持病悪化?

 昨日、持病の薬が切れていたので博多の病院をハシゴした。近くの病院に転院すれば楽だろうとは思うものの、2ヶ月に一回くらいは都会の空気に触れるのも良いだろう思い、まだ通い続けている。その内の一件は、昔のソフトボール仲間の病院であるため、気楽にいつも通りお願いしますで,診察は終わる。ただ、問題はあった。私ではなく車にである。昨日も暑かったのだが、途中でエアコンが効かなくなった。送風口から熱風が吹き出してくる。エンジン温が上がりすぎていたわけではない、エアコン用のコンプレッサーの固着かと疑ったがそうでもなかった。冷媒用ガス抜けが可能性が高いのだが、その時点では確認できなかった。外気温は35℃位あったのだが、開けた窓から吹き込む35℃の風を涼しく感じた。

 この日、実は親戚に不幸があってそのまま荒尾市まで行く予定だった。エアコンなしで走るのかと、一寸だけ頭を抱えたが、郊外に出てスムーズに流れるようになれば、まあどうにかなるだろうと都市高速に乗った。判断は正しかった。都市高速を70Km 程の速さで10分くらい走ったらエアコン復活、何が原因だ?とにかく何とかお通夜に間に合って参列したのだが、お参りした方が多すぎて遅れた方は会場に入れなかったそうだ。例の3密回避令のせいっである。入場制限をかけたにも拘わらず、会場内はかなり混み合っていた。あれほど人が集まると言うことは、故人の人徳のなせるわざだろう。ただ、荒尾市と言えば直ぐ横が長洲である。100人以上のコロナ感染者が出ている熊本県長洲町のジャパンマリンユナイテッド有明事業所の所在地である。一週間ばかり、畑以外には出かけるのは控えよう。

 本題だが、今朝出かけるときにはいた靴下がいくぶん小さかった。その上、合成樹脂の滑り止めが内側に付いているタイプのものだった。これが敗因である。2時間ほど経つと、締め付けられた部分が痒くなってきた。そこで脱げば良かったのだが、そのままさらに6時間ほど我慢した。帰宅後、見てみると真っ赤な輪っかが足を取り巻いていた。痒いのなんの、切って捨てたいほどである。遅発性圧迫アレルギーという持病を持っていることを軽く見たのが間違いである。昨夜は痒くて眠れなかった。今日もまだ痒い。抗ヒスタミン剤を飲めばいくらか楽になるのだが、そうすると薬効が次の日まで残り一日中気分が悪くなる。多分、死にはしないが、持病悪化である。

 唐辛子の辛さを計る単位として、スコヴィル値( Scoville scale)という指標が設定されている。決め方は横に置くとして、日本で一般的な品種である「鷹の爪」のスコヴィル値は、約40,000~50,000SHU、世界的に有名なハバネロのスコヴィル値は約100,000~350,000SHU、激辛かつ致命的なトウガラシとして知られるキャロライナ・リーパーのスコヴィル値は約3,000,000SHUといわれている。トウガラシの辛みは、順次薄めたものを何人かで味見をすることができるため、ある程度の客観性らしきものが担保される。痒みについて同じようなインデックスがないかと調べてみたが見当たらない。アカイエカに指された痒みを1モスキート-ユニット(MSU)として、普通の蕁麻疹であれば5MSU、ブヨであれば35MSU、アブであれば50MSU・・・。考えてみれは、公平な比較ができない。痛みであれ痒みであれ、極めて個人的なものであって、他人との共有は不可能だ。ああ、今宵もまた痒い。アトピーの子供たち、頑張れ!

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