新米農民の日々

コース取り

 そろそろ田植えの用意を始める時期である。先週、3反ほどの水田をトラクターで耕したのだが、そのコース取りで師匠に笑われてしまった。一昨年から基盤整備をした田んぼは、一応長方形である。道路に沿ったまっすぐな端から順に耕していったのだが、最後に同じ場所を2度3度と耕すことになった。

 トラクターを転回させるとき、どうしても畦から2 m 弱の不耕起部分が発生する。ここを耕すには最後に畦に沿って田んぼを周回するほかない。最初に端から耕しても、そこをもう一度あるいは二度通らざるを得ない。つまり、端から少し離れたところから耕し始めるのが正解である。その後、専業の方達の作業を観察したのだが、皆さんのコース取りは実に上手い。同じ面積を耕すのに、私の半分くらいの時間と燃料で済ますのではないだろうか。それにしても、直進しているときのトラクターとは、眠気を誘うものである。

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