りは次の日に回すしかない。明日出来ることを今日するなという格言を信じて終了である。田植えが終わってしばらく経つが、そろそろイネの病虫害にも目配りをする必要のある時期になった。いやいや、忙しいし考えることが多い。周りの農家の方は実に淡々と作業をこなしている。私はドタバタと、その場凌ぎの作業に追われている。経験の差だな、これは。

 ゴーヤ畑にいった時、採りそびれた巨大なヤツが良い色に熟していた。写真をお見せしよう。左が通常の出荷品、右は少しだけ過生長。この黄色い果実からジャムを作ると希少なジャムができるのだが、ジャム製造の免許がないため販売は出来ない。差し上げることなら可能なのだが・・・。

 ついでである。電柵の写真をいくつか貼っておく。左側の耕作放棄地、法面の草は切ったのだが、その上に生えている部分も切る必要がある。生長した葉っぱが電線に触れるとそこで漏電が起こり、電圧が下がり効果が亡くなるからである。この草刈りで半日以上かかるかもしれない。この薮の中に獣道がある。草の先端にはマダニがくっついて次のホストを待っていることがある。マダニ、日本紅斑熱 ライム病 ダニ媒介性脳炎 重症熱性血小板減少症候群(SFTS)を媒介する。コロナより怖いな、用心用心!

 電柵のコントローラーである。実に単純な機器だが、これで3万円程する。サツマイモ畑、カボチャ畑などなど、あちこちに設置するとなると結構な出費となる。さらに、単一の乾電池8個が必要であり、1ヶ月程度しか持たない。消費者からは気付いてもらえそうにもない出費だ。太陽光の発電パネルを持つものも販売されているが、通電距離を考えると5万円程度の装置が必要になる。

 上の放棄地の草刈り、考えただけでも億劫になるが、やらないと田んぼがイノシシのぬた場になってしまう。暑いけど仕方ないか。気温の予想、今日は34℃、明日は36℃だ。

 

 

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新型コロナのその後の後

 あれは団塊の世代の読み物だなどと揶揄されることがある桜井ジャーナルというサイトだが、このサイトは比較的冷静に物事を判断していると思って呼んでいる。自分の意見と違うからという理由で、世代論に矛先を転じ批判するやり方はフェアではない。先ほど田中宇氏のサイトを引用したが、桜井ジャーナルにも「RT-PCR診断パネル」のEUA(緊急使用許可)をCDCが今年末に取り下げに関する記事が出ていた。この方は慎重にコメントすることなく、事実だけを伝えるというスタンスをとっている。社会的に観点から、自らが陰謀論者と印象づけられるのはまずい、でも分かってくれよという本音が見える気がする

「RT-PCR診断パネル」のEUA(緊急使用許可)をCDCが今年末に取り下げへ
https://plaza.rakuten.co.jp/condor33/diary/202107270001/
2021.07.27 櫻井ジャーナル

 アメリカのCDC(疾病予防管理センター)は昨年2月にFDA(食品医薬品局)へ「2019年新型コロナウイルス(2019-nCoV)リアルタイムRT-PCR診断パネル」のEUA(緊急使用許可)を求め、それ以降、使われてきた。そのEUAを今年12月31日に取り下げるとCDCは7月21日に発表した。

 「COVID-19(2019年-コロナウイルス感染症)ワクチン」と同じように診断テストもFDAから認可されていないのだが、「緊急」ということで使用が許可されてきたのだ。

 診断法はどの程度有効か分からないが緊急事態だから使用可、でもアビガンとイベルメクチンについては治験での正確なデータがないから使用不可、イベルメクチンについては緊急事態であるので承認をしたのはしたのだが、マスコミへの発表ナシ、医師への通達ナシ、ワクチンは緊急事態だから治験が終わっていなくても緊急使用許可、もし副作用が合った場合、メーカーに責任は求めない、でも国はワクチンの副作用を認めない、大臣は前のめりになってワクチン推奨、どこかおかしいと思わないのかな。安全性の試験は危険性の試験の言い換えであり、安全対策は危険対策の誤用である。安全であるなら対策はいらない。安心は各個人が勝手に感じるものであって、国のトップが記者会見を通して一律に与えるものではない。近頃鹿を連れてくると、これはなんだと聞かれる前から馬だ馬だと宣う忖度野郎が世にはびこっている。

 上の記事、コロナウイルス感染症の根本に関わる問題を提起している。このブログを読んでいる人であれば、ある程度の知識と判断力を持っていると信じている。少しで良いのでそれを社会に向かって発信されたらどうでしょう。、

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