少し落ち着いた

 しばらく、下書きしか書いていない。色々と書きかけのものは幾つもあるのだが、完結させずに放りっぱなしになっている。さて、雑用というには幾分以上に重たい社会的役割がようやく一段落した。さほど真面目に努めたわけではないが、先月の末で民生委員の任期がきれた。もう一期やってくれという話があったのだが、強く辞退した。もう一期務めることに対して、業務自体がいやだったわけではない。コロナワクチンの問題がなければ再任されることに異存はなかったのだが、一つだけ譲れないことがあった。国はいまだにワクチンを推進する政策を続けている。ご存知のように私は、非国民と言われることさえあるワクチン懐疑派である。月に1~2度、ご老人の自宅を訪問していたのだが、ワクチンの接種券が来たがどうしようをと尋ねられることが何度もあった。

 民生委員のバックにいる社会福祉協議会、市、県、その上の厚労省の全てがワクチン接種推進の立場にいるのである。コロナワクチンの安全性に大きな疑問を持つ人間として、ワクチン接種を勧めることはできない。もちろん打つなというのも踏み込みすぎになる。だから困るのである。万一のことが起こった場合、社会的な糾弾を避けようとすれば良心が痛むに違いない。自らの判断に従って行動すれば、周りから轟々たる非難を受ける蓋然性がある。幸い任期中にそうしたことは起こらなかったとはいえ、薄氷を踏むような気分の毎日だった。

 書類の整理、後任の方への引き継ぎなどを済まして、無責任なようだが少しだけほっとしている。気分を換える為に書類の整理とともに居室の大掃除をした。転居して10年あまり、動かなくなっていた障子をジャッキを使ってはずし、破れが目立っていた障子の紙も張り替えた、机の向きも変えた。七日ほどかけて何とか目処がついてきた。終活?そんなつもりはない。新しく買った本の置き場がなくなったのが最大の理由であった。平積みするしかなかった字訓、字統、字通、類語辞典が使いやすい位置に収まった。一寸古くなった生化学辞典、時に参照する専門書もそれなりの位置に収まり、気分的に風通しがよくなった気がしている。

 今後、書きかけて停止している数十本の記事を順次アップしようと考えてはいるのだが、農作業の方が楽しいことがネックである。今日も、今年度最後となるであろう渋柿の収穫に行ってきた。天気は良いし、空気は旨い。コンテナ3個が一杯になった。初冬となり四十雀と山雀の混群が、鳴き交わしながら飛び回っている。もちろん、見張り役のジョウビタキも近くの枝に止まって私の行動を見張っている。もう十二月、暖かいとはいえブヨは出ないと判断してネットを持って行かなかったのが間違いで、3ヶ所刺されてしまった。しばらく痒い日が続きそうだ。

 

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