記事の連続性

  私の好奇心が強すぎるのかもしれないが、新聞にしろTVにしろ一度出したニュースの結末はどうなったか、ちゃんと報道しろよと思う場合が少なくない。東北や北海道の人が怒るのは、台風が関東を過ぎると台風情報の扱いが小さくなるだけでなく、その報道がおざなりになる現象に対してである。

  実は気になっている台風がある。4号台風である。温帯低気圧に変わったとはいってもそれなりの強さを保って北海道に向かっているのに、tenki.jpのサイト(https://tenki.jp/bousai/typhoon/2004/)では「台風第4号は、温帯低気圧に変わりました。台風第4号に関する情報は、今回をもちまして終了します。」と書いてあり、進路図も出していない。北海道の人が怒って当然である。少なくとも日本の領域から抜けるまで報道すべきだろう。さらに、この4号については報道していないことがある。進路を見て欲しい。

http://agora.ex.nii.ac.jp/digital-typhoon/wnp/by-name/202004/bm/640×480/HMW820080600.202004.jpg

この進路図を見れば、勢力が強かったときに浙江省の温州市あるいは台州市の辺りに上陸し、その後北上し上海市と軟禁しの間を通って黄海に抜けている。長江流域は大水害の最中だ、三峡ダムが危ない、ダムが壊れれば4億人近く死者が出そうだなどというニュースを流していたのであれば、この台風による降雨量、特に三峡ダム上流部の雨量について触れるべきではないのかな。

  昨日から大気の透明度が非常に低い。いがらっぽいと云うほどではないが、空気が美味しくない。この時期、黄砂ではないだろう、原因は何だと考えていたら、西之島の噴煙が太平洋高気圧の縁を回って九州の上に流れ込んでいたという。西之島から1000Km以上離れているのにこんなに飛んでくるのかと少し驚いている。歴史的に見れば、地震よりも火山の噴火の方が人類社会への影響ははるかに大きい。地震災害は一瞬だが、火山噴火は数ヶ月、年を超える場合も少なくない。その間、有毒な火山ガスと火山灰を噴出し続けるのだから、どうしようもない。7300年前に九州南部で進んだ縄文文化を育んでいた縄文人を絶滅させた「鬼界海底カルデラ」の破局的噴火、9万年前の阿蘇4と呼ばれる破局的噴火をみれば、起こった諦めるしかなさそうだ。

《https://www.geocaching.com/geocache/GC7VP63_pyroclastic-flow-of-world-heritage?guid=fecf5712-eb10-4f1c-aae2-918d30e99d92(参照)》

 何を気にしているかと言えば、西之島の噴火、始まった頃はトロトロと溶岩を流していたような記憶がある。きっと玄武岩質の溶岩だなと思っていた。ところが先日、噴火に伴う噴煙の高度が8300mを超えたとの報道があった。とすれば、噴火の性質が変わったとみなければならない。マグマが安山岩質、あるいは流紋岩質に変化したと思われる。では、その変化は何に由来し、今後どのような事が予側できるのか、それが知りたい。

  安倍首相の吐血問題、この件については正式な政府発表などあるはずはない。そんな発表がなされるとすれば政権の移譲が終わった後である。それ以前に、このフラッシュの記事が正しいかどうかさえ分からない。多分しばらくは藪の中だろう。それにしても混迷の中にある社会状況下に、首相の健康問題が出てくること自体が望ましくない。

  ベイルートの爆発、予想以上に凄かった。爆発したのが硝酸アンモニウムだという。AFPB Newa からの引用だが、「AFPの取材に匿名で応じたある治安当局者によると、約2750トンの硝酸アンモニウムは2013年、ジョージアからモザンビークへ向かっていたモルドバ船籍の貨物船「ロサス(Rhosus)」によってレバノン最大の港ベイルートに運ばれてきた。  船舶の位置情報などを提供するウェブサイト「マリントラフィック(Marine Traffic)」によれば、ロサス号は2013年11月20日にベイルート港に到着し、その後、出港していない。  ロサス号の乗組員の代理人を務めるレバノンの法律事務所は、船に「技術的な問題」が生じたと説明している。複数の治安当局者の話では、ロサス号の寄港は一時的なものだったが、あるレバノン企業が船主を訴えたため、船は差し押さえられた。港湾当局は積み荷の硝酸アンモニウムを降ろして倉庫に保管したが、その倉庫は壁にひびが入り、荒れ果てた状態だった。ロサス号はその後、破損が原因で沈没したという。  この倉庫から異臭が漂い始めたため、治安当局は2019年に調査を開始。「危険な」化学物質を倉庫から移動させる必要があるとの結論に達した。  治安当局はまた、倉庫の壁が不安定な状態だと指摘し、港湾当局に修理するよう強く求めていた。  だが、ようやく倉庫に作業員が派遣されて修理が始まったのは、今週に入ってからだった。この修理作業が大爆発の引き金となった可能性がある。【翻訳編集】 AFPBB News」

  となっている。でもね、中東レバノン、ベイルート、イスラエル、イラン、ヒズボラ、・・・・・と、私の理解を超えるであろう謀略が渦巻いている地域である。硝酸アンモニウムを爆薬とみるか、肥料とみるか、色々な説が出てくると思うが、これだろうと云えるだけの知識も情報もない。

  情報が途絶えたままだが、インドやパキスタンから中国に侵入したというバッタはどうなったのだろう。南米でもパラグアイとアルゼンチンから北上しているとのニュースがあったと記憶している。今年の秋から食糧の不足が目立ってくるのではと心配している。https://www.agrinews.co.jp/p51446.html 参照のこと。

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