春眠

2/1 春眠

  立春目前とはいえ、まだ寒の内であるにもかかわらず、今日は暖かかった。前日、友人達と遅くまで飲んでいた上にこの暖かさである。朝、恒例のリハビリに行った後、いつも通り田舎の農宅に出かけたのだが、縁側の日だまりが眠気を誘う。眠気覚ましにと濃いめのお茶を飲んだが、全く効果なし。気持ちよく寝てしまった。少し寒いなと思って目覚めたら、日は西に傾いている。高速料金1270円と燃料代1300円をかけて、縁側での昼寝に行ったことになってしまった。

2/2 囀り

  今日も暖かい。昼間は20℃近くあったようだ。鳥たちもいくぶん勘違い気味に春の囀りを始めていた。今日聞いた囀りは、四十雀、メジロ、ホオジロ、キジ、地鳴きを聞いたのは、スズメとカラスは当然として、ウグイス、コゲラ、ヒヨドリ、ツグミ、ジョウビタキくらいかな。ウソとコジュケイも多分いたと思うが、いまひとつ自信がない。近頃、訓練を怠っているため、声を聞いて名前がすぐに出てこなくなっている。

  カキの剪定が6割程おわった。2本ほど根っこから切って、その後にマルベリーを植える予定である。昨年、挿し木をして仕立てているマルベリーの苗が20本ほどあるので、この植え付けは来週の仕事とする。

  栗の木には、クリオオアブラムシがかなり発生している。このアブラムシ、寒い時期に、クリの幹の日陰部分に真っ黒になるほど集まった卵塊をつくる。写真を載せても良いのだが、結構以上に気持ち悪いので、興味のある方はネットで検索してみて下さい。何でこの寒い時期にと思うのだが、寒いため天敵はいないようだ。可能な限り物理的につぶしてきたが、きっと生き残った虫がいるだろう。

カテゴリー: 未分類 | 春眠 はコメントを受け付けていません

田んぼ耕耘

1/26

  夕べ遅く奈良から帰ってきた。朝起きるといくぶん疲れが残っている。とはいえ、田植え前に3回ほど田んぼを耕しておくようにとの師匠の命令には従わねばならない。走行距離11万キロのプリウスに乗って、70 Km先の田んぼに出勤した。トラクターに乗り換えて耕耘を始めたのだが、2日前に雨が降っていたらしく、一部は泥濘状態である。3反を耕耘するのに4時間近くかかってしまった。

  トラクターを乗り入れて10分ほどたった頃、二羽のセグロセキレイが現れた。次いで、多分だがハシブトガラスも飛来した。トラクターの後について、表面に出てきた虫やミミズを食べているらしい。その後、コカワラヒワの二羽も参加した。(カワラヒワかもしれない)コカワラヒワはくちばしの形からしても穀物を食べると思われるが、見ていると昆虫も時には食べているように見える。

  2時間ほど経った頃、アオサギが飛来した。結構大型のサギで貫禄と気品を兼ね備えている。気の強そうな目でこちらを見ながら、悠然とエサを啄んでいた。アオサギを2 mほどの近距離で見たのは初めてで、これがこの日で最大の収穫だった。

カテゴリー: 未分類 | 田んぼ耕耘 はコメントを受け付けていません

土産先行

  昔から、うっかりミスが多い。大分前になるが、神戸で学会があるといって家を出た。本人は、会場が神戸大学であると信じ込んでいる。ところが大学に行くと何も行われていない。僕はどこへ行けばいいのと友人に電話をかけた。そんな失敗は沢山ある。

  1月25日、飛鳥駅で埼玉から来た歴史オタクの、いや歴史好きの女性に会った。数年前の教え子である。たまには博多の菓子でもと思い、博多駅で購入して新幹線に乗ったのだが、京都駅に着いた時には完全に忘れ去っていた。網棚に載せるとき危ないなと思ったのだが、予想に違わず菓子はそのまま東京へと行ってしまった。博多発9時30分頃ののぞみの6号車である。実はという話とともに、まだ持っていたレシートを気持ちを込めて進呈した。“もの”は東京で君を待っている。

カテゴリー: 未分類 | 土産先行 はコメントを受け付けていません

燃費一筋

1/23

 今日は寒い。一日雪模様であった。愛車の走行距離が11万キロを越えた。買ってから3年3ヶ月余り、よく走ったものである。通勤が往復で70キロ、土日は通作で往復160キロ、一月でおおよそ3,000キロ強を走る。従って、車を買うときの基準は当然ながら燃費である。スタイル、色、ハンドリング、加速性能などは全く無視して燃費一筋、判断基準が明確なので迷わずにすむのだが、内心はちょっと寂しい。

 考えてみると31歳で職を得たのだが、通勤距離は片道40キロだった。この頃から現在まで、平均して月に3,000キロを走っているため、累計の走行距離は125万キロを越えている。31歳の時、勤めた大学の給料はとても安く本俸で96,000円、手当を含めて130,000円余りだった。大学を出てから9年ほど経っていたのだが、当時の大学卒業生の初任給より低かった記憶がある。従って、車はディーゼル車を選んだ。当時は、数社がディ−ゼル乗用車を販売していた。いすずのジェミニ、アスカ、トヨタのカムリ、三菱のデリカ、シャリオなどを乗りつぶした。デリカはワンボックスカーだったのでリッター16キロ程度だったが、それ以外の車は20キロから23キロくらい走った記憶がある。

 石原都知事のディーゼル車排斥宣言の頃から、日本のディーゼル乗用車は一気に絶滅してしまったが、計算してみると走行距離当たりの二酸化炭素排出量はガソリン車よりかなり少なかった記憶がある。

 今年の東京モーターショーには、フォルクスワーゲン社から830 ccの2気筒ディーゼルハイブリッドシステムを持つコンセプトカー「ツインアップ」が出展された。公称値だが燃費は90 Km / Lを超えるという。メーカーの言う値に0.6〜0.7をかければ実燃費と考えても、リッター当たり54〜63 Kmとなる。まあ、発売されるかどうかは分からないが、一度は乗ってみたいものである。

カテゴリー: 未分類 | 燃費一筋 はコメントを受け付けていません

柿・・・その後

1/20

  近頃農地の話を書かなかったが、別にサボっていたわけではない。大量の柿に圧倒されて疲れ果てていたのが事実である。柿のシーズン最後の頃、近所の人が見かねて35コンテナほど採果して持って行ってくれた。これで助かった。とはいえ、わが家にはなんとも処理できなかった柿が、15コンテナほど残っている。人に押しつけて贈呈するのも、限度がある。来年は、何とか流通にのせて販売することを考えないといけないだろう。

  12月からは、そのカキ畑での剪定で手一杯である。今年は、昨年の轍は踏むまいとかなり強めに枝を落としているが、どうなるか結果は一年経たないと分からない。いかなる意図でそれぞれの枝を処理したのか、一年経ったら忘れていそうでそれが心配である。

  去年のブログで紹介したとても立派な柿の木、なんと地主さんが切ってしまった。まあ電線との関係や実が道路に落ちるなどという問題があったことは事実だし、下から実を採ろうにも、半分以上は届かないところになっていた。仕方ないといえば仕方ないが、実にもったいない。でも田舎の人はおおらかである。すぐに脇芽が伸びるから大丈夫、3年もすれば丁度いい大きさで収穫できるようになるという。この時間感覚が素晴らしい。

カテゴリー: 未分類 | 柿・・・その後 はコメントを受け付けていません