退職寸前

  科学ブログが滞っている。原稿は一応できているのだが、少ばかり書きにくい部分があり放置したままだ。書きにくいとは云っても私自身に関する問題であり、ここにどうけりを付けるか迷っているわけである。あと1〜2週間ほど考えて結論を出したい。

  3月に入ってもう10日が経った。勤め人生活はあと10日で終わりとなる。何度も辞めているから免疫が付いているらしく、取り立てて感傷はないとはいえ、これが最後だと思うとこれからどうやって生活していくかについてはかなり気になる。若かった頃は、辞めても次の仕事への誘いがあったが、この年では誰も誘ってくれない。当たり前の話である。年を取ると、できる仕事が激減することをひしひしと感じている。とはいえ、しばらく放置しておいた田んぼと畑は、私を待っているようだ。

  自ら積極的に動くしかないことは分かっているのだが、根が無精・怠慢であるため動きが遅い。口の悪い友人は、その年になって働き口を探すなんて、いままでの人生でサボってきたツケが回ってきただけだと断言し、面白がっている。そうかなと少し反省しようとは思うのだが、反省なんて3歩も歩けばすぐに忘れ去るものである。「曾子曰く、吾(われ)、日に三たび吾が身を省みる。」論語に出演している 曾子であっても、日に3回も振り返らないと身を律することを忘れてしまうと書かれているではないかなどと、超訳誤解を決め込んでいる。

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