バヌアツの法則

 妄想論である。陰謀論も好きなのだが、妄想も大好きである。いや、だからといって私だって信じているわけではない。ただ、経験則としてよく連鎖する傾向を持つ事象があるとすれば、少しだけ用心して気を引き締めて生活する。それだけである。

 過去にさかのぼってみると、バヌアツ付近でM6以上の地震が起きると、2週間以内に同等もしくはそれ以上強さの地震が、日本でも高い頻度で発生しているため、“業界”では「バヌアツの法則」と呼ばれている。太平洋プレートが関与しているようで、統計的には、バヌアツと日本には、6~7割の確率で、地震が連動するという。

 日本時間の10日、午後10時すぎに南太平洋でマグニチュード7.7の大きな地震が起こり、バヌアツで最大78センチの津波を観測した。アメリカ海洋大気局は、日本時間の11日までに周辺の島への津波のおそれはなくなったと発表した。これはバヌアツの法則が発動しそうな地震であることから、一寸怖いなと思っていた。さらにだが、山梨県で強くはないがM3程度の地震が今日の午後8時頃起こっていた。この地方で地震が起こると関東地方で地震が続くような気がしていた。

 福島県の沖でかなり大きな地震が起こった。当たったとはいえ単に予感が当たっただけで、私に学問的な基盤があるわけではない。いつも言うようだが、予感があれば数日間は一寸だけ気を引き締めて生活するというに過ぎない。今日は、そんな予感があったがゆえに、備蓄という意味で、醤油と味噌を少々買い足してきたところだった。

 多くの人がコロナ感染症だけにとらわれているが、我が国には原子力緊急事態宣言が継続して発令中である。原子炉は冷温停止状態になっただけで、冷温停止したという報道はなかったと思う。今回の地震、場所が場所で最もいやな場所で起こったことを考えれば、福島原子力発電所1〜4号機に大きな被害がないことを願っている。

 

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