PCRについての再考

 ことの進展が早過ぎて、色々なニュースの裏撮りが追いつかない。ワクチンを打ったらスプーンがくっつくとかスマホがくっつくとか、血栓が出来やすいので飛行機に乗ると危ないとか、打ったヒトは2〜5年で死ぬとか、打った人に近づくと健康を害するとか、DSが後ろにいるとか、いや後ろにいるのはロックフェラー財団だとか、とてもじゃないカバーしきれない。さらには、mRNAワクチンは接種者のゲノムDNAに取り込まれ永遠に変化させるとの報告まである。すべてを陰謀論として切り捨てられればすっきりするのだろうが、それぞれの論には認めるべき事実がありそうなところが悩ましい。スプーンやスマホがくっつくことについてはまだ判断していないが、それ以外の項目についてはそれなりの裏付けがある。その裏付けが正しいかどうかはまだ分からない。

 ワクチン接種者は血栓が出来やすいので飛行機に乗るなというスペインとロシアの話であっても、2021年6月4日 uncut-newsというドイツの独立系ジャーナルサイトで報道されたもので、頭から陰謀論と切り捨てる訳にもいかない。https://uncutnews.ch/medien-in-spanien-und-russland-fluggesellschaften-gehen-das-problem-der-blutgerinnsel-an-und-empfehlen-geimpften-personen-nicht-zu-reisen/ 血栓が出来やすい、血管障害を引き起こすという発表はソーク研究所からも出ている。ソーク研究所は、ポリオ(小児麻痺)の生ワクチンを開発した所で、複数のノーベル賞受賞者を輩出している信頼できる研究所である。ビル・ゲイツ財団でワクチン開発を担当していたギアート・バンデン・ボッシェ博士も、ワクチン接種によってできる特異性抗体が、元々われわれに備わっている非特異性抗体を無力化し、生来の免疫システムを破壊するということで、コロナワクチン接種の緊急停止をWHOと世界各国に呼びかけている。一方、JALとANAは社員に対するワクチン接種をするという発表を見た気がする。自衛隊員にも接種するという報道があった。ワクチンを接種した人は飛行機に乗るな、ではパイロットはどうなるのだろう。客室乗務員は?旅客機であれば副操縦士がいるが、自衛隊の戦闘機の場合はどうするのか。

 ワクチンを接種されたヒトは2〜5年で死ぬというのも本当かなと思いはするものの、このワクチン政策に携わっていたファイザー社元副社長の告発というのが気にかかる。これは人の免疫に関する問題なのだが、もう一つmRNAワクチンは接種者のゲノムDNAを永遠に変化させるというのも悩ましい。ゲノムに組み込まれるというのであれば、人に逆転写能力があることを意味する。そんなことは習ってこなかったと思うかもしれないが(私も初めはそう思った)、ハーバード大学とMITの研究者が、mRNAの「ワクチン」が逆転写によりヒトのDNAを永久的に変化させている可能性があると警告している。ハーバード大学とMITの研究者というのが判断を迷わせるな。さらに、https://www.technologynetworks.com/genomics/news/human-cells-can-convert-rna-sequences-into-dna-349748によれば、トーマス・ジェファーソン大学のリチャード・ポメランツ博士が、哺乳類細胞内の14種のDNAポリメラーゼのうち、ポリメラーゼ・シータと呼ばれる珍しいポリメラーゼが「RNA の遺伝情報を DNA に逆転写することができ、実際にDNAとDNAを複製する場合よりも高い効率で働く」ことを確認したと書いている。ヒトもレトロアニマルであったのかとそれなりに驚くのだが、ラマルクの用不用説が再浮上するかもしれないな。

 本題のPCRについての再考、あれこれと書くことに疲れてしまったので、ざっと書くことにする。よくPCR詐偽などといわれるが、詐偽のネタはいくつかある。コロナ感染症についての発表において、今日の感染者数は○○人と書いてあるのだが、何人調べたかの母数は書いてない場合が多い。要するに検査数を操作すれば、感染者数はどうにでもなるのである。さらに、母数に対する感染者割合を東京都のデータで見てみると、感染率が大きく上下している。相当意図的に数字を出しているなと推測している。

