浮塵子

10/01

  今年は暑かった。ウンカが大発生しているとの話を昨日聞いた。皆、慌てているそうである。車から見て、坪枯れしたような田んぼに気付いてはいたが、ただの倒伏だと思っていた。私の田んぼは、途中でカメムシ防除を行ったのが幸いしたのかどうか分からないが、今のところ助かっている。(カメムシとウンカ、分類学的にはとても近いのです)

  日曜日に、そろそろ水を落とそうかなと考えながらも、今ひとつ決断がつかずそのまま帰って来ていた。そういえば、周りの人達も早めに収穫していた。そこで昨日、仕事が終わった後、田の水を落としに出かけた。秋の日はつるべ落としと言われるが、その通りである。5時過ぎに出かけたときは日が照っていたのに、現地に着いたらもう薄暗い状況である。仕事帰りであるため、長靴も手袋もない。

  あぜ道に車を止め、水路の中をサンダルで歩きながらの作業となった。ここでマムシでも出たら嫌だなと思ったが、途中で止めたのでは来た甲斐がなくなる。ほぼ手探り状態で1本の主排水管ともう1本の副排水管を開け、水口からの流入を止めた。(後2本、小さな排水管があるはずだが、暗くて位置が分からなかった。)たぶん、大丈夫だろう。しかし、周りから見たら不審人物としか見えなかったであろう。

  帰りに気付いたのだが、ヘッドライトの光の中に小さな虫がたくさん飛んでいた。どうやらこれがウンカだったらしい。稲刈りはいつになるのやら、師匠と相談しなければなるまい。

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