使っていたiMacが突然立ち上がらなくなって半月以上経った。その間、かなり古いMac Airをもっと古いCRTにつないで使っていたのだが、OSのバージョンは古いし日本語入力は付属の古い「ことえり」を使わざるを得ないということで、いま一つペースに乗れなかった。OSが古いとアクセスできるサイトが限られてしまう。ウィキペディアを頭から信じているわけではないが、頭から接続を拒否されると、ちょっとした記憶の確認などまで滞ってしまう。新しいマシンを買おうと思っていたのだが、従来使っていたソフトが新しいOSの下では動かないことがわかった。ソフトを買い揃えるととんでもない金額になりそうなので、その辺りを考慮して中古のマックを探してもらうことになった。
などなど、いろいろありまして、なんとか新しいマシンを手に入れた。とは云え、いろいろと使いやすいようにセットアップしなければならない。暇をみながらあれこれといじっているのだが、付属の日本語入力ソフト である「ことえり」が賢くなっているのには驚いた。しかしながらやはり馴染んだ環境の方が違和感がない。この際、ATOKの最新版を入れようと思ったら、なんとも価格が高い。さらに、いろんな機能が多過ぎて鬱陶しく感じた。つまり定年後の老人の手には負えそうにないと判断した。長年使ってきたATOKだが、もう買うのは諦めた。もっと軽くて使い勝手の良く少し長めの単語の登録機能を持つ適当なソフトはないかと探していたら、「かわせみ」という昔のEGBRIDGEの流れを組む日本語入力ソフトが販売されているのを見つけた。私のMacのOSでは「かわせみ2」が動く。1ライセンス契約買取でわずか2,200円だから、価格も実に手頃である。良いか悪いかはわからなかったが、使いづらくて捨てるにしても2,200円で済む。すぐに買った。ダウンロードして使ってみると、これが実に軽快に動く。とても気に入った、満足、満足。
これで少しばかり書き続ける気になってきた。なんでもない入力作業の補助ソフトなのだが、ここで気を外らすようなちょっとした何かがあると、思考の流れが中断してしまう。何を書こうとしていたのかを忘れてしまうのである。必要以上の先読み変換は、定型文書の入力にはとても有効だと思うが、私のような人間にとっては鬱陶しいものである。つまり、私が大量に流通しているソフトウエアに適応できない老化した少数派であるというだけである。
今朝は雨である。農作業はおやすみ。ずっと晴れた日が続いていたので、今日の雨で作物も一息ついただろう。しばらく寒い日が続いたのだが、そんな日の朝は植物の葉っぱが凍っているため、なまじ作業をすると折れてしまう。つまり、働くのは10時過ぎから寒くなる前の午後4時半くらいまでになる。根っからの無精者である私にとっては、なんとも嬉しい季節である。とは云え、そんな楽な日々ももうすぐおしまい。玉ねぎのべと病の防除、山の土地の法面の整備、再来年のために薪の作成等々、すべきことは山積している。