 PCRで使うプライマーについても問題がありそうなのだが、それはそうとしてPCR試験陽性者と発病者を感染者という名称で括っているのが、実に良くない。よく比較の対象とされるインフルエンザ、流行時には通勤電車の中で多くの人がインフルエンザウイルスを吸い込み、上気道にウイルスを持っている筈である。しかし、発病するのはその中の一部、インフルエンザ感染者という場合は、発熱、咳、頭痛など症状を示して病院へ行き、インフルエンザの検査で陽性となった人のみをいう。無症状者は感染者ではないのである。従って、本来のコロナ感染者は発表数よりかなり少なくなる。

 いまひとつ ct 値の問題がある。これは最近良く議論されているので皆さんもご存知だと思うが、要するにウイルスの遺伝子を検出するために何回増幅を掛けるかという問題である。初期の頃、日本では45回という途方もない数字が使われていた。45回も増幅すれば1本の遺伝子断片が約35兆本に増えることになる。これは余りにも酷い。国立感染症研究所は「ウイルスRNA1コピー」の増幅が確認できるポイントが概ね38か39サイクルであり、試験ごとに多少のずれが生じるため40サイクルとしている。機器、測定システムの性質上、40サイクルからの増幅を確認するためには、それよりも5サイクル上まで増幅反応を行う必要があるため、45サイクルとした」と答えていたようだが、上気道に1個のウイルスがいたら感染者かという問いには答えていないようだ。後は想像に任せるが、要するに通達を出してct 値を操作すれば、感染者の数などどうにでも出来るわけである。

 最後の一つ、これが私にまだ理解できていない問題である。キャリー・マリス博士、PCR法の発明で1996年ノーベル賞を受賞した研究者だが、「PCRを感染症の診断に使ってはならない」という言葉を残して、謎の死を遂げたといわれている。PCR法によるコロナ診断に批判的な方々がこの言葉を良く引用されるのだが、詳しい理由を述べている人はいない。上に述べたいくつかの理由を指しているのだろうと、半分くらい納得はしてきたのだが、いまひとつ腑に落ちない。以下、私論である。正しいかどうかは分からないが、こんな場合もあるのではと考えたことを書き留めておく。

 ヒトは病害菌やウイルスの感染を未然に防ぐシステムを持っている。免疫といわれるシステムが頭に浮かぶが、体内に侵入される前に存在する防御システムがある。例えば、ヒトにおいて涙や鼻水、母乳などに含まれているリゾチームは、真正細菌の細胞壁を構成する多糖類を加水分解して真正細菌つまりバクテリアの感染を防いでいるといわれている。とは言うものの、ヒトの皮膚や粘膜上には多数の常在菌が存在しているのも事実である。また余り知られていないが、ヒトは体表面にRAase(RNA分解酵素)を分泌している。カビも細菌もまた菌体外にRAaseを分泌している。さらに、ヒトが体表面にプロテアーゼ(タンパク質分解酵)を分泌しているかどうかは寡聞にして知らないが、種々の細菌が菌体外にプロテアーゼ素を分泌することは知られている。

 何をイメージしているかといえば、ヒトの上気道と呼ばれる場所には一定の感染防御システムがあるのではないか。そこにはホストである人やカビや細菌が一つの生態系を構成しているわけである。そして、色々な細菌やカビ、あるいはヒトの細胞が相互に破壊しあいながらも、一定の秩序を維持しているのである。つまり、上気道の粘膜上には各生物が分泌する加水分解酵素、プロテアーゼ、RNase、あるいは脂質分解酵素が存在するに違いない。呼吸を介してここにコロナウイルスが付着した時、ウイルスを構成している外被のタンパク質や脂質膜部分が分解を受け、不活性化するケースがあると考えるのが合理的である。そうするとウィルスの外被はが破壊されて内容物であるウイルスの遺伝子すなわちmRNAがむき出しになるに違いない。外被を失ったウイルスmRNAをヒトや周りの微生物が分泌したRNaseが攻撃して切断すれば、もはや感染力は失われることになる。

 しかしながら、上気道からサンプリングしてPCRを実施する場合、フォワードプライマーとリバースプライマー及び両プライマーに挟まれた領域が壊されていなければ、PCR検査では陽性となる。つまり、コロナウイルスを吸い込んだにも関わらず、上気道においてこれを破壊し、感染力を失ったコロナウイルス遺伝子断片を持っているだけのヒトを、コロナウイルス感染者であると判断しているのではないかという疑問である。プライマーの特異性や ct 値の問題は良く議論されているが、断片化したウイルス遺伝子からの増幅に基ずく誤判定の可能性は聞いたことがない。キャリー・マリス博士の「PCRを感染症の診断に使ってはならない」という言葉に、この可能性が含まれるのかどうか、判断は読者にまかせます。この部分がPCRを再考するというタイトルで書きたかった部分です。

