5月6日に書いてアップするのを忘れていた。
今日は排水路整備の日、昨日からの雨はまだ降り続いているが、少々の雨であれば無視して決行するのが常である。午前8時に集合場所に行くと誰もいない、しまった何か間違ったらしいと全てを知っているSさんに電話をすると10時半からだという。一旦家に帰り再度出動、びしょ濡れになりながらの草切り、排水路に入っての作業は増水しているため中止となった。買って10年ほどたつ作業用のレインコート、全く水をはじかない。皆さん、立派なレインコートを着ている。あんたのレインコートは濡れとるばい、スプレーを定期的にせにゃなどといじられながら作業は終了した。確かに私だけ、体調を崩したニワトリみたいに濡れそぼっている。
周りの人々にとってレインコートはSSを使う農薬の散布時に必須である。年に数十回は使う必需品である。ところが散布する薬剤には展着剤(界面活性剤)が含まれているため、高級なレインコートであっても撥水性はすぐに低下する。使用後によく洗ったあと定期的に撥水スプレーを噴霧するのは、ルーチンの作業である。一方私は無精者なので、基本的に雨の日は働かない。レインコートを着るのは、こうした共同作業の時と、田植えの日くらいである。そして着用するレインコート自体の品質もかなり低い。まあ、あんたのレインコートはと、軽くいじられるのは、そう言える人間関係が出来たのだとポジティブに受け取って明るく作業をこなしてきた。
私の作業能力は他の人に比べればかなり低い。それは自認している。地域の人達にとってはそんな事は織り込み済みであり、私の労働力に大きな期待をかけているわけではない。それよりも、地域の色々な行事に参加する参加する気持ちがあるかどうかが問題である。参加さえすれば、何でも教えてくれるし、有益な情報もくれる。10年以上経って、ようやくこの地に根付いてきたような気がしている。