8/31
二百十日は雑節のひとつで、立春を起算日として210日目の日であり、例年は9月1日であるが今年は今日が二百十日にあたる。二百二十日(9月10日)は八朔(旧暦8月1日で今年は9月17日)とともに、農家の三大厄日とされている。当地ではちょうど出穂期(稲の穂が出る時期)にあたり、天候が荒れるのは好ましくない。好ましくないと我々が言っても、相手は自然であるから荒れれば荒れたで仕方がない。被害が小さいことを願うだけである。
そこで台風9号、急速に生長しただけでなく予想進路が望ましくない。どうかしようと考えても何もできない。少し前までは雨乞いをしようと思っていた。今度は風鎮際をするしかないようだ。しかし、コロナのせいで近所の神社に皆集まり、飲み食いをするわけにはいかない。火事になる心配のない山の畑で、1人しょぼくれた花火でも上げて、御神酒でもいただいてくるか。でも帰り道に派出所がある。顔見知りであるとは云え、飲酒運転は駄目だな。
ゴーヤーと延ばすとどうも調子が狂う。ゴーヤと書く。沖縄の人、ご免なさい。ゴーヤが良い感じで売れはじめた。昨日道の駅で50本近く売れた。過去最高の売れ行きである。私はみていないのだが、昨日、地方のTVでアップルゴーヤの番組があったらしい。作っている人は耳納山系の向こう側、星野の人だったそうだ。アップルゴーヤは3年前に試しに植えたことがある。1Kg近くまで生長するインパクトのある果実で、話題になりそうだなとは思った。でもその頃は、このゴーヤを育てる適当な畑がなく、そのうちトライしようと思っていた品種である。但し、苗が高かった。1本で700円ほどした記憶がある。このゴーヤ、PVP品種登録がしてあるので、種を取って増殖させると違法になる。つまり100本植えるとすれば苗代が70,000円、これは一寸きつい。
今日は昨日のTV の影響で、結構売れているようだ。何しろお店が、入って直ぐの目立つところに私のゴーヤを置いたらしい。こうして話題になってくれれば、ふるさと納税の返礼品としての利用機会も増えるだろう。ただ、昨年までは2人しかいなかった出荷者が、今年は倍増した。来年はもっと増えるだろう。何か新しい発想で売らないと後発の人に埋もれてしまうかもしれない。でも腹案はある。お客さんに驚いて貰い、かつ懐に優しい販売方法に来年は試みてみよう。