 それにしても、ワクチンは絶対に安全だと言う関係者の方々より、一寸待て、危険だと訴える人々の方が人格、学識、識見に富んでいるように思えるのは、私だけだろうか。免疫のシステムは、我々が考えるよりはるかに複雑で矛盾に富んだものであるようだ。そのシステムに対し、まだ私は完全に理解していない。従って何が起こるか分からないと真摯に言う人の方が信頼に値すると考えている。

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PCRについて再考するつもりだったけど・・・続の続の続き

 ここ数日アメリカ、イギリス、オーストラリアのメディアでは、新型コロナウイルスが生物兵器とする意見が増加している。どの国も中国と政治的・経済的に緊張関係にある国々であるため、それなりの修正バイアスを掛けてみなければいけないと考えている。とはいえ、意図的放出か意図的ではない漏出であるかにかかわらず、このウイルスは世界中に拡散し蔓延してしまったわけである。我々としては何とか対処せざるを得ない状況に追い込まれていることは間違いない。但し、インフルエンザを始めとして、感染者という場合はその感染症特有の症状が出ている患者をさす。ところが、コロナウイルス感染症においては発症していないヒトであってもPCR検査で陽性であれば感染者とされている。困ったことだが、悪意を持って感染者数を操作しようと思えば、とても簡単に操作出来るのである。ここに、PCRについて再考すべき必然性があるわけだ。

 冷静に見た場合、この感染症はさほど問題にするようなものではないと思う。高橋洋一氏は好きな人ではない。だが、今回の小波発言に関してだけは6割程度合意する。現在の感染の広がりは、間違いなくさほど問題にするようなものではない。現在までの総感染者数が771509人に対しなくなった方は3990人である。感染者に対する死亡率は1.8%なのだが、PCR検査を受けていない不顕性感染者が感染者数の10〜100倍いると考えれば、0.2〜0.02%となる。アメリカにおいて、実際に感染した人の生存率が平均して99.98%という数字が出されているようだが、ちょっと低過ぎるかなと思わないでもないが、まあ納得できる範囲の数値である。但し、適切な治療薬の存在が条件であると同時に、後遺症の克服手段は必要である。

 死亡率0.2〜0.02%の感染症に対して、どうしたわけかWHOを先頭にして、すべての国がといっていいほどの国々がワクチンこそがこの感染症を克服する唯一の方策として走り出してしまった。そして出現したのが今までのワクチンの定義から逸脱した、いくつかのワクチン擬である。これについては以前に書いているので、そちらを参照して欲しい。https://bamboolab.yamasatoagr.com/?p=5967

 現実の問題としてコロナウイルスワクチンの接種が始まり、政府が形振り構わず進めようとしているのだが、このコロナワクチンに対しては、全貌を把握するのが難しいほど多岐にわたる批判が湧き上がっている。事此処に至ってしまったとすれば、それらを少し整理して読者の接種するかどうかの判断の一助になればいいと考えて筆を進めることにする。といいながらも最初からいやな予想をしておく。コロナワクチンによる死者の数はコロナ感染症の死者数をはるかに超えるのではないかと恐れている。もちろん、政府は決して認めないに違いないが。

 米国では、5月28日時点で2億9,210万人の新型コロナワクチン投与が行われている。内訳は、モデルナのワクチン1億2,300万回、ファイザー 1億5,800万回、ジョンソン・エンド・ジョンソン1,100万回である。アメリカCDC(米国疾病予防管理センター)のVaccine Adverse Event Reporting System(VAERS:ワクチン有害事象報告システム)の報告によれば、昨年12月14日から5月28日の間に、294,801件の有害事象がVAERSに報告され、その内死亡者は5,165人であったという。一方日本においても、6月10日時点での接種者が約2140万人である。第 61 回厚生科学審議会予防接種・ワクチン分科会副 反応検討部会、令和3年度第9回薬事・食品衛生審議 会薬事分科会医薬品等安全対策部会安全対策調査会(何という名前の長さ)によれば、令和3 年2月 17 日から令和3年5月 30 日までに報告された死亡事例は計 139 件、加えて、令和3年5月 31 日から令和3年6月4日までに、医療機関又は 製造販売業者から死亡として報告された事例が 57 件、計196人となっている。こうしたデータが議論の基礎になると思うが、VAERSの数字は本来の数字の1%〜10%しかカバーしていないとの報告がある。日本のデータもその程度の正確さとしてみたほうが良いだろう。

