梨原木の薪化がようやく終わった

 梨の栽培をしていた方が樹種の変更をするに伴い、切断した枝をあげると云われ約50本分の薪原木を入手した。1月の半ば頃の話である。50本分の原木と云っても、1本の幹から3本の枝が出ている。さらに1本の枝から3~4本の玉切りした枝が取れる。この枝の1本から少ない枝で4本、大きな枝であれば10本近い薪が取れる。考えただけでもゾッとするほどの量である。2月中に凍結した山道を走って山の畑に積み上げ、4月の初旬には作業を終わらせる予定で玉切りを始めていた。ところが3月の初めに畑に残っていた幹を根っこまで抜いたからこの幹も持って行っていいよと云われた。嬉しいと云うかなんというか、嬉しいけど誤算である。結局、他の作業を手抜きして時間をつくり薪棚への収納が終わったのが今日である。

 当然だが、春の作業は遅れに遅れ未だに畑には苗がない。水田の周囲は草だらけの状況である。今日から苗の植え付けと草刈りを始めるのだが、今週末から桑の収穫が始まるのだが、先に書いたように菌核病の防除に失敗したため、病気に罹った白い果実が半端ない割合で割合で混じっている。さらにだが、今年はクワキジラミの発生数が多いだけでなく、カメムシの数も多い気がしている。この二種の虫に対して適応のある農薬は存在しない。

 明日、いや今日から、カボチャ、トウガラシ、ナス、タケノコイモ、ソルゴー、ゴーヤ、さらに何種類かのハーブの植え付け始める。水田周りの草刈りも待ったなしだ。春先からみすぼらしい畑の目隠しにと道路際に植えていた菜の花を切った。ここにトラクターを入れて夏の目隠しであるソルゴーを蒔く予定だが、間に合うかどうか分からない。

 と書いて5日が過ぎた。今日は19日である。トウガラシ、ナス、ソルゴーは植えた。水田周りの草切りもした。周囲の長さが約500m、法面の高さが1.5m程あるので最低 2 回は回る必要がある。南側は耕作放棄された水田に面しているので、2m程越境して切って行く。結局1,5 往復せざるを得ない。マムシがいた。アオダイショウの幼蛇がマムシとよく似た模様を持つのだが、マムシの方がズングリしているだけでなく動きが遅い。近づいて見れば顎が張っていわゆる毒蛇顔をしている。蛇がいると素早く追いかけて苅払い機で首を刎ねる人がいる。農作業中に噛まれる可能性があるのだから間違った判断ではない。では私にできるかといえば、躊躇してしまう。蛇に対するこの感情は、何が原因なのだろう。いっそのこと、攻撃してくれれば反射的に行動できるのだが。

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