いま統一教会の問題で国会は大騒ぎ、内閣改造のための身辺精査云々でバタバタしているそうだが、何人かいや何十人かの国会議員が、フェイスブックでの都合の悪い投稿をこっそり密やかに消去している。消した人や組織にとって困ったことは、彼らの以前の投稿のスクリーンショット(近頃は短縮してスクショと云うらしいなどと書くのが年寄りの証明である)を持っている人がいて、以前の画面を公表する事であろう。消しきれないと覚悟した人は、そんなこととは知らなかった、要請があれば祝電くらいどこにでも出す、私は知らない・事務所に問い合わせてくれなどと、白々しい回答を繰り返している。まあ予想されるみっともない行動である。
アメリカ疾病予防管理センターは Centers for Disease Control and Prevention の和訳名だが、これは公式の和訳名ではなく米疾病対策センター・疾患予防管理センター・疾患対策予防センターなど幾つかの用語が入り乱れている。通常はそのままCDCと使われる場合が多い。1946年に創設されたCDCは、アメリカのみならず世界の人々の健康と安全の保護を主導する立場にあるアメリカ合衆国の機関である。人に対して脅威となる種々の疾病について、調査・研究・対策を講じる世界的な研究機関としての役割を果たしている。というのが一般的な理解である。私も数年前までは、一応そういう機関として受け止めていた。でもそんな重要な機関に、どうして統一した和訳が存在しないのか、一寸考えてしまうな。
2年前くらいかな、新型コロナウイルス感染症が蔓延を始めたあと、訳のわからないワクチン擬を推奨するCDCは、私にとって信頼に値するものではなくなっていた。これはFDAも同様である。そこで何を見つけたか、以下に示す。
これはCDCの公式ホームページのスクリーンショットである。
Understanding mRNA COVID-19 Vaccines
Updated June 16, 2022
Understanding mRNA COVID-19 Vaccines
Updated July 15, 2022
見比べてみると、2022年7月15日にアップロードされたものにおいて、Facts About mRNA COVID-19 Vaccines の説明の3番目の項目が削除されている。その項目は
The mRNA and the spike protein do not last long in the body.
- Our cells break down mRNA from these vaccines and get rid of it within a few days after vaccination.
- Scientists estimate that the spike protein, like other proteins our bodies create, may stay in the body up to a few weeks.
という部分である。一応和訳する。
mRNAとスパイクタンパク質は体内には長期に渡って存在することはない。
我々の細胞はこれらのワクチンのmRNAを分解し、ワクチン接種後数日以内に処理してしまう。
科学者たちは、スパイクタンパク質は我々の体が作り出す他のタンパク質と同様に、最大で数週間体内に留まる可能性があると見積もっている。
CDC は何故この部分を削除したのだろう。接種に用いられるmRNAはそれ自身が安定になるように設計されているだけでなく、安定な脂質に包まれている。以前に体内において3ヶ月くらいは存在すると云う報告を見たことがある。6ヶ月と云う話を聞いたこともある。逆転写を起こし肝細胞のDNAに組み込まれると云う報告もある。言葉は難しい。長期にわたって存在することはないと云われても、長期とはどれくらいなのかは読者の判断だ。同じくらい難しいのが、 a few days と a few weeks で使われている a few の意味だ。我々は2~3 のと受け取る場合が多いが、これが several と同じであるとすればもう少し長くなる可能性もある。
それにしてもこの「mRNAも生成されたスパイクタンパク質も、体内には長期に渡って存在することはない」という項目が密かに消された裏には、消さねばならない何か決定的な事実があったとしか思えない。アメリカのみならず、人類の健康と安全の保護を主導する立場にあるアメリカ合衆国の機関であり、人類に対して脅威となる種々の疾病について、調査・研究・対策を講じる世界的な研究機関としての CDC である。そのCDC が、ホームページの記載事項、それもワクチンに含まれる主成分であるmRNA とスパイクタンパク質の体内での存在期間に関する記載を、コメント一つないまま消去した。何故だろう。これから先を考え、どう行動するかを決めるのは良識と常識をもつであろう読者だ。陰謀爺はここで書くのを止める。