 色々と情報が錯綜していて、何から書けばいいのか戸惑っているのだが、最も重要なことの一つは、コロナウイルス感染症の症状がスパイクタンパク質により引き起こされるという報告だろう。感染がスパイクタンパク質がACE2 受容体を介して細胞への侵入を促すことから、このタンパク質に対する抗体をヒトに作らせておけば感染を抑えることが出来るというストラテジーの基に、ワクチンの設計が行われたと思う。つまり、スパイクタンパク質のアミノ酸配列をコードするmRNAをヒトに注入すれば、人の体内で異物であるスパイクタンパク質が生産され、これに対する抗体が産生される流れになる。ところが、コロナウイルス感染症の症状がスパイクタンパク質によって引き起こされるのであれば、このコロナワクチンはヒト体内で毒素であるスパイクタンパク質を作らせるという矛盾した結果を引き起こす。でも、そういうことであれば、ワクチン接種後の副作用が合理的に説明できる。困ったことに、ヒト体内で壊れにくく修飾されたmRNAがどれくらいの期間スパイクタンパク質を作らせ続けるのかは分かっていない。

 この新型コロナウイルスが人為的に作られた可能性が高まるにつれ、生物兵器としてきわめて悪意に満ちたものであると書いたのはそういう意味である。常識的に考えればワクチンのターゲットとなるはずのスパイクタンパク質自体に毒性が仕込まれていたことになる。人の体内で生産されたスパイクタンパク質は、血流に乗り血管内皮細胞におけるミトコンドリアを破壊して循環器系への損傷を起こしながら、その後、脾臓、骨髄、肝臓、副腎そして子宮に蓄積されるという。さらにスパイクタンパク質は血液脳関門を通過して脳にも損傷を与えることが実証されている。これらのことを知った上で、この新型コロナウイルスを作成したとすれば、まさにマッドサイエンティスト、悪魔の所業であろう。

 いまひとつの問題はADEに関するものである。ADEすなわち抗体依存性(感染)増強についてはウィキペディアの説明で良いだろう。簡単にいえば、ウイルス粒子に抗体が結合することで感染が増強する現象である。こうした現象がコロナワクチン接種後に起こるかどうかについては、なかなか判断が難しいなと思っていたのだが、阪大のタンパク研から、「新型コロナウイルスに感染すると中和抗体ばかりでなく、感染を増強する抗体が産生されることが判明した。さらに、感染増強抗体が産生されると、中和抗体の作用が減弱することが判明した。」とする論文が出た。掲載誌がCellであることから、まあ信頼していいだろう。これは嫌な報告である。この新型コロナワクチンが実用化を急ぐ余り、動物実験をスキップしているからである。さらに、同種のコロナウイルスであるSARSやMERSウイルスに対して試作されたRNAワクチンにおいて、実験に使用したネコ、フェレットがすべて死んだため(これ以外にも理由があるのかもしれないが)、実用化されてこなかった経緯があるようだ。余りに急ぎ過ぎたのではないだろうか。これらのワクチンを製造している製薬会社が、販売に当たって問題が起こった場合の免責を求めた理由がここにあるのかもしれない。

 今必要なのは、不完全なワクチンではなく感染した時に使うことの出来る薬である。また、武漢ウイルスとして中国だけを悪者にしてしまおうとするような流れがあるが、この新型コロナウイルス感染症で、誰が利益を得たのかとする立場からの判断も必要だろう。別に、中国を免責するつもりはない。しかし、意図的なアウトブレイクであれ、意図的でないアウトブレイクであれ、このウイルスを作りそれを利用しようと画策したグループが後ろにいるだろう。金銭的利益を求めたのか、政治的権力の維持強化を求めたのか、色々と年寄りの妄想は広がるばかりである。ナオミ・クラインの世界が見えてきたように感じている。

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嫌なニュース

FDA approves drug to treat smallpox

Disease considered eradicated in 1980 but drug development for smallpox is an important component for medical countermeasure response

[6/4/2021] The U.S. Food and Drug Administration today approved Tembexa (brincidofovir) to treat smallpox. Although the World Health Organization declared smallpox, a contagious and sometimes fatal infectious disease, eradicated in 1980, there have been longstanding concerns that the virus that causes smallpox, the variola virus, could be used as a bioweapon.

