油断大敵

  今年は栽培についての知識のなさを痛感している。昨年秋から、ジャンボニンニクを200本あまり植えていたのだが、冬の寒さに負けて、追肥の時期が3月の半ば過ぎになってしまった。当初は問題なさそうに見えたのだが、4月後半から葉枯病の兆候が出はじめ、いまとなってはかなりな株がやられている。暖かくなる時期に窒素過多の状態になったと思われる。病気にかかった株は焼却するしか方法はないだろう。数年かかって増やしてきた株数が後戻りするが、仕方あるまい。

  今ひとつ、山の畑でマルベリーを5本ほど栽培していた。植えて4年目の木だが、家族4人が1年間で食べきれない程の実が採れていた。昨年、1本の木に白化して腐乱気味の実がついていたのには気付いてはいたのだが、あまり気にせずに放置していた。先日、様子を見に行ってきたところ、大部分の果実が白化しているではないか。今年の収穫はゼロに近い。

  調べてみると菌核病という、キノコが寄生して起こる病気である。よく見るとキツネノワンタケ、キツネノヤリタケの両方が感染しているようである。土の中で、胞子が5年ほどは生き続けるという。落果した果実の処理が必要なのは当然の話だが、数年間は農薬のお世話になるしかない。少しばかりきつめの剪定をして、薬液にドブ漬け後に植え替えるという方法も試してみるつもりである。3月後半に、20本ばかり全く別の場所に植え付けたものが、来年から収穫できるようになるだろう。

カテゴリー: 未分類 パーマリンク