近況 1/25

  体調がいま一つで仕事が進まない。根巻きされた55本のブルーベリーが、早く植えてくれと待っているのだが、前提となる柿の伐採が進まない。さらに、昨年10月には新居へ移転する予定だったのに、スケジュールが遅れてまだ原自宅に住んでいる。まあ、それほど急ぐ話ではないし、その方が職場に近くて便利ではある。

  昨日は好天気であった。今日こそはと張り切って6本の木を切り、幹と大きな枝は薪ストーブ用に切り揃え、残った小枝は燃やしてきた。これでようやくブルーベリーを植える場所の確保ができたのだが、この植物は植えればよいという植物ではない。土壌のpHが4.3~5.2であることが求められるため、ピートモスをかなり多量に混ぜ込んでpH調整をしなければならない。そのためにまとめ買いしたピ−トモスとボラ土が、近所の店に預けっぱなしだ。早く受け取らないとお邪魔かなと思いながらも、仕事の遅れに伴いそのままになっている。

  新居の外構工事も遅れ気味なのだが、どうやら田舎にも人手不足の影響があるようだ。しかし、それ以上に問題なのは施工主である。どうしましょうかと聞かれても、適当に、いや適切にやっといてと答えるだけだから施工する方も大変だろう。先日も、工務店に立ち寄って、エアコンの取り付けを頼んだ。では、カタログを取り寄せますからと社長がいったのだが、国産メーカーの製品であればどれでも良い、あなたの好きな機種を付けといてと帰って来た。実際のところ、カタログをいくら丹念に読んだところで大したことは分からないのが現実だろう。メーカーによってデザインに少しの差があるのは認めるが、製品の能力に大きな差はないのが現状である。さらにカタログに載っているデータはある種のスーパーデータであって、実際のデータは間違いなく違う。

  冷蔵庫のデータなんて、中に入れているモノの量と扉の開閉頻度で驚くほどの差が出ることは常識だ。車の燃料消費率も同じである。日本自動車工業界自身が、実走行燃費は10・11モードのカタログ値の7割、JC08モードのカタログ値の8割程度と認めているではないか。私はあらゆる機器に対して、カタログ値の8割の性能をコンスタントに発揮するモノであればそれでよいと考えている。

  ということで2月初旬頃までにはすべての工事が終わり、ついに隠遁生活が始まる。いよいよ現世との繋がりが細くなり、唯我独尊の世界に浸ることになる。昔から憧れていた因業爺の世界である。その分言説は過激になるかもしれないな。

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