Before its eradication in 1980, the variola virus mainly spread by direct contact among people. Symptoms typically began 10 to 14 days after infection and included fever, exhaustion, headache, and backache. A rash consisting of small, pink bumps progressed to pus-filled sores before it crusted over and scarred. Complications of smallpox included encephalitis (inflammation of the brain), corneal ulcerations (an open sore on the clear, front surface of the eye), and blindness.

Although naturally occurring smallpox no longer exists, concerns about potential uses of variola virus as a bioweapon has made smallpox drug development an important component of the U.S. medical countermeasures response.

Because smallpox is eradicated, the effectiveness of Tembexa was studied in animals infected with viruses that are closely related to the variola virus. Effectiveness was determined by measuring animals’ survival at the end of the studies. More animals treated with Tembexa survived compared to the animals treated with placebo. FDA approved Tembexa under the agency’s Animal Rule, which allows findings from adequate and well-controlled animal efficacy studies to serve as the basis of an approval when it is not feasible or ethical to conduct efficacy trials in humans.

Safety information to support approval of Tembexa was derived from clinical trials of the drug for a non-smallpox indication, primarily from patients who received hematopoietic stem cell transplants.  An increased risk of death was seen in another disease (Cytomegalovirus disease – a viral infection) when Tembexa was used for a longer-than-recommended duration (longer than once a week for two weeks on days 1 and 8). Tembexa is only approved for the treatment of smallpox.  

The most common side effects when using Tembexa are diarrhea, nausea, vomiting, and abdominal pain.

Tembexa received priority reviewfast track and orphan drug designations. Priority review directs overall attention and resources to the evaluation of applications for drugs that, if approved, would be significant improvements in the safety or effectiveness of the treatment, diagnosis or prevention of serious conditions when compared to standard applications. Fast track is designed to facilitate the development and expedite the review of drugs to treat serious conditions and fill an unmet medical need. Orphan drug designation provides incentives to assist and encourage the development of drugs for rare diseases.  

Tembexa was developed in conjunction with the U.S. Department of Health and Human Services’ Biomedical Advanced Research and Development Authority (BARDA). FDA granted approval of Tembexa to Chimerix Inc.

Related Information

 日本語はこちら https://gigazine.net/news/20210611-drug-treat-smallpox-tembexa/

 このニュースが、次にアウトブレイクするウイルスはこれだよという予告記事なら嫌だなと思った訳である。まあ、現状では陰謀論未満の妄想ですが、アングロサクソンミッションみたいな例がありましたので。因にsmallpox、日本語でいえば天然痘です。

 こんなバカな話は早く止めて、TCA回路についての議論を続けたいのだが、とにかくコロナゲート事件の進展が早過ぎて落ち着く暇がない。正直な所、中国政府を頭から信じてはいない。どの程度信じているかって?WHOあるいは日本政府と同じくらいかな。新型コロナウイルスのアウトブレイクが武漢で起こったとして、同時に他の場所で多発的に起こっていた可能性がないとは言い切れない。中国を非難している国々の研究者たちが、武漢の研究所での機能獲得実験に大きく係わったり、資金提供をしている。これをどう解釈するかで筋書きは大きく変わるだろう。それにしても小松左京は先見の明があったということかな。

 田植え直前で忙しい。明日は肥料撒きである。爺の米作、なかなか世話が届かないので反当たり7俵程度しか取れない。肥料をうまく使えばもう少し増えるかもしれないが、味が落ちる。湧き水を主な水源とする田んぼで味の良さだけが取り柄だから、収量は無視して貧栄養で作っている。梅雨に入ったというのに雨が降らない。移植したナスとトウガラシ、ニガウリリも水不足で青息吐息の状況。明日も晴れるようなら、夕方には水やりが必要になりそうだ。3日ほど前からジャンボニンニクの収穫を始めた。収穫物を干しているため家の周囲がニンニク臭い。悪魔払いになるだろうか。

