忙しい忙しい

 百姓きついか楽しいかに書くべき内容かも知れないが、彼岸前後はとにかく忙しい。昨日は朝から、畑の草刈りと肥料撒き、耕運、畝立て、これは昨日からというものではなく、一週間くらいずっとである。21日に少し大根の種を播き、昨日はワケギを100本ほど植え付けた。昨日は雨の影響が残っていたため圃場が湿っており、草刈り車が2度動かなくなった。トラクターを持ち出して、後ろから抱えて泥濘から押し出したのだが、刈刃の周りが泥だらけで、土を落とすのに1時間近くかかった。草が伸びているので、そのまま耕すとトラクターのローターに絡んでしまい、土を掘れなくなってしまう。つまり、一度草刈り車で草を砕いておかないとすき込みがうまく行かないのである。

 昨日は弱っていたナスビを数本抜いて跡地を耕運、山東菜を植える畝を作った。後は元肥を入れて再度耕運し畝を立てて播種なのだが、まだ作業が追いついていない。6月に植えていたサツマイモがそろそろ収穫期であるため、機械を入れるためにイモ畑周りの草を切った。こんな下ごしらえみたいな作業が延々と続く。それが百姓らしい。同じ作業ばかり続けていると、特定の筋肉が痛くなる。従って、1時間位を目途に次々と作業を変えていく。そう言えば知的に働いているように聞こえるが、何と云うことはない全ての作業が中途半端といっているわけである。播種期が終わってしまいそうで気は焦るのだが、身体は思ったようについて来ない。人間諦めが肝心だ。来年からは畑の面積を減らすことにしよう。

 今日は朝から水路の草刈り、その後2カ所の水田の畦草を切った。田んぼに電柵を設置して約2週間、電線に草の穂が接触するほど育っている。これを切っておかないとアースを取ったのと同じで電気ショックが伝わらない。午後からはクリ畑に行って7コンテナ分を拾い,ついでに栗のイガを燃やした。腰が痛い。その後、サツマイモの蔓を切ってマルチを剥がし、イモを掘った。体力の限界を感じていたので、芋掘りにユンボを使った。これは楽である、病みつきになりそうだ。でも何人かの近所の人達に見つかってしまった。皆笑って通っていったのだが、何となく、ユンボでイモを掘ったやつという噂が明日には広がっていそうな気がする。前科があるから仕方ない。田植え前に時間が足りなくて、トラクターのバケットに娘と肥料を積んで振ったことがある。一度しかやっていないのだが、あああの人ねと多くの人が覚えている。

 

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