夏野菜植え付け最盛期

 ここ2週間ほど夏野菜の植え付け最盛期である。何を植えたか、植えているかといえば、キンジソウ(水前寺菜)、夏大根、ニラ、ズッキーニ、スイカ、カボチャ(4種)、ニガウリ(2種)、雲南百薬、ヒョウタン、ヘチマ、シロウリ、トマト、バジル、ナス(3種)、サツマイモ、タケノコイモ、、トウガラシ、エゴマなどである。植えていないのに収穫期を迎えているのがヨモギかな。収穫期にあるのがジャガイモ、タマネギ、ジャンボニンニク、そしてクワなのだが、ジャガイモはまあまあとして、タマネギとタマネギは病気がちでいまひとつの出来である。クワに至っては菌核病のため収穫はほぼゼロ、全く収入にならない。これらの作物に適用のある農薬を探し、使用時期と使用濃度と使える回数をチェックしながら、かつ可能な限り減農薬でと考えているとまるでパズルである。私の場合、上の条件に加えてミツバチに毒性の高いネオニコチノイド系薬剤は出来るだけ使わないようにしているので、一般的に流布している栽培歴は使えない。惚け防止には有効かもしれない。

 いつも小数派として他の人が植えていないような作物を植えることが多い。畑の横を通る知り合いさんが、「なんば植えよると」と興味深げに見ながら話しかけてくる。多分、うわさ話の種を提供しているのではないかと思っている。人が植えないような作物を植えるという行為は、ある意味で自殺行為である。人が植えないような作物に対して農薬登録をとっても農薬は売れない。一つの作物の登録をとるのに800万円かかるという話を以前に聞いたことがある。当然、農薬会社はそんな無駄なことはしない。従って、マイナーな作物には農薬の選択肢が殆どないのが現状である。

 今日は朝から山の畑に流れ込む雨水を何とかしようと、田んぼで使う畔板の設置を行った。何日か前から始めていたのだが、とにかく、道路に降った雨水が側溝に流れ込まずに私の畑へ流れ込んでくるのである。朝倉市で大水害があったとき、200坪ほどの畑の表土をすべて流された。その部分は今でも植物の生育が悪い。市道の設計ミスだから何とかしてくれと陳情したが、土のうをいくつか置いていっただけで、今でも流れ放題であった。百姓とは何でもせざるを得ない生業である。畔板40枚、固まる真砂土15袋、亜鉛引きの鉄パイプとJ字のアンカーを使っての作業、真砂土は1袋で25Kgある。買いに行って軽トラに積むのがまず大変、現場で降ろすのも撒くのも大変、すべて腰に来る作業ばかり、疲れた。3時頃に何とか片が付いたので、それからゴーヤの苗の植え付け、その後、タケノコイモ畑周りの草切り、家に帰ってバジルの植え付け、植えようと思っていたトウガラシは植えてあった。これには感謝、ともかく一日が長過ぎる。考えてみれば、もうすぐ夏至である。

 私は不思議な物が好きで、かつ粗忽な性格である。HbA1cが高すぎるというので、薬を飲まされているのだが、なかなか下がらない。出来れば薬に頼りたくないという気持ちもある。というわけで、血糖値が下がるというまじないみたいな運動を始めた。本人としては信じきってしているのではない、まあ余興程度のつもりでやっている。気が向けば続けるし、向かねば止めるつもりなのだが、周りは信じてやっているものと考えるだろう。そんなことはどうでも良い。始めて2ヶ月が過ぎた。HbA1cはどうなったか。計っていないのでわからない。多分、2ヶ月後に検査するのだろう。実は、火曜日に病院に行ったのだが、前回次に来られた時に検査しますと言っていた医者本人がそれを忘れていたらしい。カルテに書き込んでいた気がするけどな。こちらは覚えていたのだが、催促はしない。針を刺されるのがいやだからだ。

 それはそうとして、副作用はすごく出ている。65 Kgあった体重が、59 Kgまで落ちた。まあ、食事にいくぶん気を使っているとはいえ、19歳の時の体重に戻った。ウエストも5 cm程落ちた。昔の服が復活しそう。しかし、歳をとって余り痩せているのも貧相に見えそうでいやな気がする。これは好みの問題であり、良い悪いの話ではない。私としてはちょっと太り気味になって、タータンチェックのセーターを着ながら、パイプでタバコ、ロッキングチェアーで読書という生活を夢見ていたのだが、軽トラ、ユンボ、トラクターに乗って、土をかき混ぜ草刈り三昧、タバコのかわりに排気ガスというのが現実になった。もっともこの現実、さほど悪くはない。

 

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