 作物は水不足で生育不良なのだが、雑草(失礼、野草と言おうか)の生育は旺盛である。空き時間を草刈りに充てているが、とても間に合わない。実はスチル社のクリアリングソーを買った。FS311と言う機種である。アタッチメントを含め10万円をかなり超えたのだが、今日、本格的に使ってみた。重い、8Kg近くある、つまり体格の良いゲルマン民族用の機械のようだ。ハンドルの幅も私には広過ぎる。但し、切れ味はすばらしい。傾斜地で使おうと思って買ったのだが、足腰が重さに耐えきれない。ナイロンワイヤーをつけて平坦地で使うには問題はなさそうだ。https://www.stihl.co.jp/STIHL-製品カタログ/刈払機&クリアリングソー/クリアリングソー/275067-220/FS-311.aspx

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PCRについて再考するつもりだったけど・・・続き

 1984年からアメリカ国立アレルギー・感染症研究所 (NIAID) 所長をつづけてきたアンソニー・スティーヴン・ファウチ氏が、余りにも危険であるという理由でアメリカ国内では禁止されたウイルスへの機能獲得実験を武漢ウイルス研究所に依託し、研究費も投入していたことが明らかになり、事態は急に進展し始めた。と昨日書いたのだが、そんなことが彼一人の判断だけで出来る筈はない。米軍、WHO、国務省、CDC、ファウチから武漢の研究所への資金移動を助けたといわれるエコヘルスアライアンス、武漢の研究所建設に関与していたフランス、こんな時には必ず姿を見せるイギリスやスイス、今回はカナダもか、などなど、疑惑の広がりはとどまる所を知らない状況である。日本人の研究者も一枚かんでいるかもしれない。

 常識的に考えて機能獲得実験が、表向きは将来起こり得る感染症に関する実験であるとはいっても、底流に生物兵器の開発実験があることは明らかである。トランプ政権においてこの疑惑に対する調査がなされていたのだが、なぜかバイデン政権に代わってこの調査にはストップがかかっていた。マスコミの動きに押されたのかどうかはわからないが、先日バイデン氏はこの調査を再開を命じた。これから、ファウチゲート事件と呼ばれ始めているこの疑惑が、どのように進展するか、あるいは思わざるストップがかかるのか目が放せない状況になりそうだ。ファウチを始めとする何人かの関係者がトカゲの尻尾として生け贄にされ、真犯人はわからなくなる蓋然性はかなり高そうだ。このウイルスの起源が武漢の研究所であるのか、それとも他の研究所であるのか、さらにこの蔓延が意図しない漏出であるのか、あるいは意図的な放出であるのか、まだまだ闇は深そうである。

 第二はワクチンに関する疑惑についてである。非常に怖い話なのだが、新型コロナウイルスが生物兵器として設計され作られたものであれば、色々な仕掛けがなされているに違いない。善意に解釈すればその罠に新型コロナワクチンが嵌まってしまった可能性が見えてきた。ちょっと複雑だが事の経緯を書いておく。この新型コロナウイルスは本体の外側にスパイクと呼ばれる突起物を持つ。このスパイク部分に存在するタンパク質をスパイクタンパク質と呼ぶのだが、このタンパク質が人のほとんど全ての細胞がその表面に持っているアンジオテンシン変換酵素2、略してACE2をレセプターとして使い、これに結合して細胞に侵入していく。ACE2、本来の役割は不活性な形で存在するアンジオテンシン1を、血管を収縮し血圧を上げる作用を示すアンジオテンシン2に変換する役割を持つ酵素である。

 ACE2の作用は横において、ACE2に結合したウイルスは、エンドサイトーシス(細胞が細胞外にある物質を飲み込む作用)によって小胞に取り込まれ、小胞とともに細胞質へと侵入する。本来ならコロナウイルスを含む小胞は細胞質のリソソームと融合し、そこに存在する加水分解酵素で分解されるはずなのだが、このウイルス粒子はリソソームと融合する前に小胞から細胞質へと逃げだし、mRNAを細胞質に放出するのである。加水分解を逃れたプラス鎖mRNAは宿主細胞のタンパク質合成系を乗っ取って、ウイルスタンパク質の合成へとシフトさせろわけである。このタンパク合成は長い一本のペプチド(ポリタンパク質)として作られた後、コロナウイルスが持つ二種のプロテアーゼで加水分解され、ウイルスの構造が作られる。同時に、このウイルスが遺伝子として持つ一本鎖プラス鎖RNAの複製については長くなるので書かないが、とにかく一本鎖プラス鎖mRNAが複製され、このmRNAが空のウイルス粒子に取り込まれて新たなコロナウイルスとなる。これが細胞から放出され次の細胞に感染して増殖の連鎖が起こるわけだ。かなり端折って書いているので、厳しい指摘には対応できないが、とにかく大まかな話である。

