1月3日

 朝から快晴である。あまりの天気の良さに農作業を始めたくてウズウズしていた。とは言っても、地方の慣習には従わないといけない。周囲の人たちが今日までは完全休養しているのであれば、あまり表立って働くわけにもいくまいと様子をうかがっていた。すると嬉しいことに軽トラが走り始め梨畑での剪定が始まった。私も喜んで軽トラに乗りクリ畑の様子を見に行った。この時期にはクリオオアブラムシが幹の日陰側に集団を作り産卵をする。大ぶりな真っ黒いアブラムシが大集団になっているのは幾分気持ちが悪い。さらにこの集団の中に、ヒラタアブの幼虫が何匹もいてオオアブラムシを捕食している。この寒い時期であっても、昆虫界での生存競争は続いている。写真は気持ち悪いと思うのでここには載せないが、興味のある人はhttp://www.town.oi.kanagawa.jp/sizenen/now/h25_12a.htmlでも参照してください。殺虫剤は使わずに火で焼き殺すのだが、ちょっとばかり残酷で心が痛む。

 天気のいい日は放射冷却で霧が出やすい。クリ畑から数百米も行けば大分県日田市である。日田市は底霧が出る町として有名なところだが、日田市で発生した底霧が筑後川に沿って流れ出してくる。今日は夜明けダムの上を通った霧が、川沿いに杷木町の上空へと流れ込んでいた。

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 帰りに、原鶴温泉の上空でこの霧が消えてゆく景色が見えたので、もう一枚写真を撮った。

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 その後、柿畑で夕方まで剪定をしたのだが、まだ満足のいく剪定ができない。プロの方が作っている剪定後の柿園の姿に比べ、剪定後の私の柿はどこか弱々しいのである。肥料を幾分抑えているので、枝の大きさがちょっと小さいのである。まあしかし、経験年数が違うのだから、仕方ないことと諦めよう。このサイズの柿の木1本を剪定するのに、2時間半から3時間が必要である。パートの人の応援を仰いでいるとはいえ100本とか200本とか植えている本職の人は大変だ。

 以下、剪定前と剪定後の写真である。

剪定前
剪定前 1
剪定後
剪定後 2
剪定前 2
剪定前 2
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剪定後 2

  写真に写っているが、脚立の上り下りが膝にくる。剪定ばさみを持つ右手が疲れて、指がつり始める、上ばかり見るので首と腰が痛くなる。剪定すべき柿の木が7本で本当によかった。

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