燃費一筋

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 今日は寒い。一日雪模様であった。愛車の走行距離が11万キロを越えた。買ってから3年3ヶ月余り、よく走ったものである。通勤が往復で70キロ、土日は通作で往復160キロ、一月でおおよそ3,000キロ強を走る。従って、車を買うときの基準は当然ながら燃費である。スタイル、色、ハンドリング、加速性能などは全く無視して燃費一筋、判断基準が明確なので迷わずにすむのだが、内心はちょっと寂しい。

 考えてみると31歳で職を得たのだが、通勤距離は片道40キロだった。この頃から現在まで、平均して月に3,000キロを走っているため、累計の走行距離は125万キロを越えている。31歳の時、勤めた大学の給料はとても安く本俸で96,000円、手当を含めて130,000円余りだった。大学を出てから9年ほど経っていたのだが、当時の大学卒業生の初任給より低かった記憶がある。従って、車はディーゼル車を選んだ。当時は、数社がディ−ゼル乗用車を販売していた。いすずのジェミニ、アスカ、トヨタのカムリ、三菱のデリカ、シャリオなどを乗りつぶした。デリカはワンボックスカーだったのでリッター16キロ程度だったが、それ以外の車は20キロから23キロくらい走った記憶がある。

 石原都知事のディーゼル車排斥宣言の頃から、日本のディーゼル乗用車は一気に絶滅してしまったが、計算してみると走行距離当たりの二酸化炭素排出量はガソリン車よりかなり少なかった記憶がある。

 今年の東京モーターショーには、フォルクスワーゲン社から830 ccの2気筒ディーゼルハイブリッドシステムを持つコンセプトカー「ツインアップ」が出展された。公称値だが燃費は90 Km / Lを超えるという。メーカーの言う値に0.6〜0.7をかければ実燃費と考えても、リッター当たり54〜63 Kmとなる。まあ、発売されるかどうかは分からないが、一度は乗ってみたいものである。

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