梅田 譲 町長

 熊本県山都町の町長、梅田 譲氏に祝電がたくさん来ているそうだ。まあその程度の言葉遊びであれば、オバマ氏が勝ったときは福井県の小浜市や長崎県雲仙市の小浜温泉、ブッシュ氏が大統領時代に一寸大型の草刈り機に命名されたブッシュカッター、ヒラリー氏が元気だった頃のクローラ型ステップ付き運搬車ヒラリーなど色んな例には事欠かない。日本語特有の言葉遊びである。あれ、みんな民主党の人だ。

 国と国との付き合いにおいて、その国の内政に手を突っ込むのは慎むべきである。これはアメリカに対して強く言いたい。アメリカが日本の政治に関与しているのはわかっているし実に失礼であると思うのだが、だからといってアメリカの内政に日本が関与してよいというわけではない。少なくとも、現時点で公式には大統領は決まっていない。にもかかわらず、バイデン氏と管総理が電話会談をしたと自慢げに伝える報道機関はいったい何を考えているのだろう。表に出ない形で裏交渉を始めているのであれば、それは有りだと考えるが表に出す必要は全くない。管総理はバイデン氏との人的つながりの構築を始めています。管新首相は外交もこなせるのですという宣伝なのかと思ってしまう。もしトランプ氏が勝ったら、その時どんな顔をしてトランプ詣でをするのだろう。最初から致命的とも云える外交的ハンディを持ってしまうのではないかと考えるのだが。

 記憶を辿れば、安倍前首相も同じことをやった記憶がある。オバマ氏がまだ大統領の席にあるにも拘わらず、トランプ次期大統領に表敬訪問をしてオバマ氏の機嫌を損ねたことだ。なんか嫌だな。宗主国アメリカの大統領様に、誰よりも早くご機嫌伺いをすることで媚びを売っているようにしかみえない。みっともないな。アメリカという国が、少々斜陽気味だとは云え強力な軍事力と国際政治力を持っていることは間違いない。従って、この国とある程度上手く付き合う必要があることも理解している。しかし、媚びへつらう追従外交をすることとは違うだろう。損得を離れ、ときには毅然とした態度を示さない限り、本当の意味での尊敬を勝ち取ることはできないだろう。 

 新型コロナ感染症とワクチンについては、いよいよ次のステージに入ってきたように感じている。未だに、両極端の意見が跋扈している。次回は混迷の中にある新型コロナ感染症について、少し整理して書く予定である。但し、私の意見であるので正しいかどうかは保証しない。各自、最善と思われる方法で対処して下さい。

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アメリカの混乱

 大統領選挙が終わった後のアメリカの混乱はすごい。トランプ側からもバイデン側からも色んな情報が流れてくる。国内の選挙以上に日本のマスコミの報道が盛り上がっているようだが、新型コロナ感染症の場合と同じく、どの報道が正しいのか全く判断できない状態である。トランプが勝って今までのように我が侭放題の政策を振り回されるのは嫌だが、バイデンが勝って再びTPPに復帰するだけではなく中東への武力介入を強められるのも嫌だ。そう言えば、種苗法の審議も予定されている。どちらが勝つにしてもさほど明るい未来がこの国にあるようには思えない。こんな時期には、今後の外交政策を冷静に構築するための議論が必要だと思うのだが、国会は学術会議の構成員の任命問題で空転しているようにみえる。学術会議はこんな時こそ、外交方針について幾つかのオプションを提議してその存在意義を示したら如何だろう。政府からの委託ではなく、自主的な政策提言こそが学術会議に課せられた本来の任務であろう。視野狭窄になって、目の前の問題だけに翻弄されるべきではないと思うのだが。

 国内ネット上での大騒ぎもそれなりに理解できないわけではないが、所詮他国の問題である。いくら騒いでも外国の選挙である。彼の国の選挙のシステムについての議論なんて、我々の手の届く問題ではない。起こっていることに対して冷静かつ慎重に自主的な判断をするしかないと考える。我々日本人の意識はパックスアメリカーナと呼ばれるアメリカ一強時代の影を強く引きずっているようだ。この国の指導層層は、アメリカに留学してアメリカを第二の祖国であるとする刷り込みを受けた人々が多数を占めている。アメリカとの金脈・人脈はこれらの人々の力と収入の源泉である。これを考えれば、今しばらくはアメリカを必要以上に重視する時代が続くだろう。しかし、今回の大統領選挙にみえるように、アメリカと云う国家の中に大きな混乱と分裂が発生し、その力の減衰が見え始めた。この状況を冷静に受け止めることのできる次の世代の指導者の出現が望まれる。

