ポルフィリン停滞

 ポルフィリンの話が滞っている。話を進めようという気はあるのだが、ここまで忙しいと落ち着いて机の前に座る時間が取れない。夜があるだろうと云われるかもしれないが、夜になると書く体力も気力も視力さえも激減している。この繁忙期を抜けるまで、まとまった話は無理かもしれない。

 山下惣一さんという農民作家と呼ばれる方がいる。私より一回りほど年長の方だが、農民作家というより農業哲学を提唱している方であると見た方が正しいだろう。まあ、お金至上主義・新自由主義が蔓延している現代においては、異端の人として見られるかもしれない。年長の方に向かって失礼な書き方かもしれないが、彼の著書を読む限りにおいて、私の持つ価値観に非常に近い人であると極めて好意的に評価している。この方は、農作業や講演活動をやりながら1960年代から執筆を続けてこられた。彼の持つ農業哲学に共感するとともに、執筆活動の継続を支えてきた気力と体力にも敬服するほかない。

 気力・体力・視力の落ちた私のいま一つの言い訳だが、使用していた大画面のiMacが半月ほど前にダウンした。本人同様、このマシンも弱っていたらしい。何とも困ったことだが、ChemDrawで作っていた図が昇天したのである。これは痛手である。現在はサブマシンであるMac Airを使って更新している。

 もちろん、Time Machineを使ってのバックアップはとっていたのだが、疲れた老眼を痛めつけるようなMac Airの小さな画面を使っての再構築はやりたくない。さらに、Wordでつくった文書、ChemDrawとPowerPointで作成した図、KEGGのいくつかの図、何ページかのWeb上のページを行き来しながらの作業は、13インチ程度の画面ではあまりにも能率が悪い。iMacの復活を待つ日々である。

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