またもや草刈の季節

  24・25日と晴天に恵まれ農作業が進んだと云いたいところだが、25日、日照は残っているのに体力が尽きてしまった。2日間、何をしたかといえば草刈りである。2,500坪ほどは、乗用草刈り機で刈る。段差がある場合、草刈り機と一緒に落ちて死亡することもある。従って、端から50 cm以上空けて走行するため、周囲については刈払い機のお世話になる。最もきついのは法面の草刈りである。法面に向かって、右側から左側へ切り落とすように進めるのが良さそうだが、地形によってはなかなかうまくいかない。2日目の4時過ぎ、体力の限界で撤収した。結局、法面部分は殆ど残ってしまった。

  理由は2つある。一つは、まだ夏向きの身体になりきっていないことである。追々慣らしていくほかないだろう。もう一つは、ベースキャンプを失ったことである。23日から家を建てるために、農舎の取り壊しが始まった。疲れたら、ここでしばらく休んでいたのだが、それができないのである。これは思った以上に厳しい。もうすぐ田植え、ベースキャンプなしでの田植えはかなり大変なことになりそうだ。

  私が所有している草刈り機は、輸出仕様のものである。なんと後にオイルクーラーが付いている。中古で購入したものだが、アイドリング時にちょっと咳をする程度で後は快調である。背の高さほどまで茂ったジュズダマの群落を、真夏の炎天下でも快調に切り捌いていく。

  問題は人である、4月頃までは後にヒーターが乗っているようで快適であるが、5月となるともういけない。後に、ガソリンストーブを乗っけて作業しているようなものだ。追い風で作業をすると、普通では感じないほどの微風でも、熱波と排気ガスが襲ってくる。しばらく続けると、人が先にオーバーヒートしてしまう。作業は朝と夕方、風見鶏のように風上に向かっての作業となる。では風上から風下にはどうやって戻るのか。ギヤをハイに入れ、作業ではなく通常走行で風のごとく走るしかないのだが、風のように走れるかどうかは別問題である。

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