解糖系執筆中

 昨日は雨だった。半日近くPCの前に座りChemDraw と格闘した。後期高齢者の足音が近づいている爺が、ChemDrawで作った図をPowerPointに移し、説明を入れた後スクリーンショットで図ファイルにしてWordPress に挿入するなど、実に目に悪い。辛うじて眼鏡なしで車に乗っているが、次回は一寸難しいかもしれない。それ以上に心配なのは、昔購入して使い続けているChemDrawが、新しいPCのOS上で動くかどうかだ。昔のPCを何台かバックアップのために残してはいるが、この先どうなるか分からない。Macを使い始めて40年近く経つのだが、OSをHigh Sierra 以上に上げると、色々とソフトの買い直しがバカにならない金額になる。それでなくても4月5月は税金や保険など支払うべきお金が多い。金がないのは困ったもので、生活が突然貧しくなってしまう。そういえば、持続化給付金と言う名目でお金が出たため、これを使って農業機械を買った人がいたのだが、この持続化給付金は収入として計上されるため、所得税が上がる、来年度は社会保険料が上がる、地方税も上がるということで、貰った分は取り返されそうだと嘆いていた。

 解糖系、蛇足の部分で書いたのだが、やはり初めの段階での話がいまひとつしっくり来なかった。つまり生物の発生時期にグルコースはあったのか、最初に投入するATPはどこから来たのか、という問題である。この二つの問題の中で、ATPの起源は説明がつきそうな説が出てきているので、クリアーできそうな気がしている。しかし、グルコースが出発物質であると言う仮説は成立しそうにない。これが崩れると解糖系と言う概念の根幹が揺さぶられてしまう思っていた。さらに解糖系と言う代謝物質の流れを決めていくに際して、どのような枠組みを意識して代謝物を並べたのか、などなど、学生時代を含め現職の頃から考え続けていたのだが、そんな足下を掘るような仲間は殆どいなかった気がするな。

 まあそれは次回から書き進めていくこととして、前回、ネットでの検索記録から坊さんの派遣業者や葬儀案内がPC上に現れ続けて鬱陶しいなどと書いた。ところがその直後から・・・・・・compute.amazonaws.comというサイトから猛烈なアタックが始まった。このサーバーの管理者さんから、しばらく注意して下さいとメールが来たが、こちとらコンピュータに対してはど素人である。注意してといわれてもどうすればいいか分からない。彼が言うには、どうやらログイン時にユーザーIDとPasswordを入力時に盗もうとしているようなので、ログインしないでくれと言うことだった。幸いにもログインを継続する設定にしていたので、こうして書き続けられるというわけである。しばらくはPCオンの状態を続けよう。でもね、待つと言うことについては機械には勝てない。何しろ彼らは、退屈することを知らない。人間の警戒心なんて、3日もすれば半減し、10日もすれば忘却の彼方である。停電の無いことを願っている。

 いまは、タマネギの極早稲品種が収穫の最盛期、5月になると中生品種と赤タマネギの収穫が始まる。皆さん、収穫期は同じであるため市場はタマネギで埋まることになり、後は値段だけの競争になる。昔、タマネギは外側の皮をつけて売られていたが、いまでは外皮をはいで真っ白にしないと全く売れない。都会ではゴミを出すことを極力避ける生活習慣が当たり前のことになっているようだが、その付けは農家にかぶさってくる。タマネギの茎と外皮、簡単に燃えるものではない。とすれば、農地の一部に穴を掘って埋めるしかない。穴掘りは結構な重労働であり、高齢の方には気の毒な作業である。

 タマネギ以外の収穫物は本当に少ない。うちの畑ではアイシクルという二十日大根と丸葉山東菜という巻かない白菜が収穫期である。自家用であり出荷するほどの量はない。アイシクルは橙の酢を使った甘酢漬けにすると最高に美味しい。丸葉山東菜は癖のない菜っ葉で、何にでも合う。少し煮込んでもシャキシャキした歯触りが失われない所が良い。もう少しすれば、グリーンピースが採れ始めるし、昨年の秋に植えていた水前寺菜と雲南百薬という野菜が収穫期を迎える。雲南百薬は好みの野菜で、今年の春に6株を追加購入した。少しは出荷できるように育てたいと考えている。

 

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