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数日前、11月とは思えないほど暖かかった。再来年の冬用の薪を集めるために、山に入った。出かけたのが3時過ぎで夕方近くまで木樵をしていたのだが、日が傾く頃から季節外れのブヨが出現した。九州ではブトあるいは(目)セセリと呼ぶ場合が多く、標準語ではブユと云うらしい。いまでは制服となった作業服を着ており、手に軍手ははめていた。夏場であれば首にはタオルを巻き、麦わら帽子に虫除けネットを付けてかぶっているのでやられることはないのだが、防備不十分な首筋を3カ所刺されてしまった。
この虫、刺すのではなく皮膚をかみ切って吸血するので、刺されると云うより切られたと云った方が適切かも知れない。切られた直後は、気づかない程度の咬傷だが、1~2日後には強烈なかゆみとともにパンパンに腫れ上がる。2日後からは頭痛まで出た。たかがブヨに食われたくらいでと医者には行かず1日寝ていたら、今日は何とか回復したようだ。
とはいえ今日は、山に土地を持っている人たち総出での道路整備である。参加しないわけにはいかない、連続してやられるのはいやなので、完全防備をして出かけた。この判断は正しかったようだ。季節外れの生暖かく湿った微風に乗って、多数のブヨが出現した。皆さん、手で追い払いながら作業をしていたが、何人かのヒトが噛まれたらしい。月曜日は皮膚科の患者が増えるかも知れない。