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倉本 聰氏の書いた何だろう、日記ではない、小説でもない、徒然なるままにお書きになったエッセイと分類されるだろうと思うのだが、「北の人名録」という本がある。書かれたご本人は、そうした分類自体を超越されているに違いない。内容?読まれることを強くお勧めする。人が薦める本を、筋書きを聞いて読むかどうか判断するのは間違いである。筋書きを聞く時点で、その人の脳裏に写ったモノに変わっているからだ。本は自分で読むべきであり、自ら感じるものである。
従って、内容については何も書かない。この本を読んでTVドラマ「北の国から」の原風景を連想する方が多そうに思うのだが、私は「ニングル」の前編のように感じている。「ニングル」、この本もまたどう分類して良いのか分からない。どこかに狂気を含みながら、人の文明を閑かに振り返る水端 になるかもしれない。内容を書かないと決めて書き始めたらもうネタが尽きた。
何故、急にこんなことを書くのか。政府や都知事が言うように、自粛自粛では、気持ちまで縮こまってしまいます。人によっては鬱っぽくなるでしょう。発想に伸びやかさがなくなってしまいます。「原野に出て、マスクを外し、空気を思い切り吸い込んで、少し走って脈拍を上げる生活をしましょうよ」という呼びかけです。今は一寸暑すぎるかもしれませんが、是非、町にではなく郊外に出よう。先に紹介した2冊の本、出版社からリベートを貰っているわけではありません。「ニングル」については、著者のサイン入りの一冊を手に入れました。