熱水噴出口

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  有人潜水調査船「しんかい6500」が、カリブ海の水深5000 mの地点にある熱水噴出口を調査するというニュースがあった。噴出する水温は400℃近いという。高い水圧がかかっているため、400℃であっても液体の水の状態にあるという。生物がいるかどうか、もしいたとしたら、その生物のタンパク質や核酸などの耐熱機構など興味は尽きない。それ以上に、実験室に持ち帰ることが至難の業だろう。

  ここまでは常識的な感想だが、朝7時過ぎに高速道路を走っていたら、このニュースがラジオから流れてきた。この時期、新米アナウンサーのデビューの時期で、辿々しいニュースを聞かされることがあるのだが昨日は違った。【有人潜水調査船「しんかい6500」が、カリブ海の水深5000 mの地点にある熱水噴出口を】というところで、「ねっすいふんでぐち」と読んでしまった。一瞬、固まったが、次の瞬間私の方が吹き出してしまった。いやいや、高速からの「出口」も近かったし、後で訂正があったかどうかは知らない。でも、吹き出さずに訂正文を読むのもこれまた至難の業だろう。そういえば福島原発での事故の後だったと記憶しているが、放射線の線量当量の単位であるシーベルトをシートベルトと呼んだNHKのアナウンサーがいたのを思いだした。今回はNHKではありません。

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