 いま一つ、この大統領選だけを見ていると民主党と共和党の全面対決のような状況にみえるのだが、そんなことはない。二つの政党間で驚くような政策の違いは無い。二大政党があって、国民の皆さんには自由に選ぶ権利が保障されていますよという幻想をまき散らしているようにみえる。どちらが勝ったとしても、政治献金をしてくれるグローバル企業の望む政策群を進めるに違いない。

 それにしても開票の滞り方は尋常ではない。開票を慎重にやっているという説明で納得できる限度を超えている気がする。ボケないために色々な可能性、つまり妄想であり陰謀論になるだが、両候補ともに負けると刑事訴追されるような弱みーバイデンは不正選挙、あるいは中国からの不正献金、トランプも様々なお金の問題ーを持っていて、この遅延した時間で負けても訴追されないための交渉をやっているのではないか。本当に田舎のジジイの妄想です。信じないでください。しばらくしたら消去します。フフ

 

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久しぶりの雨である

  昨夜、午前零時頃から降り始めた雨がまだ降り続いている。しばらく降っていなかったのでいい雨だと言えばいい雨だが、タマネギの植え付けがまだ終わっていない。これを植え終わった後に降ってくれるともっと有り難かったのに、などと自分に都合のよいことばかり考えている罰当たりである。寒冷前線でも通ったらしく少しばかり肌寒い。秋雨、秋霖と言うには少しばかり季節が進みすぎているようだ。冷え冷えと降り続く晩秋の雨を意味する冷雨という表現が適切だろう。雨が降ると何もすることがない。することがない上に何となく肌寒いというのは精神的によろしくない。気持ちまで冷え冷えとなるからだ。コロナ鬱になりそうな人々にとっては好ましくない天候である。

  こんな日は昔話しかないのだが、大学にいた頃学生の健康状態には気を使っていた。顔色、動作、声のトーン、会話の速さ、講義で座る位置などを、密かにチェックしていた。もちろん直ぐにプライベートなところまで踏み込むことはない。ただちょっとだけ面白い傾向に気付いたかもしれない。東京に住んでいる人は九州に行くということは南へ行くと思っている人が多いのだが、鹿児島や宮崎のように太陽に近い県は別として、北九州に来るのであれば、西に、そして裏日本に来るだけである。冬の福岡市や北九州市は裏に本であるが故に晴れの日がとても少なく寒い。まして日の出が東京より1時間ほど遅いので、朝はとても辛いのである。これが原因かどうかは分からないが、日照時間が長い地方から来た学生は冬場に鬱っぽい症状を示しやすいのである。当然個人差はあるしその年の気候にも関係するため確定的なことは云えないが、まあそういう気遣いをしていたというだけである。

  夕方になっても雨は止まない。気分を変えるために薪ストーブに火入れをすることにした。7年近く手入れをしていないストーブで、今月の10日にオーバーホールしてもらう予定である。外見は全く痛んでいないが昨年の後半に蓄熱板が割れてしまっていた。こうなると副燃焼室にも損傷が来ているだろうと考えてのオーバーホールである。見積もりをとったら、約10万円ということだった。7年使って10万円、年に14,200円なら悪くはないかと思った。しかし、薪集めの労力を時給に直せば、灯油代とどんな比較になるのだろう。暖かさの質が気に入っているので細かいことは考えずに、トロトロとした暖かさを楽しむことにしよう。何しろカーボンニュートラルである。後は湿度のコントロールをどうするか、今年は少し気にした方が良さそうだ。天板上にタライを置くか加湿器を購入するかの二択である。とにかく、火入れは終わった。何とも寝るのが勿体ないほど幸せな暖かさである。

 

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批判したつもりはないが出てきちゃった

  毎日、薪を運んでいる。薪と言ってもホームセンターや薪屋さんで売っているような薪ではな。薪にはなっていない大きな丸太である。運び初めて何日になるのか記憶にないのだが、腰と肩と腕がが痛くなってきた。同じ方法で運び続けると腰をやられたり靱帯を伸ばしてしまう可能性ありと考え、昨日から運び方を変えた。今までは2m近い原木をそのまま軽トラの荷台に載せていたのだが、この積み卸しが辛い。そこで、現場で原木を切断して運び始めた。まずチェンソー-2台の刃を研ぎ、ガソリンとチェンオイルを補充する。現場へ行く時に補充のガソリンとチェンソーオイルは持っていかない。2台の燃料が切れたら本日終了とする。明日できることは今日するなの精神である。そうしたらいくぶん腰は楽になったが、短く切られた原木は積み上げたときの安定性に欠ける。いずれにしろ一長一短、全てがうまく行くことはない。

