しばらく前にアメリカの大統領選について少しだけ書いたことがある。何とか云いながらも、世界の大国であるアメリカ合衆国、我が国も安全保障条約を結んでいるこの国の大統領が、売田になるか都灯になるかは大きな問題である。1月6日以来、毎晩というか毎朝3時から5時頃まで、情報が欲しくてネット上を彷徨っていた。寝不足である。朝と夜が入れ替わってしまった。
1月6日の議事堂乱入事件が論外の事件であることは当然として、あの事件以来アメリカの民主党も発狂したように見える。あの日のトランプの演説会場にアーミッシュの人たちが参加していたのは驚きだったが、ペロシ下院議長がジェンダーフリー思想を強制する法案を提出予定だと聞いて納得した。今まで、ほとんど何も書かなかったのだが(一度だけトランプの方が less worst であると書いた記憶がある)、なかなか書きがたいことが多く困っていた。書いてしまえば陰謀論者と認定されてしまい、後の話を聞いてもらえなくなるからである。どちらかと云えば less worst であるトランプを支持する立場に立つ理由にはいくつかの理由がある。でもそれは書かない。困っているのは、世のトランプ支持者の中に私が余り評価していない宗教団体の人がかなり多く、そういう人々が数多くの記事を発信している。何処までが本当でどの部分が彼らの希望であるのかを読み解くのが非常に難しい。これは彼らが嘘を言っていると云うのではない。人は皆、自分の主義主張と云う色眼鏡を付けていると云うだけである。同じことが、アンチ中共を旗印とする報道機関の報道を読むときにも存在する。アメリカに限らず日本のマスコミはバイデンで決まったと云う前提の記事しか掲載せず、トランプに関しては不利な記事しか載せない。
一寸だけ言い訳だが、私はグローバリズムの流れには危惧を抱いている。いつも云うように温和なローカリズムを好み、各民族の習慣や風習を尊重した国際社会を願っている。そういう意味ではGAFAが支配する世界には強い違和感を持っているわけだ。今回の大統領選に関してGAFAを始めとするSNSとマスコミのトランプ側の人々に対する処置には驚くを通り越して嫌悪感さえ感じているわけだ。SNS全体主義とでも言えるかもしれない。この選挙、日本的価値観からトランプの負け際が汚いなどとする批判はいろんなところで目にするのだが、反面判官びいきの論が述べられることはほとんどない。原点に戻るとすれば、不正選挙があったかどうかが判断の基礎であるべきだと考えるのだが、そこから説き起こす報道は日本にはなさそうだ。などと云っても、他国のことである。弾劾案が下院を通ったとしても、19日までは上院は閉会している。もちろん19日以前であっても、上院議員全員の合意があれば開会可能なのだが、共和党議員全員の合意がとれるとは思えない。つまり、そこまではトランプが法に則った大統領である、と書いた新聞はないような気がしている。これからどうなるのか、まだ全く分からない。
昨年の11月3日以来、寝不足が続き視力がかなり落ちている。この選挙に決着がつかない限り、眼鏡が必要になりそうで免許更新にも行けないわけだ。でも、世界の金融史、アメリカ史、スイス、イギリスの凄さと強欲さなど、私はほとんど知らなかった。現代史を学習するには良い機会であったと云える。あと数日、早朝まで頑張ることにしよう。
それはそうとコロナの問題なのだが、世界中の政府の対応はすべて優先順位の置き方が間違っている。と思うのではなく断定だ。コレラも、赤痢も、ペストも、結核も、チフスも怖い伝染病である。そうであるのに、なぜあなたは怖く感じないのか。治療薬があるからである。コロナウイルス感染症に対して、罹ったら飲めば効く薬があれば、ここまでの社会不安をもたらすことはなかったはずである。しかし、各国政府は治療薬を探すことに力を入れることなく、まだ成功したことのない抗RNAウイルスワクチンへの誘導を続けてきた。コロナウイルス感染症に効果がありそうな既存薬がいろいろリストアップされているのだが、これらが話題に上ることはほとんどない。ご老体の政治家は論外として、マスコミのサイエンスに対するリテラシーの低さに唖然とせざるを得ない。先日書いた20グラムの春菊の記事も無知の極みの報道であったが、それと同じことがはるかに大きなスケールで進行しているのである。まあ田舎の爺がいくらぼやいてもしょうのない話だが、何とかしないともっと悲惨な状況に陥ってしまいそうだ。