駒打ち

 朝から小雨が続いて何もできない。畑に出ようにも足場が悪い。残念だが、百姓とはそんなものであるものである。他にすることがあるかと考えれば、作業小屋の整頓くらいだが照明が暗いので老眼にはちょっときつい。仕方なく出荷者用の栽培管理記録表を書いたり今年度の作付け計画書を書いたりしていたのだが、どうにも動きたい。軽トラに乗って近場のナフコに行ったら、知り合いが何人も来ていた。皆、同じように感じているらしい。雨の日は、ナフコ、コメリ、そしてパチンコ屋が混雑するという。

 午後4時を過ぎて少し小雨になったので、ウインドブレーカーを着込んで外に出た。今日は、シイタケの駒打ちを予定していた。5日ほど前に、昨年の11月に切って放置していたクヌギの木を1.2mくらいの長さに切断して持ち帰り、毎日水をかけて吸水させていたのである。実はこのシイタケ栽培、過去5年ほど試みているのだが、一度も収穫に至っていない。日当たり、雨あたりなどの条件を満たす置場所を見つけきれなかったのが原因のようだ。もっとも大きな原因は水不足であると判断している。

 今年こそと思いながらドリルで穴を開けていたら、ドリルの刃がポロリと落ちた。取り付け用の締め具を探すが、マーフィーの法則が宣う通り大事な時には見つからない。またもや近場にある工具店に走った。結局、駒を打ち終えたのは7時頃、打ち終えた原木は軽トラの背中に乗せたままで本日の作業は終了。

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