内陸に位置する当所では、先月22日の気温が36℃に達し、その後ずっと35-37℃の最高気温を続けてきた。この間、雨はほとんど降らず、梅雨明け10日どころか梅雨明け後、半月の間酷暑の晴天が続いてきた。昨日、午後に激しい雷雨があり、農作物は一息ついたと言ったところである。雨上がりの夜空の星も、一際きれいだった。今日も午後から雷雨である。当地はさほど強い雨ではないが、筑後川の対岸や少し下流域ではかなり強い雨が降っているようだ。
雨が降ると涼しくなる。それだけで秋を感じるのだが、数日の酷暑の中にも秋を感じる光景を目にすることが増えてきた。何に秋を感じるかというのは極めて個人的な経験に基づく主観に過ぎない。私の場合、風に翻るイラクサの白い葉裏に秋を感じる。風に翻るイラクサの白い葉裏から素早く飛び回るの白い羽裏を連想し、このウラギンシジミに秋の訪れを感じるらしい。ウラギンシジミは夏にもいる。それは分かっている。分かってはいるが、初めてこの蝶を捕まえたのがススキの穂が揺れる初秋の草原であった記憶に起因しているようだ。
そろそろ、秋作の用意を始めなければならないのだが、まだ何を植えるかが決まっていない。コナガの食害で手がつけられなくなった畑の前で、何を植えるべきか考え込んでいる毎日です。