徒労

7/07

 6日は所用があって、田んぼへの出勤はできなかった。7日は一日の予定を胸に出かけたのだが、前日の宴会で少々疲れ気味である。安全第一の運転で、いつもより時間がかかった。昨年同様、この季節の雨は激しい。先週半ばから降った雨で、一部では被害が出ているようであるが、幸い私の水田には被害はなかった。先週、除草剤を散布したため水の流出を止めていたので、水位がだいぶ上がっていた。イネを溺れさせるわけにも行かないので、止水板を幅の狭いものに変更し5 cm程水位を下げることにした。それにしても降ったり止んだり、梅雨空は一定しない。

 山腹にあるクリ畑に移動して、道路脇の草刈りと、せり出してきた木の枝の処理を2時間余り行った。今月末に、この辺りの果樹園所有者達総出で、道路維持活動がある。まだ3週間ほど有るとはいえ、自分の土地の周りだけは早めに終わらせておかねばならない。陽が射すと、とにかく暑い。

 4時過ぎから、カキ畑の防除である。炭疽病とフジコナカイガラムシを対象にした散布である。散布直後に雨が降ると、効果は激減する。陽が強くなる前に撒くと、薬害が出かねない。空模様を見ながら、散布をするかどうかぎりぎりまで迷ったが、通作の悲しさ今日まかないと1週間遅れてしまう。決断して、5時前に散布液を作った。雨合羽を着て、長靴、ゴム手袋、ゴーグルにマスクという出で立ちで、1時間半ほどかけて散布した。外気温32℃での作業は温熱地獄である.もっとも脱ぐときの爽快感は格別であるが。なんとか仕事を終え、荷物をまとめて帰ろうとしたら、ワイパーが効かないほどの土砂降り、ああ今日の労働は何であったのか。

  今年はじめてニイニイゼミの声を聞いた。この声を聞くと夏を実感する。これが今日の収穫かもしれない。

カテゴリー: 未分類 パーマリンク