新米農民の日々

摘蕾 2

   摘蕾をしたというと、一般の方はああそうですかと答える。果実の数が多すぎるから蕾の段階で減らしたのですね、という理解である。間違いはない。その通りであるが、一寸違う。枝を持ちその状況を見て、次の作業をイメージしている。来年はこの枝が大事だなとか、今年の冬は肥料を多めに入れた方が良いなとか、虫のつき具合と病気の兆候から次の薬剤散布の時期と薬の選定など、気温や雨の状況などを加味した総合判断をしているのである。この辺の感覚は、経験しないと理解できない。しかし、そう言っている本人の判断が、間違っているといつも諭されている。

カテゴリー: 新米農民の日々 | 新米農民の日々 はコメントを受け付けていません

新米農民の日々

摘蕾 1

   先日、2日をかけてカキの摘蕾を行った。とはいえ、まだ半分程度しか終わっていない。一枝ごとに葉の大きさと枚数、日当たり、果実の混み具合と枝の大きさを考えながら蕾を落としていく。思った以上に、頭を使う。12月から1月にかけて剪定を行ったのだが、そのときのイメージとは全く違う。葉が出ると葉の重みで、つぼみがつくと蕾の重さで、枝が撓ってくる。立ち枝は、どちらに曲がるか分からない。この空間を埋めてくれると思っていた枝が、全く反対側に曲がってしまっている。週2日の兼業通作だから、どうしても手入れがたりない。専業者のカキ畑の枝振りの良さを横目に修正するしかないが、どこまでできるかは、天気次第である。

カテゴリー: 新米農民の日々 | 新米農民の日々 はコメントを受け付けていません