 問題はここからである。私みたいな免疫学の門外漢であっても、宿主にスパイクタンパク質に対する抗体を持たせれば感染を防止できると考える。ファイザー社、モデルナ社、アストラジェネカ社などの研究者もそう考えたらしい。やり方は幾分違うとはいえ、スパイクタンパク質のアミノ酸配列に対応する塩基配列を持つ核酸をワクチンの成分として使おうとした。ファイザー社のワクチンについては、プラス鎖mRNAをヒト(宿主)に接種してヒトのタンパク質合成系に乗せ、人の体内で異物であるスパイクタンパク質を作らせれば、これを異物として認識した宿主の免疫系が作動し、スパイクタンパク質に対する抗体を作ってくれると考えたわけである。ロジックとしては実に分かりやすい。

 もう午前3時半を過ぎた。明日いや今日もジャンボニンニクの収穫とサトイモへ藁マルチを敷く作業が待っている。そっちが本業だ。時間がなく推敲作業はやっていない。軽微なミスは適切に修正して読んで下さい。つづきはまた・・・

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PCRについて再考するつもりだったけど

 PCR陽性のヒトを感染者と呼び、この感染者とされたヒトを、自粛対象者として自粛させたり隔離したりする政策が行われているのだが、これが本当に正しいのかもう一度考えている。昨年の初め頃、PCRを無闇にするべきではないという意見と徹底的にやるべきだという意見があって、とても囂しかったのを記憶している。ダイアモンド・プリンセス号での感染が大きく扱われていた頃だ。

 あの頃はこのウイルスでどのような症状がでるのか、伝染性はどれくらいか、後遺症はどうなるのかなど、全く解らなかっただけでなく、武漢で感染者とおぼしきヒトがバタバタと倒れていく映像を見せられて、誰もがかなり神経質になっていたのは間違いないだろう。私も同じように感じていたのは間違いないが、頭のどこかでこれはやらせではないかという疑いを持っていた。誰もがスマホを持つ時代になっているとはいえ、倒れる瞬間をそんなにタイミング良く撮れるものだろうか?などと考えていた。本当かどうかはいまひとつ疑問だが、クライシスアクターなどという人々が存在するという情報は持っていたからだ。

 しかしながら、あの時点でコロナはやらせかもしれないなどという発言をすれば、まずまともな社会生活はできないということを感じる程度の常識は持っていた。日本人の感性は戦前と同じだなと改めて思っていたのだが、この感想は間違いでその後の世界の動きを見ていると、どこの国においても状況は同じであった。マスコミによるコロナコロナの大合唱で、人種差別、感染者差別、意見の違う人差別など、思い掛けないような事件が連鎖するのを見て、これは根の深い何かが底流にあるに違いないと思い始めた。ちょうど去年の5月頃である。批判するわけではないが、大多数のヒトがマスコミが手を変え品を変えして出してくる話題に引きずられて、先の事件の検証も考察もなしに恐怖感で満たされていくだけであったように思う。

 思い出して欲しいのだが、ダイアモンド・プリンセス号に関係するヒトの総数は何人でで、何人が感染し、何人がなくなったか、おおまかにでも記憶しているヒトは殆どいない。ただ、怖い怖いの印象だけである。

 ずっと追いかけていたのだが、大まかにいえばいえば次のようになる。世界57カ国から船員が1,068人, 乗客が2,645人の計3,713人が乗船(時期によって少々の出入りはある)しており、新型コロナ感染症と確定された患者が712人、死亡した人が14名であった。感染者の死亡率は2.0%、全乗船者数に対する死亡率は0.38%である。具体的な値は見つけることが出来なかったが、なくなった方は殆どが高齢の方々である。新型コロナ感染症でどんな症状が出るのか、どんな薬が効くのかなど、病気の全貌が全く見えない中でこの死亡率であれば、しばらくすれば大したことがない病気であるということで落ち着くだろうと少し楽観的に見始めたのが、8月頃である。ただ、血栓がいろんな臓器で発生するというという点で、嫌な病気だなという印象は拭えなかった。その頃から、この感染症でなくなる人よりも、コロナ恐怖症、社会的な発狂状態に由来する死亡者の方が多くなるのではないかと危惧していた。

