殺処分

  • 2020.12.02 Wednesday
  • 01:34

 神戸新聞Nextの記事だが「兵庫県淡路市の養鶏場で高病原性鳥インフルエンザが発生したことを受け、県は28日、飼育された全ての鶏14万5024羽の殺処分を完了したと発表した。淡路島内のごみ処理場に順次運び入れており、今後1週間程度かけて焼却。発生した養鶏場内の清浄化を含む全ての防疫措置は12月初旬に完了する見込みだ。」だという。

 https://www.tvmidtvest.dk/midt-og-vestjylland/risikozoner-ryddet-for-mink-nu-er-11-millioner-dyr-aflivet の一部をグーグル翻訳すると「デンマークのミンクブリーダーにとっては激しい週でしたが、現在、予備的な判決を受けています。コロナに感染したミンクといわゆるリスクゾーン内のミンクをすべて殺す作業が完了しました。これは合計1100万ミンクです。ミンクブリーダーにとっては困難な状況でしたが、私たちは一般的に理解と協力の意欲に直面してきました。HENNING KNUDSEN、UNIT MANAGER、FOOD AUTHORITY これは、デンマーク獣医食品局によってプレスリリースで述べられています。ここ数ヶ月、Covid-19の感染がユットランドの新しいミンクファームに毎日どのように広がっているかを見てきました。したがって、特別なリスクをもたらしたすべてのミンクが殺されたことは喜ばしいことです、とデンマーク獣医食品局のユニットマネージャーであるヘニング・クヌーセンは書いています。」少しばかりこなれていない日本語だが、簡単に言えば「コロナに感染した千百万頭のミンクを殺した、そしてこれらの特別なリスクをもたらしたすべてのミンクが殺されたことは喜ばしいことだ。」という内容である。」これも殺処分だな。しかしである、「すべてのミンクが殺されたことは喜ばしいことだ。」とは何という言いぐさだという気持ちが沸々と湧いてくる。

 宗像市に続いて宮崎でも鳥インフルエンザが確認されたようだ。また多数のニワトリが殺処分されるのだろう。殺処分か!何だかあまりにもパサパサと乾燥しきった情のない言葉だな。理性では仕方ないかもしれないと無理やり理解はしているものの、感情としては可哀想である。昔、ニワトリを飼っていた事があるのだが、彼等にも喜怒哀楽があり怖気を震う感情がある。人は我が侭だなとつくづく思う。今のワクチン騒動であっても、実はワクチン製造にアジュバントとして使うスクワレンは深海のサメから採取するのだが、「捕獲の対象となる深海のサメは繁殖率が極めて低く、その多くは絶滅危惧種である」。例えば、抽出できるスクアレンの量が特に多いウロコアイザメは、国際自然保護連合(IUCN)のレッドリストに絶滅危惧II類(危急種)だそうだ。     

https://natgeo.nikkeibp.co.jp/nng/article/news/14/2117/ 参照のこと 

 ニワトリを殺処分するのは自治体かな。保健所も絡むだろう。そうすると、役所は特定の宗教を絡ませるわけには行かないため、殺処分時にお経一つ上げてやることはないだろう。無慈悲に殺処分して、さっさと埋める。養鶏業者が私的に供養するしかないのかな。一寸の虫にも五分の魂を認めている多神教の私にとっては、何とも納得しがたい殺処分である。

 嫌なことを予想するわけではないが、宮崎に鳥インフルエンザが出たとすれば出水のツルの集団に発症する可能性が捨てきれない。出水で出たら、マスコミがツルがツルがと感傷的に大騒ぎするのは目に見えている。でもね、あそこにはツルだけでなくカモなどの水鳥も棲息している。水鳥は、身も蓋もない話だが、糞をして足でかき混ぜて泳ぐ。その後ろで別の鳥が潜って餌をとっている。感染が広がるのは早いかもしれない。餌付けして人が作ったツルの大コロニー、いつか崩壊すると思っている。

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