 昨日、山鳥について何か書いた。そうだ、雉と山鳥ではファッションの方向が違うと書いた。山鳥の方がシックで綺麗だとか雉の方が派手で気品に欠けるなどと比較したつもりはなかった。山鳥には山鳥の、雉には雉の美しさがあり、それぞれの進化の結果があの彩りであると理解している。さて、このブログを雉が読むはずはないのだが、今日は山道に雉が出た。それも健康そうな雄の雉である。人懐っこいと言うほどではないが、さほど臆病でもない。軽トラからカメラを出して撮影することができた。

日本キジの雄

  日本キジの雄である。近縁種の高麗キジも福岡県に分布することが知られている。高麗キジの雄には首の周りに白い輪があるため日本キジとの区別は簡単である。但し、視覚によるメスの区別は難しい。彼等はどうやって見分けているのだろう。

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昨日はドラフト会議

  近頃、悟ったというか開眼したというか、新聞の正しい読み方を身につけたような気がする。昨日はドラフト会議が行われた。新型コロナウイルス感染症の感染を防ぐために、各球団に別室が割り当てられ、抽選の時だけ抽選会場に現れるシステムだったという。結果として各球団が育成ドラフトを含め123人との交渉権を得たわけだ。幾つかの球団が競合したドラフト1位の選手がいれば、密やかに育成の12位で入った選手もいる。

  新聞を読めば、これらの選手は来シーズンから直ぐにレギュラーのの座を勝ち取るが如く書いている。育成で獲得した選手であっても、類い希な能力を持ち数年後はレギュラーをとる素材であるそうだ。私だってこのドラフトで選抜される選手達が、希に見る天才である事はよく分かっている。年に120人あまりしか選抜されないとすれば、東大より遥かに狭き門である。(因みに東大の定員は約3000人である。)そして、ドラフトで選抜された選手達にたいして、スポーツ新聞のみならず大きな発行部数を誇る新聞までが、ただただ持ち上げる提灯記事を書くのだが、実際に一軍に定着できるのは少数にすぎない。厳しい世界である。

 そんなことは知っているよと思われる方が殆どだと思う。そんなものだと私も気付いてはいた。何部売ったかが勝負の世界では、たくさん売った新聞社が勝ちである。変に批判的な記事を書いて球団から取材拒否でもされたら、担当記者は懲罰ものだろう。これは野球だけではなく、テニスだろうとゴルフだろうとスポーツ界に共通する馴れ合いのシステムであるようだ。来年のオリンピックは中止で間違いなさそうだが、今までのオリンピックにおける直前の提灯記事を信じるとすれば、毎回金メダルは100個くらい取れそうであった。

  スポーツ界や芸能界について少々の提灯持ち的な記事が氾濫するのは、またかとは思うものの、娯楽であるが故に許容範囲にあるのかなと思っている。私も丸くなったな!!だが、しかしである。このシステムが、長い間政治の世界でも通用していることには辟易している。どの内閣でもよい、就任した各大臣について、マスコミはいろいろな情報を持っているはずである。その取材を元に、この方は△△大臣に任命されたが△△分野に通暁しているとは思えないとか、○○関連の政策で××企業との癒着が噂されており、任期途中での辞任の可能性があると書いても良いだろう。その予想が当たればスクープではないのか。しかし、認証式の次の朝、新聞紙面は高下駄を履かせて神輿に乗せたような記事で埋め尽くされる。そんな記事を、貴方なら読みたいと思いますかと記者諸氏に聞いてみたい。

  新聞は読者のために字を大きくし、漢字を減らした。スポーツ関連のスペースを増やし、外国記事を減らした。広告のスポンサーに不利なことは書かない。国内の記事は自ら取材したものではなく公式発表に合わせた忖度記事にする。どうも読者のレベルを低く見て馬鹿にしているのではないかと感じている。このままではネット記事に押されて、新聞自体が消滅の危機に陥るだろう。今後、娯楽的なお気楽記事を書く新聞が生き延びるのか、それとも真摯に事実を伝える新聞が生き延びるのか、それを予想するのは難しい。とはいえ、言論人としての矜持は持ち続けて欲しいと願っている。

 午前一時を過ぎているのだが、アメリカで株が急落しています。新型コロナ感染症への不安、あるいは大統領選に対するデモンストレーションかな。売っているのは誰だろう。

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