 その後、クラスター、クラスター、第2波だ第3波だ、マスク、マスク、濃厚接触、新たな変異株が現れたなどと大騒ぎが続いているのはご存知の通りである。その頃、この感染症を終わらせるには、いわゆるワクチンではなく、効果のある治療法と有効な治療薬が必須であるとこのブログに書いたのだが、WHOを始めとして各国の政府は効果がありそうな薬剤には目もくれず、マスコミも一体となって国民全体をワクチン接種へと追い込んでいる様は、冷静に見ていると悪寒を感じるほどである。

 新型コロナ感染症については、世間の人が注目する以前から結構注目していた。理由は、2002年に中国の広東省を起源とする重症な重症急性呼吸器症候群(SARS: severe acute respiratory syndrome)の集団発生があったのだが、この時、当時在籍していた大学で感染防止のための対策案と感染者が学内で出た時の行動指針を作らされた。そのSARSウイルスは今回問題となっているコロナウイルスの近縁な仲間である。こういう経緯もあって、それからSARS(重症急性呼吸器症候群)ウイルスやMERS (中東呼吸器症候群)ウイルスについてずっとフォローを続けていた。その間、このタイプのRNAウイルスに対して、RNAワクチンの開発が行われてきたが、動物実験において被験動物がすべて死亡するという事態が続き開発は停止状態となっていると聞いていた。

 などという悠長な回顧記事を書こうとしていたら、突然事態が急変した。余りの急変に付いて行くのが間に合いそうにないほどである。一つは新型コロナウイルスの起源について、もう一つが新型コロナワクチンについて、さらにもう一つが新型コロナ感染症の治療(予防薬)についてである。各項目の中に思いがけない(一般的な意味で)事件が満載である。世の常識的な人にとっては寝耳に水のような話だと思うが、去年の春頃から陰謀論として打ち捨てられていた話の方が本当で、常識論が陰謀論であったという結末になりそうな状況である。もっとも日本のマスコミでは殆ど扱われていない。

 まず、アメリカにおける新型コロナウイルスの起源についての報道に急転回があった。昨年の春、トランプ大統領がこのウイルスの起源は武漢ウイルス研究所であると表明した時、ほぼすべてのマスコミはこれを全く非科学的な陰謀論であるとして糾弾した。そして、コウモリを起源とする新たなウイルスが人に対する感染性を持ったものであり、それが科学的真実であるという自然発生説を報道しまくった。勿論この頃から、このウイルスは人工のものであり自然発生切では説明が困難な遺伝子配列があることを表明していた研究者は何人もいたのだが、彼らの論文は学術雑誌にアクセプトされなかった。

 ところが、アメリカの有力紙であるワシントンポスト紙が5月になってこのウイルスの起源は武漢ウイルス研究所であるという説にくら替えをした。これに続き、多くの新聞社のみならず武漢ウイルス研究所起源説を陰謀論としてバンしてきたフェイスブックとYouTubeも、この起源説を投稿から排除しないと方針を転換した。ただ、気になるのは、なぜマスコミが武漢ウイルス研究所起源説を否定したのかという点に関して、トランプ氏が発言したものだからだというようなことを書いている。多くのマスコミが大統領選挙において反トランプの立場にいたことは周知の事実である。大統領選挙を念頭において政治的思惑から科学的な事実をねじ曲げたとすれば、これもまた大問題であろう。まあ、反省して事実を報道する路線に戻ったと思いたいが、まだ信じ過ぎるのは時期尚早である。

 6月に入って堰を切ったように武漢ウイルス研究所起源説が流布し始めた。これと同時に、1984年からアメリカ国立アレルギー・感染症研究所 (NIAID) 所長をつづけてきたアンソニー・スティーヴン・ファウチ氏が、余りにも危険であるという理由でアメリカ国内では禁止されたウイルスへの機能獲得実験を武漢ウイルス研究所に依託し、研究費も投入していたことが明らかになり、事態は急に進展し始めた。先走った議論かもしれないが、現在流行しているコロナウイルスは、人工的に作られた生物兵器であると断定する記事も出始めている。

 現役の人は目の前の仕事で忙しく、海外記事に目を通すなど無理かもしれないが、今の日本のマスコミだけに情報を依存していたら、浦島太郎になってしまう。続きは明日にでも書くことにする。

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