新米農民の日々

摘蕾 2

   摘蕾をしたというと、一般の方はああそうですかと答える。果実の数が多すぎるから蕾の段階で減らしたのですね、という理解である。間違いはない。その通りであるが、一寸違う。枝を持ちその状況を見て、次の作業をイメージしている。来年はこの枝が大事だなとか、今年の冬は肥料を多めに入れた方が良いなとか、虫のつき具合と病気の兆候から次の薬剤散布の時期と薬の選定など、気温や雨の状況などを加味した総合判断をしているのである。この辺の感覚は、経験しないと理解できない。しかし、そう言っている本人の判断が、間違っているといつも諭されている。

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